先ほどの記事の続きです。
<第二回 社会の勉強方法について>
社会は、理解&整理をしてから、そのあとで用語を暗記しよう、という話を第一回ではお話しました。
では、具体的にどのように、理解&整理していけばいいか、見ていきましょう。
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今回は、地理で具体例をあげて見ていきます。
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(問題)
「青森ではりんごの栽培が有名で、和歌山ではみかんの栽培がさかんです。
また、他にみかんが盛んな場所に愛媛があります。」
という文章を整理(分類)してみてください。
自分なりにまとめたあとで、次の例を見てみてください。
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<解答例1>
青森はりんご、和歌山はみかんが有名で、みかんが有名な場所に愛媛がある。
この例1は、ダメな整理の仕方です。文章を短くしただけです。
では、次は例2をみてみましょう。
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<解答例2>
青森→りんご
和歌山→みかん
みかん→愛媛
例2もダメな例です。
例1よりはマシですが、
「青森→りんご」では、青森でりんごを食べている人が多いのか?それとも栽培しているのが多いのか?
はたまた、青森がリンゴの形に似ているのか?がわかりません。
また、「和歌山→みかん」という、県名→果物、という順で書いているのに、
次には「みかん→愛媛」と、果物→県名というさっきとは逆向きに書いてあるので、
頭がごちゃごちゃなっているわけです。
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では、次に例3を見てみてください。
<解答例3>
[都道府県で栽培されている有名な果物]
<都道府県名> <果物>
青森 → りんご
和歌山・愛媛 → みかん
この例3が模範的な整理(分類)の仕方の1つの例です。
◎この文章は、「都道府県ごとに有名な果物をまとめているんだ」という
テーマ(主題)だと理解し、都道府県、果物ごとに分けました。
◎さらに、大切な用語が何かがわかっている様子がうかがえます。
(覚えるべき用語 を太線で書いています。
太文字でなく、色ペン文字や、マーカーひきの形でもかまいません。)
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このように、
「この内容は何についてまとめてあるのかを見つけ出し、同じものを分けて考える」
ようにすると良いでしょう。
最初は、まとめる内容について、
その内容の題名を考える、
ということを心がけるだけでも、力は上がっていきます。
題名つまり、テーマがわかれば、用語の分類ができるようになってきている、ということなので。
題名を考えるには共通のものは何か?を考えると良いでしょう。
今回だと、「青森・和歌山・愛媛」の共通は「都道府県名」、「りんご・みかん」の共通は「果物」になります。
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今回は以上です。次は歴史を行います。
※こちらは、あくまで勉強の仕方の一例です。私の考え方が絶対正しい、という意味ではありませんので、参考程度にご覧頂けると嬉しいです。
※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして
ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。
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