岐阜の画廊 文錦堂

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大変お待たせ致しました!!

2017-06-30 10:10:29 | 工芸
皆様、おはようございます。

昨晩から朝方にかけて強く降り続いていたは止みましたが、今朝の岐阜はどんよりとした梅雨空の1日となっています。

さて、先日、仕覆作家の新田 好 先生が「~春爛漫~ 池田 省吾 陶展」の茶碗の仕覆をわざわざ届けてくださいました。
茶碗の造形が歪だった事もあり制作にかなり手間取られたそうですが、素晴らしい出来栄えに作品も一段格が上がりました。
4月の開催から大変お待たせしてしまいましたが、直ぐに発送に取り掛かりますので、作品到着まで今しばし楽しみにお待ち下さい!



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週末特別企画!!

2017-06-25 16:05:47 | 工芸
皆様、こんにちは。

今朝は長野県南部を震源とする最大震度5強の地震があり岐阜も強い揺れを感じましたが、幸い大きな被害はありませんでした。

さて、昨日は私の修業先が主催する親和会という交換会の年に一度の大会が開催された為、早朝から東京へと出張してきました。
横山大観、加山又造、藤田嗣治といった物故作家に加え、現存作家の草間彌生などが高額な価格で次々に落札されていきました。
また、陶器では岡部嶺男や八木一夫といった作品に人気が集まりました。
普段はなかなかお目にかかれない名品の数々を間近で見ることが出来、眼福の一日となりました・・・。

それでは、今日も「週末特別企画」と題して、新たに入荷してきた作品をご紹介したいと思います。
今日ご紹介する作品は、静岡県南伊豆の地で作陶する古松 淳志先生の最新作です。

三島、粉引を中心に、古陶に通ずる静かで変わらぬ美しさを求めて作陶活動を続ける古松さん。
師匠であられた 故 吉田 明先生譲りの素朴で渋味豊かな趣を放つ作風で、多くの愛陶家を魅了します。
この作品も五角形の一面に佛を刻み仏龕(ぶつがん)に見立てるなど、精神性の高い仕上がりとなっています。



   古松 淳志 作「黒陶佛龕五方盃」 H 5.3×D 6.6cm・・・・・¥9,720-

古松 淳志 / Atushi FURUMATU

1973年 神奈川県生まれ。京都大学農学部卒業。古陶の美しさに魅せられ、大学院中退後、陶芸家吉田 明氏に師事
7年弱の修行を経て、南伊豆にて独立 2012年 割竹式登窯完成
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私の一押し作品!!≪田中 孝太 編/NEW Generation展 2017より≫

2017-06-22 09:00:32 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日の岐阜は降り続いたも止み、朝から蒸し暑い1日となっています。

それでは、 今日も「私の一押し作品」と題して、「NEW Generation展 2017」から会期中ご紹介出来なかった逸品をご紹介致します。

今日ご紹介する作品は、今年から新たにご出展頂きました唐津の新鋭 田中 孝太さんの作品です。
故 中川自然坊 先生の最後の愛弟子として、唐津に新風を吹き込む孝太さん。
有望な若手陶芸家が群雄割拠する唐津において、師匠譲りの焼きにこだわったダイナミックな作風で存在感を発揮しています。
まだまだ粗削りながらも、今後の活躍が楽しみです・・・。



   田中 孝太 作 「朝鮮唐津徳利」 H 9.1×D 9.2cm・・・・・¥16,200-



   田中 孝太 作 「朝鮮唐津片口」 H 6.2×D14.2cm・・・・・(売約済



   田中 孝太 作 「朝鮮唐津ぐい呑」 H 5.4×D 6.8cm・・・・・(売約済



   田中 孝太 作 「朝鮮唐津ぐい呑」 H 4.5×D 7.2cm・・・・・(売約済



   田中 孝太 作 「斑ぐい呑」 H 5.4×D 7.3cm・・・・・(売約済

田中 孝太 / Kota TANAKA

1984年 山口県に生まれる 2009年 有田窯業大学校卒業/韓国 金業吉 氏に師事 2010年 唐津焼 中川 自然坊 氏に師事 
2012年 唐津にて独立 現在、個展・グループ展を中心に作陶活動を行う。
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私の一押し作品!!≪谷本 貴 編/NEW Generation展 2017より≫

2017-06-21 10:30:57 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日の岐阜は、昨晩からが降り続く生憎の空模様となっています。

それでは、 今日も「私の一押し作品」と題して、「NEW Generation展 2017」から会期中ご紹介出来なかった逸品をご紹介致します。

今日ご紹介する作品は、昨年に引き続きご出展頂きました 谷本 貴さんの作品です。
伊賀焼の復興に尽力した故 谷本 光生を祖父に、父に伊賀焼作家 谷本 景を持つ谷本家三代目の貴さん。
お母様も陶芸家という陶芸一家の中で育まれた芸術センスは、陶芸家仲間たちも一目置くほどです。
独創的な造形が特徴の「オブジェ」や近年手掛ける「楽」など、その自然体な作風は郷里の偉人 川喜田半泥子を髣髴とさせます。
茶陶として名高い伊賀焼において、次代の担い手としてその将来を嘱望される貴さんの今後の活躍がますます楽しみです・・・。



   谷本 貴 作 「伊賀茶碗」 H10.5×D13.0cm・・・・・¥108,000-



   谷本 貴 作 「伊賀徳利」 H13.5×D10.0cm・・・・・(売約済



   谷本 貴 作 「伊賀ぐい呑」 H 6.6×D 7.3cm・・・・・(売約済



   谷本 貴 作 「楽ぐい呑」 H 6.8×D 7.5cm・・・・・(売約済



   谷本 貴 作 「楽ぐい呑」 H 7.5×D 7.0cm・・・・・¥10,800-

谷本 貴 / Takashi TANIMOTO

1978年 三重県伊賀市に谷本 景の長男として生まれる 1997年 同志社大学文学部及び芸術専攻入学 
2002年 京都府立陶工高等技術専門校入学 2003年 森 正 氏に師事 2004年 イタリア留学 2005年 帰国後伊賀市にて作陶

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私の一押し作品!!≪古谷 宣幸 編/NEW Generation展 2017より≫

2017-06-20 10:49:13 | 工芸
皆様、おはようございます。

昨日・今日と岐阜は、30度を越す真夏日となっています。(

さて、今年も大盛況のうちに無事最終日を迎えることが出来た先の「NEW Generation展 2017」
今年は3名の新顔が新たに加わったことにより、昨年にも増して6者6様の個性がぶつかり合った見応えのある展覧会となりました。
来年はどんな熱き “競演” が見られるのか今から楽しみでなりません。

それでは、 「私の一押し作品」と題して、「NEW Generation展 2017」から会期中ご紹介出来なかった逸品をご紹介致します。

今日ご紹介する方は、昨年に引き続きご出展頂きました 古谷 宣幸さんです。
亡父 古谷 道生 先生や兄 和也さんが手掛ける信楽焼とは一線を画し、学生時代から難易度の高い「天目」に取り組む宣幸さん。
漆黒の器肌に浮かび上がる斑紋が美しい「油滴天目」作品は、他を寄せ付けないほどの高貴な雰囲気を醸し出します。
今展では、他にも黄金色に窯変した作品や茶色や銀色の細かい縦筋が無数に見られる「禾目天目」などが発表されました。
薪窯での焼成にも成功されるなど、今後の展開がますます楽しみです。

次号の「炎芸術№131」(阿部出版)では「天目」特集が組まれ、現代作家の天目として宣幸さんも大きく紹介される予定です・・・。




   古谷 宣幸 作 「天目茶碗 -薪窯焼成-」 H 8.5×D14.0cm・・・・・(売約済



   古谷 宣幸 作 「天目茶碗」 H 6.9×D13.0cm・・・・・¥86,400-



   古谷 宣幸 作 「天目徳利」 H13.7×D 8.2cm・・・・・¥32,400-



   古谷 宣幸 作 「禾目天目盃」 H 4.6×D 8.5cm・・・・・(売約済



   古谷 宣幸 作 「天目盃」 H 4.8×D 8.4cm・・・・・(売約済



   古谷 宣幸 作 「天目盃」 H 4.6×D 8.2cm・・・・・(売約済



   古谷 宣幸 作 「天目平盃」 H 4.0×D 8.6cm・・・・・(売約済



   古谷 宣幸 作 「天目平盃」 H 3.8×D 9.0cm・・・・・(売約済

古谷 宣幸 / Noriyuki FURUTANI

1984年 滋賀県甲賀市信楽町に生まれる 2005年 京都嵯峨芸術短期大学部陶芸コース 卒業 
2007年 アメリカ コロライド州アンダーソンランチアートセンターにて作陶 2008年 デンマーク スケルツコーにて作陶
2009年 岐阜県土岐市 花の木窯にて作陶
現在、信楽町にて制作し、個展・グループ展を中心に作陶活動を行う。
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