岐阜の画廊 文錦堂

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年末年始のお知らせ!!

2014-12-29 16:29:47 | 工芸
皆様、こんにちは。

いよいよ今年も残すところあと僅かとなり、何かとご多忙のことと存じます。
文錦堂も今日で無事、仕事納めを迎えました。 画廊内もお正月支度を整え、あとは新年を迎えるのみです。
娘も帰省してきて、今晩は家族全員で1年間の労を労いながら忘年会を楽しみたいと思います・・・。

ウィンドウを飾るのは、加藤 東一画伯(1916-1996 日展理事長・文化功労者)の書による「賀」
また、先日の信楽出張の際に一緒にお嫁入りしてきた古谷 和也さんの「信楽狛犬」が通行人に愛嬌を振りまきながらも文錦堂を護ってくれています。(笑)

 


玄関正面は、 長縄 士郎画伯(1923- 日展参与)作による扇面 「新雪」
置物は、来年も“福”が来ますように・・・と願いを込めて、原 憲司 先生作 による「黄瀬戸福字鉢」



床の間は、表千家一三代家元 即中斎(1901-1979)による軸装「項春」。 花入は、太田 梁さんによる「黄瀬戸花入」



画廊内も新年を迎えるべく華やかに飾り、準備万端です!!



《年末年始営業のご案内》

拝啓 年の瀬も押し詰まり、ご多用のことと存じ上げます。
さて、誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記のとおりとさせていただきます。
皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。
今年一年ご愛顧を賜りまして大変感謝申し上げますと伴に、皆様のご多幸をお祈り致します 。 敬具

年内営業   平成26年12月30日(火)  PM15:00迄
年始営業   平成27年 1月 7日(水)  AM 9:00より  
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2015年度第1弾!!次回展DMのご案内。

2014-12-24 17:04:15 | 工芸
皆様、こんばんは。

今日は、クリスマスイブ♪ですね。 どうぞ、素敵な夜をお過ごしください。

さて、来年度文錦堂第一弾を飾る次回展のDMが出来上ってきましたので、一足早く皆様にご紹介させて頂きます。
今度の酒器展は例年以上に優品が集まっており、乞うご期待です!!



 「酒器展 -2015-」/ 平成27年 1月10日(土)~ 18日() 会期中無休

若手人気作家の新作から物故巨匠作家の逸品まで、やきもの愛好家にとって現在最も人気の“コレクターズアイテム”となった「酒器」を一同に揃えました。
また、若手作家には「割高台」というテーマのもと、文錦堂オリジナル作品を発表して頂きます。
是非、この機会に、皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。

なお、「酒器展」開催にあたり、「交流会」を企画致しました。
つきましては、参加者を募集致します。 詳細は下記のとおりです。

ー交流会 案内状ー

この度、文錦堂オリジナル作品発表に伴い、制作して頂きました作家を交えて交流会を企画致しました。
ご自慢の器をお持ち頂き、岐阜の美味しい地酒を酌み交わしながら皆様と共に新年を祝い、楽しい一時を過ごせたらと思います。
参加をご希望の方は、文錦堂までお気軽にお問い合わせください。

日時: 2015 年  1月 10日(土) 19:00-21:00 (受付開始 18:30~)
会場: mirai  (岐阜市美殿町17 まちでつくるビル1F TEL 058-214-2535)
会費 : 5,000円/岐阜の地酒呑み放題付
※ 当日は、お酒の持ち込みもOKです。 銘酒やご自慢の酒器をご持参下さい。

当日は、平服でお気軽にご参加下さいますようお願い致します。
参加をご希望の方は、お手数ですが準備の都合上、2015年 1月 6日(火)迄にご都合を文錦堂までお知らせ下さい。
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クリスマス特別企画!!

2014-12-21 09:27:12 | 工芸
皆様、おはようございます。 週末の日曜日、いかがお過ごしでしょうか?

今朝の岐阜は、寒さも和らぎ、爽やかな冬晴れの朝を迎えています。

さて、街中では至る所からクリスマスソング♪が聞こえてくるなど、まさにクリスマス一色ですね。
ということで、文錦堂でも「クリスマス特別企画」と題して、スペシャルなクリスマスプレゼントをお届け致したいと思います!!
クリスマスプレゼントとして今日ご紹介する作品は、鹿児島県種子島にて作陶活動を続ける池田 省吾さんの魅力たっぷりの「茶碗」です。
ユーモラスな絵付けの織部や粉引作品でコレクターの方々に高い人気を誇る省吾さんですが、今回は「織部」「黒織部」による2作品です。
新年を、省吾さんのお茶碗で迎えてみてはいかがでしょうか・・・。

ご紹介致しました省吾さんの作品は、本日18:00~弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。

側面だけでなく、見込みや高台に至るまで、ぎっしりとバランス良く絵付を施された作品は見る者を楽しませてくれます。
高台に描かれたふんどし姿で踊る男の人は、省吾さん自身???



   池田 省吾 作 「織部茶碗」 H 7.8×D14.6cm・・・・・(売約済

続いて、珍しい「黒織部」による作品も。 華やかな織部作品とは一転して、古典的な図柄が情景たっぷりに描かれ、落ち着いた趣を漂わせています。



   池田 省吾 作 「黒織部茶碗」 H 9.9×D11.2cm・・・・・(売約済

  「-別冊 炎芸術- 珠玉の茶器」(阿部出版) P49 の掲載作品です。

来年4月には、池田 省吾さんの“初”となる企画展???も予定致しております。 来年も池田ワールドに注目です!!
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私の一押し作品!!《高麗シリーズ編/内村 慎太郎 陶展より》

2014-12-15 17:35:06 | 工芸
皆様、こんにちは。

「~高麗・唐津~ 内村 慎太郎 陶展」も無事に終わり、明日からの備前・伊賀・信楽出張に備えて、今日は2週間ぶりの休日を楽しみました。

それでは、今日も「私の一押し作品」と題して、「~高麗・唐津~ 内村 慎太郎 陶展」から会期中にご紹介出来なかった選りすぐりの新作群をご紹介致します。

今日ご紹介する作品は、一昨年、慎太郎先生が大病されたのを機に初めて発表され、大きな“話題”となった「高麗 I シリーズ」作品です。
高麗茶碗や桃山陶からインスピレーションを受けて数年前から構想を描き、形にされた作品は、今までの「使う」「育つ」という内村先生の作陶における信条を基軸としたコンセプトに現代を反映させ、鑑賞という観点も加えながら、新たな世界を創り出しています・・・。

井戸や黒高麗などに用いられる土を組み合わせて作られた作品は、貫入や窯変が従来とは異なり、使ってはもちろん、見ても楽しい作風に仕上がっています。



   内村 慎太郎 作 「高麗茶碗 《I》」 H10.2×D11.6cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「高麗酒盃 《I》」 H 5.9×D 6.6cm・・・・・(売約済



   内村 慎太郎 作 「高麗酒盃 《I》」 H 4.4×D 7.5cm・・・・・(売約済

また、この「高麗 I シリーズ」作品には、今展より全ての角を面取りした特別仕立てによる桐箱が付けられます。

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私の一押し作品!!《酒器編(ぐい呑2)/内村 慎太郎 陶展より》

2014-12-14 08:50:11 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日は、衆議院選挙の投票日ですね。 街中を各候補者の街宣車が走り回り喧騒とした昨日までと打って変わり、小雪が舞う静かな日曜日の朝を迎えています。



さて、6日から開催致しておりました「~高麗・唐津~ 内村 慎太郎 陶展」 も、本日大盛況のうちに最終日を迎えることが出来ました。
初日・二日目と内村先生ご夫妻が在廊されたこともあり、会期中は県内外から多くの愛好家の方々に足をお運び頂くなど、本年度文錦堂企画展の最後を締めくくるに相応しい個展となりました。
この場をお借りしまして、本展開催にあたり雑誌掲載作品や素晴らしい出来栄えの新作をご出展下さった内村先生並びに奥様、そして来場者の皆々様方に厚く厚く御礼申し上げます。

それでは、今日も昨日に引き続き「私の一押し作品」と題して、 「~高麗・唐津~ 内村 慎太郎 陶展」から選りすぐりの「ぐい呑」をご紹介していきます。
多種多様な酒器を作る内村先生ですが、品格溢れる作品群は多くの酒器党の“眼”を楽しませてくれました・・・。



   内村 慎太郎 作 「奥高麗ぐい呑」 H 5.2×D 8.0cm・・・・・(売約済

注) 桃山時代の古唐津茶碗で、高麗茶碗の特徴を採り入れたものを「奥高麗」と呼びます。
この奥高麗の「奥」の所以は、唐津の向うの高麗、そのさらに奥の高麗で作られたという説や、「奥」は「古い」という意味で、古い高麗茶碗を写したものだからという説など、諸説あって定かではありませんが、奥高麗の茶碗は古唐津の中でも一段格が高いとされ、古来より茶人に珍重されてきました。



   内村 慎太郎 作 「呉器盃」 H 5.4×D 7.0cm・・・・・(売約済

注) 高麗茶碗の種類の名称で、五器、御器とも記す。 特徴は、胎土が特に細かく、鉄分を含んでいるところから釉に赤味を帯びたものが多く見られます。



   内村 慎太郎 作 「茂三盃」 H 4.7×D 7.8cm・・・・・(売約済

注) 茂三(もさん)の名称の由来は、対馬藩藩士であった中庭 茂三が、寛永16年(1639)に朝鮮釜山の和館内に築かれた対馬藩宗家の御用窯「和館茶碗窯」に燔師(はんし)としておもむき、朝鮮陶工を指導して御本茶碗を焼かれたことによります。
「茂三茶碗」の特徴は、見込みの細めの刷毛(鶴刷毛)と高台内の渦で、その中央に小さな兜巾を見せています。 
釉色は黄味・赤味・青味を交えた枇杷色で、鹿の子の窯変もほどよく見られます。 総じて薄作りで、土は細かく、堅く焼き締まっています。



   内村 慎太郎 作 「玉子手山盃」 H 4.5×D 9.2cm・・・・・(売約済

注) 高麗茶碗の種類の名称で、釉色が卵殻色をなしているための呼称。 伝世品は少なく、その殆どは腰が丸く、口端が外反した姿で高台周辺は釉が掛けられずに露胎となっています。



   内村 慎太郎 作 「柿の蔕たちぐい呑」 H 5.7×D 6.6cm・・・・・(売約済

注) 高麗茶碗の種類の名称で、鉄分を含む黒褐色の胎土が用いられ、外側の釉掛かりが極めて薄い為に一見南蛮物の様な風情を感じさせます。

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