皆さん、おはようございます。
昨晩は、私が一昨年まで12年間に亘り在籍した(社)岐阜青年会議所の「新年賀詞交歓会」に出席してきました。
本年度の新理事長による頼もしい所信表明を聞き、私も後輩に負けじと決意を新たに誓いました!!
さて、「私の一押し作品」として今回の「酒器展」の出品作品をご紹介していますが、今日も昨日に引き続き《師弟編》ということで、備前焼の巨匠 安倍 安人先生と弟子の末田 恵先生の作品をご紹介致します!!
お二人の酒器は特に人気が高く、今回の「酒器展」でも末田先生の酒器は会期早々に完売してしまいました。
先ずは、師匠 安倍安人先生の作品です。巨匠作品らしく見応え十分です!!
安倍 安人「伊部酒呑」 H5.8×D6.4cm・・・・・参考出品 希少な伊部(いんべ)作品の逸品です!!
【裏面】 焼き重ねで生まれた見事な景色。
【見込み】 縁の一部を凹ました独特の口縁。
【高台】 爪で削った縮緬皺(ちりめんじわ)の高台。
【箱書】 安人先生の箱書も味があります。
【桐箱】 現存作家の酒器では珍しい二重箱。
次に、末田先生の作品です。赤みの強い土肌に粒子の細かな黄胡麻を何度も焼き重ねる作風は、「黄胡麻に関しては敵わない。」と師匠の安人先生に云わしめたほどです。
末田 恵「備前酒呑」 H5.8×D6.5cm・・・・・¥15,750-(売約済) 立ち姿・景色がとても美しい逸品です!!
【裏面】 末田先生の代名詞、黄金色に降り注ぐ黄胡麻。
【見込み】 安人先生同様、独特の口縁。
【高台】 高台に繋がる線刻がシャープさを与えています。
【箱書】 綺麗な書体の箱書です。
安倍 安人先生(1938~)は、画家を経て、焼き重ねという現代の備前焼の常識を覆す技法を打ちたてられて備前を代表する陶芸家の一人となられました。三回、時には五回も焼かれ生まれてくる作品は古備前を髣髴させます。
また、近年では備前の土肌に赤や金の彩色を施した「彩色備前」も発表されるなど、そのご活躍がますます注目を浴びています。
末田 恵先生は、1990年に島根大学法学部を卒業され、2001年に島根デザイン専門学校附属奥出雲陶芸研究所を修了されたあと、安倍安人先生に師事されました。現在は、島根県仁多郡横田町に築窯され、“注目”の女流作家の一人としてご活躍されています。
今回の《師弟編》も、楽しんでいただけましたでしょうか・・・・・・。
「師は、弟子に自分の全てを与え、また、弟子は、師の全てを学ぶ・・・・・・」、人間関係が希薄になったといわれる現代社会において、今もなお脈々と受継がれる陶芸界の師弟関係は貴重な関係です。
明日は、《親子編》をご紹介致します。お楽しみに!!
昨晩は、私が一昨年まで12年間に亘り在籍した(社)岐阜青年会議所の「新年賀詞交歓会」に出席してきました。
本年度の新理事長による頼もしい所信表明を聞き、私も後輩に負けじと決意を新たに誓いました!!
さて、「私の一押し作品」として今回の「酒器展」の出品作品をご紹介していますが、今日も昨日に引き続き《師弟編》ということで、備前焼の巨匠 安倍 安人先生と弟子の末田 恵先生の作品をご紹介致します!!
お二人の酒器は特に人気が高く、今回の「酒器展」でも末田先生の酒器は会期早々に完売してしまいました。
先ずは、師匠 安倍安人先生の作品です。巨匠作品らしく見応え十分です!!
安倍 安人「伊部酒呑」 H5.8×D6.4cm・・・・・参考出品 希少な伊部(いんべ)作品の逸品です!!
【裏面】 焼き重ねで生まれた見事な景色。
【見込み】 縁の一部を凹ました独特の口縁。
【高台】 爪で削った縮緬皺(ちりめんじわ)の高台。
【箱書】 安人先生の箱書も味があります。
【桐箱】 現存作家の酒器では珍しい二重箱。
次に、末田先生の作品です。赤みの強い土肌に粒子の細かな黄胡麻を何度も焼き重ねる作風は、「黄胡麻に関しては敵わない。」と師匠の安人先生に云わしめたほどです。
末田 恵「備前酒呑」 H5.8×D6.5cm・・・・・¥15,750-(売約済) 立ち姿・景色がとても美しい逸品です!!
【裏面】 末田先生の代名詞、黄金色に降り注ぐ黄胡麻。
【見込み】 安人先生同様、独特の口縁。
【高台】 高台に繋がる線刻がシャープさを与えています。
【箱書】 綺麗な書体の箱書です。
安倍 安人先生(1938~)は、画家を経て、焼き重ねという現代の備前焼の常識を覆す技法を打ちたてられて備前を代表する陶芸家の一人となられました。三回、時には五回も焼かれ生まれてくる作品は古備前を髣髴させます。
また、近年では備前の土肌に赤や金の彩色を施した「彩色備前」も発表されるなど、そのご活躍がますます注目を浴びています。
末田 恵先生は、1990年に島根大学法学部を卒業され、2001年に島根デザイン専門学校附属奥出雲陶芸研究所を修了されたあと、安倍安人先生に師事されました。現在は、島根県仁多郡横田町に築窯され、“注目”の女流作家の一人としてご活躍されています。
今回の《師弟編》も、楽しんでいただけましたでしょうか・・・・・・。
「師は、弟子に自分の全てを与え、また、弟子は、師の全てを学ぶ・・・・・・」、人間関係が希薄になったといわれる現代社会において、今もなお脈々と受継がれる陶芸界の師弟関係は貴重な関係です。
明日は、《親子編》をご紹介致します。お楽しみに!!
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