岐阜の画廊 文錦堂

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週末特別企画/~木塊~ 柴崎 重行 作品

2019-06-30 10:52:00 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日も岐阜は、朝から小雨が降りしきる生憎の天気となっています。

さて、今日は【週末特別企画】と題して、北海道八雲熊の伝説の木彫家と謳われた柴崎 重行さんの作品をご紹介致します。
2年前に開催し大反響を呼んだ「~木塊~ 柴崎 重行 遺作展」が記憶に新しいところですが、コレクターA氏のご好意によって再びご紹介させて頂けることとなりました。
柴崎さんの代表作を一堂にご紹介出来るのもこれが最後になるかと思いますので、この機会を是非お見逃しなく!!

掲載作品は、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売致しております。

「何百年もの間、風雪に耐えてきた樹には、その尊い生命と苦節の歴史があります。
その樹の種類によりそれ自体特有の肌の美しさ、荒々しさ、細やかさがあります。
また、年輪は温暖で素直に育った年、風雪・寒さに耐えて過ごした苦難の年など、よく語ってくれます。
木彫は、それ等を活かさなければならないし、作者としてそれを活かす義務があると思います。
私は、その為にも出来るだけ手を加えないような木彫をしていきます。 木彫の行きつくところ塊になるのです・・・。」(柴崎談)

野生の羆が集団生活を嫌うように、北海道八雲の木彫り熊の中において、熊崎さんの作品は他を寄せ付けない異彩を放っています。
自分の気持ちが熟して創作意欲が高まるまで制作されなかった柴崎さんの「熊」は、いつしか「幻の熊」と呼ばれるようになりました。
最初から形は決めず、素材の持ち味に逆らうことなく自然の息吹を感じながら彫られた柴崎さん。
彫り進めていくうちにその素材の素晴らしい面や線が現れてきて一頭の熊となったそうです。
北海道の大自然の空気を存分に吸い、山野を黙々と歩きまわり、制作意欲の高まりを持ち、一気阿成に斧を振り下ろす。
生涯、素材が持つ内なる魂と対峙し続けた柴崎さんの代表作が揃う「槐(えんじゅ)」「一位(いちい)」作品からお楽しみください・・・。



    柴崎 重行 作 「木彫り熊 銘:天地」H15.0×D17.4cm (売約済



    柴崎 重行 作 「木彫り熊 銘:合掌」H18.6×D16.0cm (売約済



    柴崎 重行 作 「木彫り熊 銘:先達」H15.0×D15.2cm (売約済



作品右から

    

    柴崎 重行 作 「木彫り熊 銘:ボスとリーダー」H 8.8×D10.2/H10.2×D11.2cm (売約済

続いて、自分の手法と刀がピッタリと合うと、柴崎さんが生前好んで材料に用いた「栓」の木による作品も。



    柴崎 重行 作 「木彫り熊 銘:思案」H17.0×D17.0cm ¥432,000-
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週末特別企画!!

2019-06-29 11:30:47 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日の岐阜は、朝からどんよりとした梅雨空に覆われています。

さて、今日は山田 和先生の代名詞とも云うべき作品《炎舞志野》の新作ぐい呑が入荷しましたので、久しぶりに「週末特別企画」と題してご紹介致します。
通常、志野では使われない種類の長石釉を用いて作られる《炎舞志野》。
和先生ならではの巧みな造形感覚に、あたかも窯の炎が揺らめくような妖艶な趣を感じさせる釉調が合わさり、圧倒的な存在感を漂わせています・・・。

掲載作品は、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売致しております。



   山田 和 作 「炎舞志野ぐい呑」H 7.0×D 8.4cm ¥86,400-






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私の一押し作品!!《大岩智之 編/NEW Generation展 2019より》

2019-06-28 13:16:01 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、どんよりとした梅雨空が広がっており、時折が降り出したり晴れ間が覗いたりとスッキリしない空模様となっています。
今週は、年に一度の業者間の大会があって東京へと出張していた関係で、ブログが更新出来ず大変失礼致しました。
今回は絵画が中心で熊谷守一や藤田嗣治、白髪一雄にルノアールなど、名品の数々が高値で次々と競り落とされていきました。

さて、大盛況のうちに幕を閉じた先の「NEW Generation展 2019」
今年も4名の新顔が新たに加わったことで、文錦堂名物企画展に新風を吹き込んでくれました。
来年は、どんな熱き “競演” が繰り広げられるのか今から楽しみでなりません。 乞うご期待です!!

それでは、「私の一押し作品!!」と題して、期間中ご紹介出来なかった逸品をご紹介させて頂きます。

今日ご紹介する作品は、兵庫県赤穂郡上郡町で作陶活動を行う現在注目の作家 大岩 智之さん(‘77)の新作です。
大岩さんも今展初登場組の一人ですが、師譲りの洗練された造形と修業時代に培った経験と知識によって生まれる多彩な景色で今展でも存在感を放っていました。
土作りから成型、焼成まで奥が深すぎる備前焼において、新たな可能性を感じさせてくれる大岩さんの今後の展開からますます目が離せません・・・。



   大岩 智之 作 「黒 碗」H 9.7×D14.0cm・・・¥70,200-



   大岩 智之 作 「備前鶴首徳利」H16.2×D 9.0cm・・・(売約済



   大岩 智之 作 「黒瓢徳利」H15.8×D 8.6cm・・・(売約済



   大岩 智之 作 「黒ぐい呑」H 6.8×D 6.4cm・・・(売約済



   大岩 智之 作 「黒ぐい呑」H 7.4×D 6.7cm・・・(売約済



   大岩 智之 作 「黒ぐい呑」H 5.8×D 7.0cm・・・(売約済
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私の一押し作品!!《氏家昂大 編/NEW Generation展 2019より》

2019-06-15 17:34:01 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、午前中曇り空に覆われていましたが、午後に入ってからが降り出す生憎の天気となっています。

さて、次代の陶芸界を担う俊英たち6名による熱き “競演” となった「NEW Generation展 2019」 【~16日()】も残すところ明日1日となりました。
おかげ様で、今日も悪天候の中、切れ目なくお客様がお越し下さるなど連日多くの方々で賑わっています。
最終日となる明日も、皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げております。

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、今展から選りすぐりの逸品をご紹介させて頂きます。

今日ご紹介する作品は、大胆な造形と色彩で現在注目の作家 氏家 昂大さん(‘90)の新作です。
文錦堂初登場の氏家さんですが、貫入に漆や呉須などを染み込ませる独自の作風は今展でも多くの愛好家から関心を寄せられました。
他を圧倒するような存在感溢れる氏家さんの作品は、今展でも大きなムーブメントを起こしています・・・。



   氏家 昂大 作 「漆貫入彩御深井花器」/DM掲載作品 H21.4×D13.2cm・・・・・(売約済



   氏家 昂大 作 「緑釉漆朱彩茶碗」 H 9.4×D14.6cm・・・・・¥54,000-



   氏家 昂大 作 「漆貫入彩白磁片口」 H10.8×D18.0cm・・・・・(売約済



   氏家 昂大 作 「漆貫入彩御深井ぐい呑」 H 6.0×D 7.2cm・・・・・(売約済



    氏家 昂大 作 「漆貫入彩白磁ぐい呑」 H 5.8×D 8.2cm・・・・・(売約済



   氏家 昂大 作 「緑釉漆朱彩ぐい呑」 H 5.8×D 8.0cm・・・・・(売約済
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私の一押し作品!!《藤田直樹 編/NEW Generation展 2019より》

2019-06-14 12:48:40 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、午前中は青空が広がっていましたが、午後から次第に雲が広がってきており天気は下り坂の予報となっています。

さて、次代の陶芸界を担う俊英たち6名による熱き “競演” となった「NEW Generation展 2019」 【~16日()】。
昨日は、関 守高先生がいらして下さるなど陶芸家の先生方も多く来廊されています。
どうぞ今週末は、皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げております。

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、今展から選りすぐりの逸品をご紹介させて頂きます。

今日ご紹介する作品は、瀬戸で作陶活動を続ける藤田 直樹さん(‘90)の【青磁】作品です。
日本工芸会で入賞重ねる藤田さんですが、20代とは思えないような品格溢れる作風は今展でも多くの愛好家から高い評価を得ています。
今展では、筒形の作品や線を施した作品にも挑戦されるなど、意欲的な青磁作品を数多くご出展して下さいました。

赤・黄・黒など数種類のベンガラを塗り込んだ《二重貫入》はより深い趣を放ち、青磁ならではの神秘的な美しさをさらに際立たせています・・・。
青磁の魅力の一つに貫入があり、中でも厚い釉薬を突き抜けて器面に現れた貫入と、途中で止まって表面にまでは至らなかった貫入が一つの作品に組み合わさったものを二重貫入という。



   藤田 直樹 作 「青磁茶碗」 H10.2×D10.2cm・・・・・(売約済



   藤田 直樹 作 「青磁茶碗」/DM掲載作品 H 8.6×D12.4cm・・・・・(売約済



   藤田 直樹 作 「青磁片口」 H10.0×D10.0cm・・・・・(売約済



   藤田 直樹 作 「青磁ぐい呑」 H 6.0×D 6.0cm・・・・・(売約済



   藤田 直樹 作 「米色瓷ぐい呑」 H 4.4×D 9.4cm・・・・・(売約済



   藤田 直樹 作 「青磁ぐい呑」 H 5.2×D 5.5cm・・・・・(売約済
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