社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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フランス革命とナポレオン時代が高校生のとき理解できなかった理由2

2019年12月27日 14時47分00秒 | 歴史の勉強の際に知っておくと良いもの
前回の続き。
高校時代は、フランス革命ナポレオン時代がわからなかった理由の続きです。

今回は、

なぜナポレオンがフランス革命を成し遂げた市民に選挙で選ばれて皇帝になったのか?


フランス国民の心理

を考えて書いてみました。

あくまで私もしては…という意味です。

以下画像です。⬇️




↖️これ、すっごく大切なんです!

歴史を理解するうえで
「現代の価値観で当時の歴史を見ている」かぎり、
理解するのは難しいと思います。








時々

「昔の人は神様とか妖怪とか信じてるから、バカ!」と小馬鹿にする人がいます。
そういう選民思想でいるかぎり、歴史を理解することはできないでしょう。

勉強だけでなく、自分と違う考えをする人をバカにする人は
私は、苦手です💦

なぜなら、彼らは、自分以外の価値観を認めないから。
すでに、簡単に人をバカにする価値観の人は私をバカにする接し方しかしないから、私にはキツいです。



話をフランス革命の時期に戻します。















フランス革命は、今から見たら

「現在の礎」という
プラスの見方ができます。

でも当時は


他の国からした
フランス革命をおこしたフランスは

異質

でした。

そして、他の国は
王国、帝国。
革命がおこったら、フランス国王と同じ道をたどることになります。

そりゃあ、

「フランス革命は間違いだった!」
と言えるよう、徹底的にフランスを潰すしかないんですよね💦

そして、負け続けるフランス。

そりゃあ、フランス国民も自信をなくしますよ。


そんなとき、勝ってくれる人がいたら?
うれしいことはないですよね。

そういう風に考えると

ナポレオン

という存在は

フランス革命を肯定してくれた存在」

だったんですよね。




以上です。

人によって考え方は違うので
「合わない!」と思うかたがいらっしゃったらすみません💦


でも、高校生のとき、自分がこれを知っていたら、かなり楽に勉強できたなー、と思います。
私は…という意味です。


フランス革命とナポレオン時代が理解できなかった高校時代の私 その1

2019年12月27日 13時06分22秒 | 歴史の勉強の際に知っておくと良いもの
前回の記事の続きです。
内容的には続きではないのですが、

高校時代は、
世界史を選択したにも関わらず、
その中で

「フランス革命とナポレオン時代」
がどうしても点数とれない、理解できなくて、苦しかったのです。

当時は、
入試にフランス革命やナポレオン時代が出ないことを祈り、結果的にラッキーなことに、センター試験でも第一志望の大学でも、その分野は点数配分が大きくなかったり出題されなかったので、合格できましたが💦

大学に入って、ある講義をきっかけに、
突然、

「ナポレオンというのは、
当時のフランス国民にとって、
どういう存在なのか?」


理解でき、
そのあと、フランス革命からナポレオン時代の本を読んで、今では一番好きな時代になりました。そして、このフランス革命、ナポレオン好きをきっかけに、社会科の塾講師になりました。
人生ってわかんないものです。


二回に記事を分けて説明します。


今回は、
なぜ
高校時代はフランス革命とナポレオン時代が苦手だったのか?の理由と

この時代がどういう時代だったのか?をその時代より遡って説明してみました。

あくまで私としては…という意味です💦



上の画像のように
私は、フランス革命の政府の入れ替わりの激しさでパニックになり、
さらにナポレオンがどうして皇帝になったのか?がわからなかったのです。



「王様を処刑をしておいて、皇帝にする?なんで?」

でした。

イギリスの清教徒革命で王を処刑→王政復古→名誉革命、の流れは理解できるんですが、

フランス革命で王を処刑しておいて、
皇帝を選挙で選出???

がワケわからなくて。

またなぜ、ナポレオンがそこまでフランス国民に支持されたのか?が
当時はわからなかったんです。

その原因は…⬇️(次の画像参照)









このように、ヨーロッパ、主に西ヨーロッパにおける、

王と皇帝の違い

皇帝とローマ=カトリック教会(ローマ教皇、法王)の関係性

を知らなかったからなんですよね。

話は続きます。



じゃあ、ナポレオンの就いた「皇帝」とはどんな意味合いがあったのか?というと…
⬇️





ここまでが、ナポレオンがどうして皇帝になったのか?という話。
まあ、色々と説や考え方があるので、

あくまで私の考えは…

というまとめです。すみません💦



そして、革命というのはどういうものなのか?の説明。


西洋における

革命
クーデター

違いを簡単にまとめてみました。

よく、「革命」というと

自分が強くなる(権力を握る)
とか
世界が雰囲気変わる

というほんわかしたイメージを持っている人が多いですが


革命とは「主権がかわる」もしくは「世の中の主導権を握る層がかわる」

と思ってもらえたらいいな、と思います。



今回は以上です。
次回は
この続きで、
なぜナポレオンは当時のフランス国民に支持されたか?のお話です。



世界史と日本史のどちらを選択すると入試で困らないか?の話

2019年12月27日 11時39分26秒 | 大学入試について
昨日もたくさんのアクセスをありがとうございました。

Twitterで連載している、自分の勉強についての歴史のまとめなんですが、

そこからまた抜粋して
ブログ独自の塾講師経験者からの視点で
お話をしたいと思います。


今回は、大学入試のときに



世界史日本史
どちらを選択するか?」

のお話です。


学校によっては、日本史にほぼ強制的に決められることもあるみたいですが、

基本的には
生徒さん自身に、

世界史か日本史か?


どちらを選ぶか決めてもらう形になります。

私の場合は…







…という形でした。(画像参照)

よく世間では

日本史のほうが簡単だよ」


と言われます。

その理由は

その歴史の舞台になった場所が近場にたくさんあるから(国内にあるから)

小学校、中学校でも日本史の内容がメインだったから、イメージがつきやすいから

…と、世界史より馴染みが深いので

という理由だとは思います。

そして一番は

「日本人だから」

だと。

これは、国民性とか国土愛とかでなく

日本人の思考パターン、価値観のまま、歴史を見ても、なんとかなるから

なのです。
もちろん、古墳時代や平安時代など
今とは死生感や恋愛事情が違うことも
あります。本気で日本史に取り組めば、過去の歴史の人々と現代人の価値観や思考パターンは違うのはわかりますが。

でも少なくとも常に

多神教の宗教感

ではあるし、

征夷大将軍や天皇、というのは
人々にとってどんな存在であるのか?
というイメージはつきやすい。


地形的なイメージもつきやすい。


理不尽でも上の人に従うこと、や、
差別される人達、優越感をもつ人達が
どんな人で、どんな感情なのか?
はイメージはつきやすいから。



つまり、

「自分の価値観=歴史人物の価値観」

になることが多くて、

「なんとなく」わかった気分

になれる可能性が日本史のほうが
世界史より高いんですよね。


もちろん、ガチで、めちゃくちゃ本を読んで日本史通の人が日本史選択する場合もあります。

大学の友達は、そういう人もいました。


ここで言いたいのは

日本史選択を批判しているわけでなく


「簡単だから」という理由だけで
日本史を選ぶと

「点数をとれない」という状態になったとき、対処できないから危険だよ、ということ。

もし常に100点満点で、ならかまいませんが、特に点数とれてないのに、簡単だと思うから日本史にした人は
おそらく入試までに挫折するかもしれません

一年間、もしくは二年間以上

ずっと、その科目を勉強しつづけるわけです。

だったら、
「簡単」
より

「好き」
もしくは
「勉強してて苦痛でない方(パニックや癇癪をおこす回数が少ない方)」


で選べば良いと思います。



私自身は、
選択をするとき、
世界史も日本史も似たような点数をテストで取ってました。


でも、日本史は
「なんで、このような歴史の流れになるの!私だったら、こう動きたい!!」
みたいなイライラが多かったんですが
世界史だと
「このような歴史の流れになるのは予想できた!そして、その結果が、好きな漫画のクライマックスみたいなタイプのものが多くて興奮する!」
だったので。


今から考えると
思考が
日本より西洋風なんだと思います。

ドラマも日本よりアメリカドラマのほうが好きなので。

でも日本史も日本のドラマも好きです。
ただ一番好きなのは世界史とアメリカドラマってだけです。

好きなので勉強はする。
勉強をし続けたら、途中で困っても
あることをきっかけに
点数はあがってきます。

私がそうでした💦


ただ世界史の中でも、
フランス革命やナポレオン時代は
高校生当時、どうしても理解できなくて
入試で出ないでー!
とひたすら祈ってました。
ラッキー?なことで、出ませんでした。

でも、大学で突然わかって、
今は、フランス革命とナポレオン時代は
語りまくりです。
フランス革命が好きになったから
結果的に社会の塾講師になりました。
人生ってわかんないものです。

フランス革命とナポレオン時代については後日、別の記事でまた書きます。



世界史、日本史
どちらを選んでも勉強で苦労はするので

勉強してて苦痛でない方

で選べばいいかなぁ、と私は、思います。
もちろん、志望校に必要な科目か?を確認してから、ですが。







名古屋城に久々に行ってきました

2019年12月27日 00時01分46秒 | 歴史へのつぶやき&興味
先日、三年ぶりくらいに、名古屋城に
遊びに行きました。

横丁ができていたり、
本丸御殿が完成したりしてて、

おおお!!

となりました。




名古屋城は、「モスラ対ゴジラ」や「ゴジラ vs モスラ」でも出来たので

ゴジラ、モスラ、バトラ好きの私には
地元というだけでなく
別格な気持ちのあるお城です。


家族や友達とも何度も行きました♪
夏休みの夏祭りはよく行きました。
菊祭りもよく連れていったもらいました。
一回は、大学の能楽部で、
名古屋城夏祭りで仕舞「殺生石」を
舞わせて頂きました。

今は本丸御殿の敷地内で、簡易ステージが設置され、能楽の舞台も上演されていたんですよね。
隣の空き地(今は本丸御殿のミュージアムショップや書院があるあたり)は、
火縄銃の実演がされてたり。






特別公開されてる場所に行く途中に、すてきな写真スポットも!






本丸御殿の中は素晴らしい芸術の宝庫でした!


今度は犬山城や清洲城にも行きたいですね。