岐阜の画廊 文錦堂

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次回展のご案内!!

2018-11-30 10:26:16 | 工芸
皆様、おはようございます。

早いもので、今日で11月も終わりですね!? 時の経過の早さに、改めて驚きます。
ここ暫くの間続いていた、深見 文紀さんの納品作業もほぼ終えて、ようやくホッと一息つけるようになりました。

さて、今年も残すところあと一ヶ月。
本年度、文錦堂最後の企画展として大トリを飾って頂く次回展のご案内をさせていただきます。
次回展は、2年ぶりの開催となる内村 慎太郎さんの個展を開催致します。
今展では、炎芸術(阿部出版)に掲載された茶碗が全て出品してもらえる予定で、一年を締めくくるに相応しい個展となりそうです・・・。

 炎芸術№135/2018 秋号 特集 唐津「わざ」の宝庫

 「-桃山・李朝ー 内村 慎太郎 陶展」 平成30年12月 8日(土)~ 16日() 会期中無休

桃山や李朝中期の高麗青磁に魅せられ、福岡県糸島市の地でひたすらに追求し続ける陶芸家 内村慎太郎さんの個展です。
本年10月には、京都・野村美術館に於いて個展を開催されるなど、内村さんの作品は茶の湯関係者からも高く評価されています。
今展では、炎芸術№135に掲載された茶碗など、茶器を中心に酒器や食器など、魅力溢れる新作が多数出展されます。
古陶を意識しつつも、次代を反映し鑑賞という観点も大切にされる内村さんの新作群を、皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。

8日(土)・9日()内村 慎太郎 先生在廊の予定です。
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週末特別企画!!

2018-11-25 15:24:59 | 工芸
皆様、こんにちは。

3連休最後の日曜日、いかがお過ごしでしょうか。
深見 文紀さんから先の個展の桐箱がドサッと届き、この一週間、父と共に納品作業に追われています。
深見さんからも「横浜高島屋の個展が続いてあった関係で納品が大変遅くなり、申し訳ございませんでした。」とのことです。
作品到着まで、今しばしお待ちくださいますようお願い申し上げます。

さて、今日も「週末特別企画」と題して、新たに入荷してきた作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、信楽から伊賀に工房を移された鈴木 大弓先生の意欲作【鉄釉爵】です。
この作品は、11月1日付で発刊された炎芸術№136にも掲載されています。
古代中国で作られた青銅器の酒器「爵(しゃく)」を陶器で巧みに表現された作品です。
鉄釉によって器肌に窯変の景色が現れ、幽玄な趣を放つこの作品は、大弓さんの新たな代表作となることでしょう・・・。



   鈴木 大弓 作 「鉄釉爵」 高13.4×幅6.4×奥行11.2cm・・・・・¥21,600-

   炎芸術№136/2018 冬

鈴木 大弓 (すずき ひろゆみ)

1981年 宮城県仙台市に生まれる。中央大学総合政策学部卒業 大学在学中に作陶を始め、大韓民国の聞慶・慶州にて修行
2009年 信楽にて独立 2010年 ギャラリー陶園(甲賀市信楽町長野)及び現代陶芸サロン桃青(大阪市)にて個展を開催
2016年 伊賀に工房を移す

焼締めのほか、多彩な釉薬作品を手がける
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週末特別企画!!

2018-11-18 17:49:06 | 工芸
皆様、こんにちは。

秋も深まり、全国各地で紅葉が見頃を迎えていますね。

さて、今日は久しぶりに「週末特別企画」と題して、日増しに寒さがつのるこの季節にピッタリな逸品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、生涯に30基以上の窯を築いた伝説の陶芸家 古谷 道生 先生の代表作【信楽三角扁壺】です。
タタラづくりにより成形された器形は、現代的な造形美に溢れ、独特の色鮮やかな緋色による景色と相まって見る者を惹きつけます。



   古谷 道生 作 「信楽扁壺」 H23.0×D27.0cm・・・・・¥220,000-

古谷 道生 (ふるたに みちお)

1946年 滋賀県甲賀郡信楽町神山(現甲賀市信楽町)の半農半陶の家に生まれる
1964年 滋賀県立甲南高等学校窯業科を卒業し、京都府陶工訓練所に入所  内田 邦夫が開く、内田クラフト研究所に入所
1968年 日本一周陶業地研修の旅(轆轤賃挽きのアルバイトをしつつ全国陶業地を廻る)に出る
1970年 穴窯を信楽町神山に築窯し独立 1971年 中国国際陶芸展入選、日本陶芸展(毎日新聞社主催)入選 
1982年 信楽陶芸展最優秀賞受賞 1985年 西武陶芸展大賞受賞 1996年 日本工芸会近畿賞受賞、滋賀県文化奨励賞受賞
2000年 7月19日没・享年54

日本伝統工芸展・日本陶芸展・中日国際陶芸展 等、多数入選 / 秀明文化団より秀明文化基金賞受賞 
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私の一押し作品!!≪ぐい呑 編/谷本貴 陶展より≫

2018-11-10 16:32:28 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日も秋らしい爽やかな陽気で、絶好のお出かけ日和ですね。

さて、現在開催中の「-伊賀・楽- 谷本 貴 陶展」【~11日()迄】も残すところ今日・明日の二日間となりました。
今日は、ご常連のお客様がご夫妻でお越し下さり、陶器談議で会話が弾む楽しいひと時を過ごしました。

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、今展からも選りすぐりの逸品をご紹介していきたいと思います。
今日ご紹介する作品は、皆様お待ちかねの「ぐい呑編」です。
今展では【伊賀】【楽】によるぐい呑が出展されましたが、取分け『楽』作品に人気が集まりました。

伊賀の土を用いて、伊賀焼には無い柔らかさと共に色彩を加えた作品を作りたかったと話る貴さん。
貴さんの『楽』作品は、楽専用の小さな窯で鞘に入れず直接焼成されることによって一層個性的な趣を醸し出しています・・・。



   谷本 貴 作「楽ぐい呑」 H 6.5×D 7.5cm (売約済



   谷本 貴 作「楽ぐい呑」 H 6.8×D 6.8cm (売約済



   谷本 貴 作「楽ぐい呑」 H 6.4×D 7.0cm (売約済



   谷本 貴 作「楽ぐい呑」 H 6.5×D 7.0cm (売約済



   谷本 貴 作「楽ぐい呑」 H 6.7×D 6.8cm (売約済
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私の一押し作品!!≪茶碗 編/谷本貴 陶展より≫

2018-11-09 15:29:49 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は午前中雨が強く降りましたが、午後に入ってからは次第に止んできています。

さて、現在開催中の「-伊賀・楽- 谷本 貴 陶展」【~11日()迄】。
文錦堂初個展にかける貴さんの強い思いが伝わってくる新作群は、多くの来場者の心を掴んでいます。

それでは、毎展恒例となっております「私の一押し作品!!」、今展からも選りすぐりの逸品をご紹介していきたいと思います。
今日ご紹介する作品は、貴さんが制作に最も力を注ぐ「茶碗編」です。
今展では【伊賀】【楽】【井戸】が出展されましたが、いつにもまして『茶碗』に人気が集まっています・・・。

先ずは、焼締め陶の極み『伊賀茶碗』から。 
沓形の器体に伊賀焼の伝統的な「火色・焦げ・ビードロ釉」の景色が合わさり、存在感溢れる趣に仕上がっています。



   谷本 貴 作「伊賀茶碗」 H 8.7×D15.8cm ¥108,000-

続いて、DM掲載作品を含む人気の『楽茶碗』を。
茶碗を作るうえで伊賀焼の力強さに柔らかさを加味したいとの思いから、近年制作されている【楽】作品。
楽専用の小さな窯を築窯し、鞘に入れず直接焼成されています。
祖父であられた光生先生も最初は楽焼を制作されていたそうで、貴さんが手掛けるようになったのも必然だったようです。



   谷本 貴 作「楽茶碗」 H 9.5×D11.5cm (売約済) ※DM掲載作品



   谷本 貴 作「楽茶碗」 H 9.8×D11.2cm (売約済



   谷本 貴 作「楽茶碗」 H10.6×D11.2cm (売約済



   谷本 貴 作「楽茶碗」 H10.0×D11.5cm (売約済

最後は、キズも歪みも景色と見なし、一瞬の間を大切にされて一気に挽き上げられた【井戸茶碗】を。



   谷本 貴 作「井戸茶碗」 H 8.0×D15.8cm (売約済) 
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