下記の写真のマシンを見ると、手に負えないように思いますが、1GRが分かれば4GRでも、同じものが4個並んでいるだけで修理方法は同じです。
当然ですが、その部分では故障率4倍です。多分それ以上だと思います、それは、例えばコントロールボックスからの線が1個が30cmですが、GRが離れてゆくほど50cm、70cm、90cmなりますが、多くは最長側に合わせます。これらの線が高熱でさらされてますから大変。
このマシン場合は、取り合えずバラシて茶色に変色してる幅広のテープを交換してから、調べに入ります。
抽出部は全て分解清掃、 ボイラーガスケットまで交換すると費用は大変です。しかし、自動車のエンジン下ろしてヘッドばらして・・と比べればエスプレッソマシンなんてのは幼稚園クラスです。
実は業務用エスプレッソマシンは何十年も使えます。これは自動車の車検と同じで定期に部品交換することです。 これも全部自分で出来ます。
専門工具は要りません。汎用の工具でOKです。
それでも長さ・角度、薄さで種類が必要かもしれません。
勘違いする人がいますが専門工具を使う仕事ほど簡単なのです。
パヴォーニの専門工具セットはメーカーで10万円程します。素人には必要ないですね。作業効率の問題だけです。
「ヤフオク」で出ていても絶対買ってはいけないメーカーもあります。年代にもよりますが、気をつけて下さい。(問い合わせしないでね)
コントロール基盤が逝ってるとお金が掛かります。
私は敢えてまだ知らないメーカーの「壊れたマシン」を買います。趣味としてお金を捨ててます。そうしないと解るわけがないです。これは授業料です。
最近は、この授業料が理解できない若者が多い。
情報はネットには絶対にないです。パーツ情報もアメリカの会社くらいです。それは素人の情報です。
判る為には、分解して組み立てることです。大変です。パーツが届かないとそこでずっと止まってますから、忙しくなると、思い出せません。
エスプレッソマシンは論理の組み立てですから、余程の馬鹿でない限り誰でも修理できます。
難しいのは目に見えない「電気」で配線図がないときです。でも専門家はラクラク探します。プロは違います。