「なぜ私は社会科塾講師になったのか?」シリーズ再開します!
更新が滞ってしまって失礼いたしました。
エッセイ「なぜ私は社会科塾講師になったのか?」
第8回 高校時代① すばらしき友人との出会い
私は小学校時代に,一番仲の良かった子が中心になって,クラスメイトの女子の大半が私をいじめ,
一気にその時までに築き上げてきた友人をすべて失いました。
中学時代には,いじめには発展しなかったですが,またしても一番仲の良い友達に裏切られ,
それまで仲の良かった友人数人を失いました。
どちらも,あることないこと私の悪口を吹き込んだ人物が存在し,近くにいる私よりその人の言うことを友人たちが信じたことから
そういうことになりました。
2回も一番仲の良かった友人と辛い別れをしたことから,
私の中では「友人というのは仲良くなればなるほど裏切るもの」という認識になっていました。
そのころに,「塾」に行くことにハマり,「勉強」が楽しくなり,
「努力しても,いつか失う友人関係」を築くより,「努力すれば必ず自分の身になる勉強」の方が私にとっては大切になりました。
そして高校入学。
高校に入ったときは,バリバリ勉強するつもりでした。その頃の私には「勉強」以外の楽しみは予想できませんでした。
もちろん,中学に通っていた塾も,そのまま高校コースに♪
友人は,「勉強の妨げにならない程度」というか「先生が心配して声をかけてこない程度」の友人関係を築ければいいや,
と思っていました。
最初は席近くの子たちと仲良くなったのですが,どうも性格が合わない。
「まあ,友人関係はテキトーでもいいか」とあきらめたころに,運命の出会いが!
私は,お腹が弱い方で,よく下痢になります。 緊張性,ストレスが原因です。
そんなある日,初めての美術の授業前にお腹が痛くなり,トイレへゴー。
美術は移動教室。
私がトイレで奮闘している間に,それまで仲良くしていたメンバーはみんな,私を置いて美術室へ。(まあ,私がいなかったのが悪いのですが(笑))
トイレを済ませ,急いで美術室に行ったら,いつものメンバーのいるところには空いている席がなく・・・。
空いている席は1つしかありませんでした。
そこで,その席に座り,その席の隣の子に話しかけました。
その子とすこしお話をしたところ,すごく話やすくて,話していて楽しく感じられました。
「この子と仲良くなりたい!」と思いました。
それで,その授業の後の放課に,その子に話しかけ,一緒に帰るようになり,仲良くなりました。
最初は2人きりで仲良くお話をしていたのですが,次第に他のクラスメイトの子たちも一緒にご飯を食べたり仲良くなっていきました。
そうなると,また不安が。
小学校のときも,最初は二人きりで仲良く遊んでいたら,次第にクラスメイトの多くと一緒に遊ぶようになり,
結局最終的に最初から仲の良かった子がいじめの筆頭になりました。
中学のときも,いじめに発展しなかっただけでほぼ同じ状態でした。
なので,「この子も,私のあることないこと他の子から聞かされ,そちらを信じ,私のもとから去っていくのではないか?」
と不安になりました。
・・しかし,1カ月経っても,半年経っても,全然変わらず。
むしろ,どんどん仲良くなっていく。
そのまま,高1は終わりました。
「まあ,クラスが分かれてしまったら,そのまま,いつのまにか疎遠になるのかな・・」と悲しくなりました。
しかしですね,
「クラスは別れても仲良くしようね~!」とその子から言ってくれたんです!
朝,学校に一緒に行く&夕方,部活がない時は一緒に帰る」という形にも。とってもうれしかったです。
「こんな私なんかと,この子は仲良くしてくれるなんて!」と。
「この子は信じていいんだ!
自分の勝手な都合で裏切らない!
なんてすばらしい人間なんだ!」と感動しました。
それまで「友人」は「怖いもの」で「仲良くなればなるほど裏切るもの」と思っていた,トゲトゲだった私。
その子に出会ったおかげで,やっと「友人」というものは「素晴らしいものであり」「信頼できるもの」になりました。
高校でその子に出会っていなければ,今でも私は「友人」という存在が怖かったかもしれません。
もしかしたら,だれも友人がいない孤独な状態になっていたかもしれません。
その子には感謝しても感謝しきれません。
今回はここまでです。次回は,勉強面についてお話いたします。
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