みなさま、本日もありがとうございます。
今回は、歴史区分についてのお話。
今回は、時代区分の1つ。
「◯◯時代」とは、何かの変化に基づいて
後の世に形式的につけられた名称です。
政治が中央集権から地方分権、封建政治に変化したところで区切ったり、
首都の違い、政権トップの一族が変わったり・・・と。
今回、お話する「旧石器時代」「新石器時代」「青銅器時代」「鉄器時代」は
「誕生した道具の素材の種類」で分けた名称です。
「固有名詞」というより「カテゴリー名詞」に近いです。
「縄文時代」や「飛鳥時代」などは「固有名詞」で、1つしか存在しない時代です。
しかし、日本における「旧石器時代」、ヨーロッパにおける「旧石器時代」などがあります。
「旧石器時代」と「新石器時代」は「石器」を狩りのメインとして使っていました。
1万年前に氷期から間氷期に移り、人々の生活環境が変化していきます。
そして、新石器、つまり、磨製石器を使う時代から、
青銅器、ついで、鉄器を使うようになってきたのです。
青銅器や鉄器は金属器で、それらを作るには、かなりの高度な技術や、人間の統率力が必要です。
そこから、青銅器・鉄器の誕生は、文明の誕生につながっていきます。
次回の「れくす先生の歴史授業」では、文明の誕生、を行っていきます。
この「旧石器時代→鉄器時代」は、必ずしも、どの地域にも当てはまる「時代区分」ではありませんが
「メソポタミア文明」「エジプト文明」「中国文明」を見ていくときには
この時代区分を念頭において勉強していくとわかりやすくなるので
「れくす先生の歴史授業」で「文明の誕生」を扱う前に、こちらの記事をアップさせていただきました。