社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
書いています。

歴史模擬授業も展開中♪

育児ブログのお知らせ

2012年09月13日 23時42分32秒 | 近況報告

今回は、私の別ブログのお知らせです。

育児ブログをはじめました!

「育児書にない!」という題名です。

実は2か月前ほどから、開始しました。

まだ、育児についてはあまり書いておらず「2回の流産と、3回目の妊娠まで」のエピソードをつづっています。

 

 

塾講師・家庭教師のお仕事のことも交えて書いています。(正社員の塾を辞めた理由も書いてあります。)

(こちらのブログで、少しだけ妊娠のことを書いていますが、それも「育児ブログ」に記事を移行しつつあります。)

 

もしよろしければ、ご覧いただけるとうれしいです。

URLはこちら!

「育児書にない!~元社会科塾講師ママの出産&育児ブログ~」

http://ameblo.jp/cesar01/


上手な質問の答え方

2012年09月13日 21時54分10秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

ひさびさの新作投稿です。(再編集記事が続いて失礼いたしました。)

 

今回は、「上手な質問の答え方について、自分なりにまとめてみようかな、と思います。

 

自分の方法が一番正しいものでもないですし、これが絶対なものだとは思いませんが、

教育現場を離れていると、「それまであたりまえにできていたこと」が復帰したときにできなくなっているかもしれません。

 

現に、小学校のころに無意識にできていた絵の描き方が、

中学・高校の勉強中心の生活になり、

ほとんど授業以外で絵を描かなくなっていたら、

大学で、思うように描けず、今でも、小学校ほど上手に味のある絵が描けません。

ピアノを弾くのも、高校でピアノ教室を辞め、10年以上ほとんどピアノを弾かなかったため、

一応弾けますが、初見で難しい曲は、簡単に弾けなくなってしまいました。手も上手に動かせず・・。

 

 

なので、10年間、教育現場で育ててきた、

自分独自のノウハウ、を、ここで書きのこし、

復帰したときに、思い出せたら、少しでも良くなるかと、思いまして。

 

では、本題の「上手な質問の答え方」について。

 

一番大切なのは、

①質問者の性格・思考・価値観、そして現在の成績を予め把握しておくこと

②質問それ自体の意図

 

の2つです。

 

についてですが、

 

質問者にはさまざま性格・思考・価値観・成績の子がいます。

勝気な性格、ひかえめな性格、明るい性格など

真実を追い求める思考、目の前さえ楽なら良い思考など

正しいことがしたいという価値観、とにかく人にほめられば満足する価値観、など・・・さまざまです。

 

たとえば、「壬申の乱と応仁の乱の見分けがつかない。」という質問があったとします。

それを、Aさん・Bさんの2人の質問者にあわせて、どう説明していくか、を書いていきます。(あくまで1例で絶対的なものではありません。)

 

Aさん・・目の前の成績さえ上がればよく、どんなに「社会は理解するもの」と言っても、「丸暗記」しかしない子。

 

そういう子に、どれだけ詳しく説明しても、説明の間は「ぼー」と聞いているだけです。(全員ではないですが・・)

ひどいときは、嫌な顔をしたり、ほかの先生に私の説明がわかりずらい、と言ったりします。

 

もちろん、「丸暗記」思考の子だからと言って、私はひどい扱いはしないですし、

ゴロ合わせとかの「丸暗記」術を言うだけ、という逃げはしません。あくまで「社会」は「理解」するもので、それは曲げたくありません。

でも、その子は「とにかく用語を覚えやすくしてほしい」と思って質問している、とこちらは予測します。

 

そこで、Aさんに対しては、

「まずは時代が違う。

壬申の乱は飛鳥時代、応仁の乱は室町時代。

応仁の乱のあと、戦国時代が始まる、ということで応仁の乱はとくに重要な用語。」と言い、

後は、壬申の乱、応仁の乱で出てくる人物を挙げ・・という形にしていきます。

つまり、見分けのつけ方と重要度に重点を置いて説明するということ

 

 

次は、Bさん

Bさん・・・問題自体は解けるし用語も覚えてる。でも、なんとなく、理解できていないのが気持ち悪い、というタイプ。

こういう子には、「教科書」「テキスト」「資料集」を広げ

その子自身に何がわからないのか聞きながら

問題解決していきます。

 

このとき、注意しなければいけないのは、

先生側が一方的に説明したりしないこと

そして

「簡単だ。」とか言って、Bさんを馬鹿にしないこと

 

そういうことをすると、

Bさんは、「私はダメな人間だ」と落ち込むか、「もうこんな先生に聞くものか!」と怒ります。

 

Bさんは、「わかっていることもたくさん」あるんです

でも、何かが引っかかっているんです。

 

それを解決してあげたら、Bさんは格段に成績もあがるし、社会の勉強も楽しくなる

自分だけで勉強もしていけるようになります。

 

Bさんが先生の説明を楽しく聞いているようなら、オマケとして豆知識も教えてあげると、喜ぶでしょう。

 

これはあくまで1例で絶対的なものではないですが、

こういう風に、生徒さんに応じて、説明の仕方を変えるのも、先生のお仕事の1つかな?と思います。

 

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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