1週間ほど更新が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。冬期講習が本格的に始まり、今年は受験生を持っていることから、家で過去問を解くなど、自宅にいても暇があれば仕事の準備をする、という形をとっていました。また、年賀状作成にも手間取ったりも・・。
自宅で過去問を解いているときに、旦那がちらちらと過去問を見ていたので、
「一度解いてみる?」
と冗談で言ったら、「解いてみたい!」と言ってきました。
旦那は理数系なので数学は得意な方なのですが、20年ぶりに解く入試問題にびっくりしていました。
「こんなに難しかったっけ?」
「あれ?因数分解ってどうすれば・・。」
「1次関数の式って?あれ?内角って何だったけ?」
など、いろいろ忘れていることが多かったようです。
私が、「この問題は、一度展開して二次方程式にして、因数分解すれば?」
とか、「この図形は中点連結定理が使えるから・・。」「これって円周角じゃね?」
と言っても、「???」という状況。
ここで思ったのですが。
毎年のように入試問題を解いている教師には、マヒをしてて、あたりまえだと思っている用語でも、マヒしていていない相手には「?」という状況であることを忘れがちだったりすることを。
受験生の生徒さんが、基本的な式や用語を忘れているなら怒ってもかまわないとは思います。(ただし、怒り方も気をつけなければいけません。この時期の受験生は、大人が思っている以上に神経過敏になっていますので・・。)
しかし、受験からはなれて久しい保護者の方や他教科の教師に対して、
彼らが忘れている可能性を加味して話さなければ、相手に不快感だけを与える恐れがあるということを!
保護者会や面談などで、教師にとってはあたりまえの用語を、「保護者の知らないあんたが悪い!」と言わんばかりの態度をとって話すのは絶対にいけないでしょう。
また、逆に保護者の方の中には子供の勉強の面倒をみておられる方や現役教師の方もいらっしゃいます。
なので、全員を素人扱いをするのも危険です。
話ながら相手の表情を読み取って、その人がどういう人なのかを考えながら話すようにしたり、
実際に教科書や参考書を見せながら、進路についてお話したりする工夫が必要かもしれないな?と。
参考書や教科書など目で見るツールがあれば、保護者の方で忘れていることがあっても、見て思い出したり、思いださなくても、見ながらわかることもあるでしょう。
教師業をずっとやっていると、マヒしてしまっている感覚があることを忘れがちです。
これはどの仕事でもいえることですが、教師はマヒしたまま一般の方とお話をする職業なので、かなり気をつけなければいけないんだな~と感じました。
PS:旦那は途中でやり方を思い出したようで、最後の方は自分だけで解いていました。 最後は「楽しかった~」と言ってくれてよかったです♪