岐阜の画廊 文錦堂

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巨匠作品入荷(2)!!

2012-01-31 19:50:48 | 工芸
皆さん、おはようございます。
いやぁ~寒いですねぇ~。今日の岐阜は朝から雪がちらほらと舞っていましたが、現在は止み晴れ間も出てきました・・・。

さて、今日も昨日に引続き、新しく入荷致しました巨匠作品をご紹介致します。

その作品は?というと、2005年に古稀を機に陶芸活動を終了され、現在は文人として生活されている小林 東五先生(1935~)の「鉄絵徳利」「粉引杯」です。



小林 東五 作 「粉引杯」H3.5×D8.7cm・・・・・(売約済) /「鉄絵徳利」 H13.6×D8.0cm・・・・・¥157,500-

  “羽衣手”と呼ばれる軽やかな文様が描かれています。

 よどみない筆さばきの“刷毛目”。緊張感があります・・・。

 一箇所注ぎ口が作られた口縁。注ぎやすそう・・・。

 鉄分の多い灰黒色の土を胎土としています。

 

 さすがに箱書きも見事です・・・。

小林 東五先生は、小林全鼎(雲道人)の長男として京都に生まれ、父に師事し漢籍、書道、篆刻を学ばれました。
1973(昭和48)年に李朝陶磁の制作研究のために渡韓された後、81年に対馬で築窯され、以後詩書・篆刻・陶磁の総合的な個展を各地で開催されました。

陶芸家を引退されても、今もなお“李朝陶磁の名手”として名高く、その作品は愛好家垂涎の的となっています・・・。

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巨匠作品入荷!!

2012-01-31 09:05:28 | 工芸
おはようございます。
今日も岐阜は雲ひとつない青空の朝を迎えています。
ただ、明日からは最強寒波が襲来するらしく、岐阜の平野部でも予想では20cmほど雪が積もるらしいです・・・。
皆さん、どうぞお気をつけ下さい。

さて、昨日磁器土を使った透光性のある練り込み作品で、世界的に有名な陶芸家 ドロシー・ファイブルマンさんの「盃」作品をご紹介したところ、思わぬ多くの問合せを賜わり誠に有難うございました。
あまりの反響の多さに少々驚きました!?

今日も、新しく入荷した巨匠作品をご紹介致します。

その作品は?というと、故 小山冨士夫が「唐津の名手」と称えた西岡 小十先生(1917~2006)の晩年の作品である「絵唐津ぐい呑」です。
ただひたすら陶片を師に、頑ななまでに無冠の巨匠であり続けた小十先生の作品は、古陶器に関する周到な裏づけにより、侘び枯れた風韻と凜乎たる覇気を感じさせるとともに、小十先生の面差しに似た穏やかな品格さを持っています。

 

西岡 小十 作 「絵唐津ぐい呑」 H6.0×D8.5cm・・・・・(売約済) 簡潔で自由に描かれた船頭の文様。

 大ぶりな器形と外側に反ったやや厚みのある独特の口縁。

 鉄分の多い土肌がまた良い景色となっています。

 内にも釉薬がかかった高台。

 さすが巨匠らしく、晩年ながらも力強く書かれた箱書き。

西岡小十先生平成18年(2006)に八十九才でお亡くなりになりましたが、文錦堂でも平成15年に個展を開催させていただくなど、晩年の短い期間でしたがお付き合いをさせていただきました。

下記にご紹介するこの色紙も個展の折に、愛知県江南市の大口屋さんの餡麩 三喜羅を食され「これは美味しい!!」とその場でご揮亳されたもので、今では小十先生との良き思い出の作品となっています。

西岡 小十作 「○(餡麩) これ くふて 茶のめ」 小十先生らしい温かみのある画賛ですね・・・。



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珍しい作品が入荷致しました!!

2012-01-29 09:40:17 | 工芸
おはようございます!!
今日の岐阜は、雲ひとつ無い晴天の朝を迎えています。週末最後の日曜日、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて、昨日珍しい作品(盃)が入荷致しましたので、ご紹介致します。

その作品は?というと、磁器土を使った透光性のある練り込み作品で世界的に有名な陶芸家 ドロシー・ファイブルマンさんの作品です。昨年の7月 にNHK BS1でもBEGINJapanologyJapanophiles ドロシー・ ファイブルマン」が放送されるなど、彼女の作品は日本でも高く評価されています。



ドロシー・ファイブルマン Dorothy Feibleman 作  「Petal」 H4.0×D6.8cm・・・・・(売約済

 まるで万華鏡の如く模様が浮かび上がる半透明の器。

 小さな輪花形のセンス溢れる高台。

 作品専用のお洒落な仕覆も付いています。

 ※注)Petalの意味や和訳。 【名詞】 花弁,花びら

ドロシー・ファイブルマンさんは、英国 ロンドンのダウンタウン、ブリクストンという地区に自宅兼工房を構えられ、近年では愛知県常滑市にもスタジオを借り、イギリスと日本を往復しながら作品制作に励んでられます。

ドロシー・ファイブルマン  Dorothy Feibleman
【略 歴】
1951年 米国インディアナポリス生まれ
1973年 ロチェスター工科大学卒業 渡英後工房を設立
1993年 常滑市長三賞陶芸展INAXデザイン賞受賞
1998年 国際陶磁器フェスティバル美濃銀賞
2002年 同展金賞
2003年 市之倉さかづき美術館にて個展
世界各国で受賞、個展多数

【パブリックコレクション】
ビクトリア&アルバート美術館(英)、メトロポリタン美術館(米)、滋賀県立陶芸の森陶芸館、岐阜県現代陶芸美術館、佐賀県立美術館、出石町立伊藤清永美術館
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4月展示会の作品も到着!!

2012-01-28 12:13:26 | 工芸
皆さん、こんにちは。今日も寒いですねぇ~・・・。
今週は、東京出張や同業者の新年会があったりするなど忙しい一週間でした・・・。

さて、一昨日のブログにて次々展「焼〆展」【3月10日(土)~18日(日)】のDM掲載用作品が到着したとお伝え致しましたが、さらに4月に個展開催予定の伊藤 北斗先生からも早くもDM掲載作品が届きました!!

 リーフレット作成などの為、今回はいつもより早めです。 

第18回 タウンミュージアムぎふ 「伊藤 北斗展」【4月7日(土)~15(日)】 後援:岐阜県・岐阜市

これぞ個展作品!!とも云うべき素晴らしい出来栄えの逸品揃いで、居合わせたお客様と共にしばらくの間、その繊細でありながら優美で洗練された作風に思わず見入ってしまうほどでした・・・。

少々早いですが、あまりに可愛らしかったのでこの作品をご紹介致します。



伊藤 北斗作「釉刻色絵金銀彩金魚図壷」・・・H20.5×D22.0cm 

 金魚たちの愛くるしい表情にナントも癒されます・・・・・・。

   

伊藤 北斗先生(1961~)は、87年に東京藝術大学を卒業後、89年に同大学院を修了され、人間国宝 藤本能道先生に師事されました。現在は東京・日野市に築窯し、独自の“釉刻色絵金銀彩”による幻想的な世界を確立されるなど、色絵磁器のさらなる可能性を追求し続ける“注目”の陶芸家です。

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次々展「焼〆展」のDM作品続々入荷中!!

2012-01-25 09:02:45 | 工芸
皆さん、おはようございます。寒いですねぇ~・・・。
今日は強い冬型の気圧配置の影響で、26日にかけて日本列島の日本海側を中心に断続的に雪が降るそうです。
どうぞお気をつけ下さい。

さて、昨日のブログで次回展「桃山に想いを馳せて MINO展」【2月11日(土)~19日(日)】のDMが出来上がってきたと皆さんにご紹介致しましたが、早くも次々展「焼〆展」【3月10日(土)~18日(日)】に出品依頼をお願いした先生方から続々とDM掲載用作品が到着致しました。
先々を見越して頭を切り替えながら仕事をしていかなければ・・・。1年がアッという間に終わるはずですね・・・・・・。

真っ先に届いたのは、

 備前の金重 潤平さんです。

そして、

 末田 恵さん・森本 良信さん・渡辺 愛子さんからも。

他にも、新 学さん、大前 悟さんからも荷物が届きました。

どれもさすがDM掲載作品!!と思わせる出来栄えで、早くも若手人気陶芸家同士の“火花”が飛び散っています。
今から3月開催予定である彼らの競演が待ち遠しい限りです。

今年は私も期するところがあり、DMのデザインを一新するなど、様々な事に“挑戦”していこうと思っています。
今回の「焼〆展」では、グループ展のDMでは初めて出品作家全員の作品を掲載する予定で、今からデザインに頭を悩ませています・・・。
コメント (4)
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