岐阜の画廊 文錦堂

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画商冥利に尽きます・・・。/名画との出会い

2014-06-30 15:17:06 | 工芸
皆様、お久しぶりです。

先週は1週間に亘り、四日市・東京・藤沢・多治見・備前・信楽へと出張致していた関係で、ブログの更新がすっかりと御無沙汰してしまい大変失礼致しました。
一昨日の晩に、ようやく岐阜へと無事に戻ってまいりました!!

さて、今回も全て車での出張となり、昨日は1日中足がパンパンでしたが、出張そのものは大変有意義なものとなりました。
ということで、今週は【出張記】と題して、それぞれの旅先での素敵な出会いをご報告させて頂きたいと思います。

先ずは、仕事の“成果”ということで、素晴らしい《 名画 》との出会いがありましたので、皆様にもご紹介させて頂きます!!
文錦堂の古くからのお客様が愛蔵されていた作品ですが、今回ご依頼を受けて取り扱わせて頂くこととなりました。 本当に有難いことです・・・。(感謝)

古来より“秘すれば花”という言葉がありますが、“美”もまた所蔵家の懐で秘匿されることによってその輝きは一層増していきます。
永い眠りから覚めた名画・名品は、時代を経ても色褪せることなく、眩いほどの輝きを放ち始めます・・・。



ナント!?愛蔵作品の中には、美人画の巨匠 伊東 深水先生の代表作「吹 雪」も入っており、画商冥利に尽きます・・・。(驚)



   伊東 深水 作 軸装 「吹雪」(絹本) 縦 33.0×横 26.0cm

そして、文錦堂製の額に入った深水先生の作品も。 作品と良く合っていて、良い仕事がしてあります!!(笑)



   伊東 深水 作 額装 10号 「黄伊羅保」(紙本) 縦 53.0×横 40.9cm

女性の美しさを生涯にわたって描き続け、日本画界に確たる“美人画”の世界を築いた深水先生。
最後の浮世絵系美人画家とも称され、華麗で色彩豊かな画風は、今なお多くの絵画ファンを魅了し続けています・・・。

 伊東 深水 (いとう しんすい / 1898年2月4日 - 1972年5月8日 / 日本芸術院会員・勲三等、旭日大綬章授章、従四位下賜)
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”初挑戦”限定作品!!/週末特別企画

2014-06-21 09:48:24 | 工芸
皆様、おはようございます。

4年に1回の祭典として、現在熱戦が繰り広げられているワールドカップ ブラジル大会のおかげで寝不足気味な方も多いのではないでしょうか・・・。
それにしても、昨日の日本×ギリシア戦は惜しかったですね・・・。 必死に頑張っている日本代表イレブンに、なんとか1勝をプレゼントしたいものです!!

  頑張れ、ニッポン!!

さて、恒例となりました「週末特別企画」、今日も新たに入荷してきた作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、九谷焼の新鋭 山近 泰さんから届いたばかりで新作ホヤホヤの「ぐい呑」です。

山近 泰さんは、一昨年開催された「第35回伝統九谷焼工芸展」“大賞”を受賞されるなど、次代の九谷焼を担う若手陶芸家として注目されています。
九谷焼伝統の五彩色 (黒の輪郭線を用い、青、黄、緑、紫などの濃色で文様を描いたもの)を使用して、幻想的な動物たちの世界を織り込んだ山近さんの作風は、見る者にまるで動物園へ誘い込むかのように楽しい印象を与えてくれます・・・。

今回は、初めて挑戦された「カワセミ」「フクロウ」による轆轤(ろくろ)成形 “限定各5作品” ずつのご紹介です!!

ご紹介致しました作品は、明日22日(18:00~弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。 

先ずは、川べりの葦の枝先にとまるカワセミ(翡翠)を可愛らしく描いた作品から。
色彩豊かな外見から“渓流の宝石”などと称される「カワセミ」は、九谷焼でも人気モチーフの一つですが、山近さんはナント!?今回初めて描かれたそうです!!



   山近 泰 作 「ぐい呑~翡翠の図~」 H 4.8×D 6.2cm・・・・・¥8,640-

続いても、“初挑戦”となった「フクロウ(梟)」を描いた作品も。
フクロウ(梟)は、不苦労・福来郎・福籠・福老・福路・・・などと、語呂合せから古来より縁起が良いとされてきました。
また、海外でもギリシャ神話の女神アテナの使い、ローマ神話のミネルバの使いとして崇められ、フクロウは「知恵の神様」「文芸の神様」などとされています。



   山近 泰 作 「ぐい呑~梟の図~」 H 5.0×D 6.3cm・・・・・¥8,640-

山近 泰 (やまちか やすし)

1975年 石川県生まれ 2000年 石川県立九谷焼技術研究所実務者コース加飾科 卒業 2009年 日本伝統工芸展初入選 2010年 日本伝統工芸展入選
2012年 第35回伝統九谷焼工芸展 大賞受賞 現在、個展・グループ展を中心に活動する。
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東海地方“初”個展!!/次回展DM

2014-06-18 21:00:15 | 工芸
皆様、こんばんは。

今日の岐阜は、どんよりとした雲が空を覆い、夕方頃からも降り出しました。 

さて、先のNEW Generation展 2014 も無事に大盛況のうちに終えてホッとするのも束の間、早くも次回展のDMが出来上がってきました!! 
取急ぎ、ご紹介させて頂きます。

次回展は、現在注目の若手作家の一人、矢野 直人さんの東海地方“初”となる待望の個展です!!
次回展もまた話題の展覧会となりそうで、今から開催が待ち遠しい限りです・・・。

 「唐津・高麗 矢野 直人 陶展」 平成26年 7月12日(土)~ 20日() 会期中無休

若手陶芸家が群雄割拠する唐津において、現在最も注目を集める矢野 直人さんの東海地方初となる待望の個展です。
古唐津に憧れ、研究することで生み出された艶やかな釉調、自然な窯変など、素材の魅力を最大限に引き出された矢野さんの作品は、高く評価されています。
独立して今年で10年という節目を迎えた矢野さんの新作群を、皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。

12日(土)~13日()、矢野 直人先生在廊の予定です。
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☆私の一押し作品!!《鈴木 健 編》/「父の日」特別企画

2014-06-15 09:10:11 | 工芸
皆様、おはようございます。

岐阜は朝から青空が広がり、気温もグングンと上昇しています。 今日も暑くなりそうです・・・。(
今日は父の日ですね!!
日頃のご愛顧に感謝致しまして、弊社ホームページ掲載作品を本日限りで全品(「NEW Generation 2014 展」出展作品は除く)1割引セールとさせて頂きます。
どうぞ、この機会をご利用下さいますようご案内申し上げます。

さて、次代を担う若き陶芸家6名による熱い “競演” が繰り広げられた「NEW Generation 2014 展」も、今日無事に最終日を迎えることが出来ました。
おかげ様で、会期中は県内外から本当に多くの愛好家の皆様方に足をお運び頂き、大変賑わいのある展覧会となりました。
改めて、厚く厚く御礼申し上げます。

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、「NEW Generation 2014 展」 から選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います。

ラストを飾るのは、今展出展作家の中では最年長となる鈴木 健さんの、艶やかな緋色と白い長石釉のコントラストが美しい「志野」による新作です。
現在は花器を中心に作品を発表されている健さんですが、御尊父である蔵先生(「志野焼」 人間国宝)譲りの作風で、今後の更なる展開が期待されています。
健さんをご存知なかった方も多く、今回の「NEW Generation 展」への初参加に、多くの愛好家の方々が驚かれていました!?



   鈴木 健 作 「志野花器」H23.0×D 9.2cm ¥75,600-



   鈴木 健 作 「志野花器」H11.7×D11.4cm (売約済

初日早々に “完売” となった酒器群も。



   鈴木 健 作 「志野ぐい呑」H 5.0×D 6.9cm (売約済

   鈴木 健 作 「志野ぐい呑」H 4.5×D 8.4cm (売約済

   鈴木 健 作 「志野ぐい呑」H 5.4×D 7.2cm (売約済

鈴木 健 (すずき たけし)

1971 岐阜県多治見市市之倉町に生まれる 1997 京都市工業試験場伝統産業技術者研修陶磁器コース専科終了、父 鈴木 蔵 に師事
2005 第52回日本伝統工芸展入選(以後4回) 2007 第38回東海伝統工芸展入選(以後多数) 2009 日本工芸会正会員認定
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☆私の一押し作品!!《澤田 勇人 編》

2014-06-14 11:39:09 | 工芸
皆様、おはようございます。

週末の土曜日、いかがお過ごしでしょうか。
今日の岐阜は朝から青空が広がり、絶好の行楽日和となっています。

さて、早いもので現在開催中の「NEW Generation 2014 展」 【~15日()】も、残すところ今日明日の2日間のみとなりました。
是非、今週末は岐阜まで足をお運び頂き、次代を担う若き陶芸家たちによる熱き “競演” ををご覧ください!!

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、「NEW Generation 2014 展」 から選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います。

今日ご紹介させて頂くのは、昨年第5回菊池ビエンナーレにて見事「奨励賞」を受賞されるなど、現在“注目”の若手陶芸家 澤田 勇人さんの新作です。
注) 菊池ビエンナーレは、公益財団法人菊池美術財団が主催し、隔年で開催されています。

エッジの効いたシャープな造形に象嵌による幾何学的な文様が施された作風は、独特の世界を醸し出し、今展でも大きな注目を集めています。
今展では、美濃の地 岐阜を意識されて「織部」作品も出展して下さいました!!



   澤田 勇人 作 「赫彩碗」H 8.2×D11.8cm (売約済



   澤田 勇人 作 「緑彩碗」H 9.2×D12.0cm (売約済

初日早々に “完売” となった酒器揃も。



   澤田 勇人 作 「赫彩酒器」H15.0×D 9.8cm (売約済

   澤田 勇人 作 「赫彩酒器」H 6.6×D 6.6cm (売約済



   澤田 勇人 作 「赫跡酒器」H14.0×D 9.2cm (売約済

   澤田 勇人 作 「赫跡酒器」H 6.6×D 7.4cm (売約済



   澤田 勇人 作 「風花酒器」H 6.8×D 7.7cm (売約済

   澤田 勇人 作 「風花酒器」H 6.4×D 7.7cm (売約済

澤田 勇人 (さわだ はやと)

1978 茨城県笠間市生まれ 2002年 作陶開始 2003年 茨城県芸術祭美術展覧会入選 2005年 日本陶芸展、日本工芸展入選
2009 日本工芸会正会員 2012年 第40回伝統工芸陶芸部会展にて日本工芸会賞 2013年 第5回菊池ビエンナーレにて「奨励賞」受賞

ラストを飾る明日も、今展初登場組の一人 「鈴木 健 編」です。 乞うご期待!!
コメント (2)
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