岐阜の画廊 文錦堂

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週末企画(1)!!~新作紹介~

2013-08-31 13:40:06 | 工芸
皆さん、こんにちは。

8月最後の1日、いかがお過ごしでしょうか?  早いもので明日からはもう9月なんですね・・・。

さて、今日は「週末企画」と題して新たに入荷した新作をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、これから涼しくなるに向けてピッタリな田村 星都さんの焼酎碗です。

田村星都さんといえば、東海地方“初”個展で大成功を収めた先の「九谷毛筆細字 四代 田村 星都 作陶展」が記憶に新しいところですが、古今和歌集の賀歌(がのうた)が描かれたこの焼酎碗は初日に完売となるなど、出展された作品の中でもとりわけ人気が高い作品でした。
弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きますので、是非この機会をお見逃しなく!!

 ラベルの【佐藤】との“絶妙”の組み合わせ。(笑)



    四代 田村 星都 作 「細字古今集賀歌焼酎碗」 H 7.7×D 9.7cm ¥15,750-

「わが君に 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」
【通釈】 愛しいあなたよ。いつまでもいつもでも長生きして欲しいと心から願っています。 注)「君=あなたで解釈」

「春日野に 若菜つみつつ 万代を 祝ふ心は 神ぞ知るらむ」
【通釈】 春日野に若菜を摘みつつ、あなたの長寿を祝うこの心は、きっと神様がご存知でしょう。

器体に描かれた歌詩の情景に想いを馳せながら酒に酔うのも、これまた一興ではないでしょうか・・・。

毛筆細字四代 田村 星都 (たむら せいと)

1980年、石川県小松市生まれ 2004年、筑波大学国際総合学類卒業・毛筆細字三代 田村敬星に師事 2007年、石川県立九谷焼技術研修所実習科修了
2010年、石川県小松市に工房を構える 2011年、雅号を奈都子から星都へと改める 

現在、西部渋谷店や日本橋三越本店などで個展・グループ展を中心に活動する。

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掲載作品!!~ 加藤 高宏「志野茶碗」~

2013-08-30 17:04:12 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、台風の影響もあって時折横殴りのが降ってきます。 現在、は止んでいますが、今後の台風の進路に充分お気をつけください。

さて、昨日ご紹介したとおり、9月1日付で阿部出版さんから「別冊炎芸術 志野と織部 All of Shino & Oribe」が発刊されます。

そこで、今日は「別冊炎芸術 志野と織部 All of Shino & Oribe」に掲載されている加藤 高宏先生の「志野茶碗」をご紹介致します。
弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きますので、是非この機会をお見逃しなく!!

古来より茶碗に託す日本人の精神文化を背景に、茶碗を呑む為の道具であるという絶対条件からは決して離れず、抹茶を呑むという特別な行為に耐えうる茶碗を試みて、ストイックなまでに茶碗を追求し続ける高宏先生。 その作品は極めて数が少なく、なかなか皆様にご紹介する機会が持てず残念です。

今回ご紹介する作品は、長石釉と鉄絵二種に赤土や黄土を加えた高宏先生の代表作の一つ加飾茶碗です。 
箆で削ぐような鋭いエッジを持つシャープな器形と、意図的にあえて掛け残すように施された長石釉によって創り出された“高宏様式”と言われる景色が融合したこの作品は、まさに現代の茶碗と云うべき独自の作風を醸し出しています。



   加藤 高宏 作 「志野茶碗 」 H10.6×D12.6cm・・・・・(売約済

 鋭いエッジを持つシャープな口縁部。

 透明感を持つ白い柔らかな釉調に映える、無数に走った貫入。

 近年、新たに取り組む長石釉と鉄絵二種に赤土や黄土を加えた作風。

現代の日本人の“心”に匹敵する茶碗をいかに創ることが出来るか、唐九郎、重高と続く名匠の血脈にある高宏先生の今後の展開に注目です!!

加藤 高宏 (かとう たかひろ)

1972年 愛知県名古屋市生まれ。加藤 重高の次男・加藤 唐九郎の孫 1990年 名古屋芸術大学洋画科入学 
1994年 中国より東欧・西欧諸国を陸路でまわり、スペインに滞在 帰国後は、重高工房にて作陶 1999年 阪急うめだ本店にて初個展
2008年 「加藤 唐九郎・重高・高宏 窯ぐれ三代展」開催



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~志野と織部 All of Shino & Oribe ~ 発刊!!

2013-08-29 09:21:46 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、済みきった青空が広がる気持の良い朝を迎えています。

さて、以前ご紹介したとおり阿部出版さんから9月1日付で「別冊炎芸術 志野と織部 All of Shino & Oribe」が、いよいよ発刊されます。

発刊前ながら一足早く文錦堂に到着致しましたので、早速ご紹介させて頂きます。
文錦堂にも数冊ですが取り揃えていますので、お近くの方は是非お立ち寄り下さい。 消費税分は、サービス致します。


 定価¥2,650-

加藤 唐九郎北大路 魯山人といった巨匠から志野織部に取り組む現代作家まで、志野・織部の系譜が解り易く紹介されています。

 加藤 高宏先生の特集。

 池田 省吾先生の特集。

 志野と織部が買えるギャラリーとして、文錦堂も紹介されています。

他にも、鈴木 徹先生、樋口 雅之先生、山田 和先生・・・など、文錦堂ともご縁の深い先生方が多数掲載されています!!

「志野」「織部」の歴史や今後のあるべき様など・・・、ご興味をお持ちの方は、是非ご覧頂下さい!!
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秋の気配・・・。

2013-08-28 09:18:37 | 工芸
皆さん、おはようございます。

朝晩が大分涼しくなり、少しづつですがの気配を肌で感じられるようになって来ました。
の気配と共に、帰省していた大学生の長女も昨日東京へと帰って行きました。 少々、寂しくなります・・・。(
一人暮らしを続け逞しくなったなぁ~と思っていましたが、帰省中に妻から怒られている娘を見るとまだまだ子供だなと感じました。(笑)
多少心配な面もありますが、自分の“夢”に向かって邁進する娘を、これからも見守り応援していきたいと思います!! 

さて、と言えば、食欲の秋、スポーツの秋・・・、そして芸術のでもあります。 ということで、今日はこれから開催される魅力的な展覧会をご紹介させて頂きます。
素晴らしい展覧会ですので、是非ご高覧下さい。

先ずは、菊池寛実記念 智美術館(東京都港区虎ノ門4-1-35)にて開催される「現代の名碗」

 

「現代の名碗」 2013年 9月14日(土)~ 2014年 1月 5日()月曜日休館

川喜多半泥子/加藤唐九郎/金重素山/三輪壽雪/岡部嶺男/鈴木蔵/樂吉左衛門から若手作家まで。

※講演会・対談

9/14(土)「現代の茶碗のあるべき様」 講師:林屋晴三(東京国立博物館名誉館員)
10/12(土)「出品作家と語る 隠崎隆一・林屋晴三」・10/19(土)「出品作家と語る 金重有邦・林屋晴三」・11/2(土)「出品作家と語る 川瀬忍・林屋晴三」

続いて、福井県陶芸館(福井県丹生郡越前町小曽原120-61)で開催される「山田 和 展」

 

福井県の陶芸作家を個別に紹介するシリーズの初回として、山田 和先生が取り上げられました!!

※対談

9/ 8()「近・現代の陶芸について 山田和・唐澤昌宏(東京国立近代美術館工芸館課長)」
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夏休み特別企画(2)/鬼才 KAKUREZAKI ~酒器編~

2013-08-25 09:43:43 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今日の岐阜は、朝から雨が降りしきる生憎の空模様となっています。

さて、一昨日から 「夏休み特別企画(2) 」と題して、新たに入荷してきた備前の鬼才 隠崎 隆一先生の新作群をご紹介致しております。
弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて、ブログでご紹介した作品を順次販売させて頂いております。 この機会を是非お見逃しなく!!

それでは、第3弾 として今日ご紹介する作品は、皆さんお待ちかねの酒器揃です。 
オリジナリティー溢れる斬新な造形で、 「桃山備前」風の茶陶が中心であった備前焼に自由で現代的なスタイルという新しい血を注ぎ込んだ隠崎先生。
特に酒器は、今もなお愛好家垂涎の的となっています・・・。

先ずは、「備前」の土を用いて造形された隠崎先生の代名詞とも云うべき三足作品から。 
よく焼き締められた緋色の器肌と黄金の如く降り注がれた黄胡麻が織り成す景色が、隠崎先生の斬新な造形と合わさり、まさに「土とによる“美”を感じさせてくれます。





   隠崎 隆一 作 「備前酔器」 高15.7×径 8.0cm (売約済



   隠崎 隆一 作 「備前酒呑」 高 8.8×径 5.8cm (売約済

続いて、大胆な鎬が施されたマット調の徳利、艶が有りシンプルな造形ながらもどこか妖艶な雰囲気を醸し出すぐい呑と、好対照の肌合いを見せる人気の「黒」作品も。





   隠崎 隆一 作 「黒酔器」 高14.4×径11.8cm (売約済



   隠崎 隆一 作 「黒酒呑」 高 7.8×径 5.6cm (売約済

最後は、器肌全体が「銀」色に施され、ロケットを思わせる様な造形で圧倒的な存在感を放つ、



   隠崎 隆一 作 「銀酔器」 高14.0×径10.0cm (売約済
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