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ツチアケビ・4~鈴なり

 館町の“池の沢谷戸”に生育している「ツチアケビ(土木通)」。ラン科ツチアケビ属の多年性菌従属栄養植物で草丈は70~80センチ。初夏に直径2.5~3センチの花を茎の上部にたくさん咲かせ果実はソーセージのような形になる。ラン科植物の果実は蒴果が多いが本種は液果になり鳥などによって種子散布されると考えられている。ツチアケビは高尾山でも見られるが今年は果実はわずかしか残っていなかった。
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アキカラマツ・2~奈良ばい谷戸

 今日は二十四節気の“立秋”。夏至と秋分の中間になり秋の気配が立ち始める日となる。東京の夏至の日没時間は19時01分だったが今日の日没は18時41分で20分ほど早くなっている。日は多少短くなった感じはあるがまだまだ夏真っ盛りの暑さ。もう少しの辛抱ではある。
 写真は“奈良ばい谷戸”の道端で咲き始めた「アキカラマツ(秋唐松)」。キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で日本全土の山野に普通に生える。草丈は1メートルほどになり茎の上部に円錐花序を出す。ひとつの花の直径は8~9ミリで花弁は無く4枚の萼片は開花するとすぐに落ちる。多数の長い雄蕊の様子をカラマツに見立てている。
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