6月11日の焙煎から一部抜粋(但し順序はそのまま) 焙煎者K
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① 明らかに、暖機運転が不十分なわけです。ボトムの80度で即理解できます。事前に100度の予測が有ったわけです。1ハゼ、2ハゼは理論値です。
② マンデリンも、177辺りで来る予定(R-101)ですが、さすが3キロ機175はイイ感じです、このマンデリンは②ハゼ後も45秒煎ります。(予定通り)
③ 温度計はずっとシンクロしてます。
★入力と出力が同じなら、当然ながら、釜は温度計とシンクロしています。「ニュートラル」なんて意味もないものを追いかけていれば無理です。(排気ダンパーを動かすこと)
シンクロしていれば釜を完全に読み切れます。
そして、例えシンクロしてなくても、豆面でも読み切れます。その瞬間のデータからフィードバックを掛け演算します。
昨日も言及しましたが、これ(下記)は結果を書いただけで、真似は多分出来ません。
簡単に書けば、目標に対して、焙煎者は「オーバーシュート」しないように制御をかけています。
実は、こういう思想が、自動制御理論を進化させ、技術を深めて来ました。
人間の操作の方が実は、繊細で微妙なコントロールを出来るのです。それは、我々人間に「頭脳」があるからです。
その「頭脳」が少ない人も、います。
焙煎前に描く、焙煎曲線通りに焙煎するということは、温度上昇率を守ることではありません。
それは只の「自動制御理論」に過ぎません。
人間の方が多くの分野で優れてます。車の運転もやっと機械が追いついて来たところです。
焙煎講座で重要な点は、その理論曲線を如何に実行出来るかだけです。
「排気ダンパー」弄ってるアホ様では理解出来ないのです。申し訳ないです。
よ~く考えてください。
「蒸らし」「ニュートラル」「気候による調整」は全て「排気ダンパー」に関するデタラメであることは、今や明白な事実で、某外国メーカーで、そんな質問をするアホさんがいるからメーカーサイドは絶句したと言う「話は枚挙にいとまがないのです。
外国製メーカーには「排気ダンパー」がありません。それは長年の経験からの結果かもしれません。
判った風なこと言う人は、日本では1キロ釜で250gというような焙煎をするからだ。と言いいますが、私はそれでも「排気ダンパー」を動作しません。
「排気ダンパー」を弄って、劇的に美味しくなるような「騙しのテクニック」(トリック)に引っ掛からないようにしてください。
焙煎を比べても、自分の腕時計のストップウォッチで計測してください。2つは全く違う焙煎なのです。焙煎時間が違うのは、曲線が違います。
コーヒー焙煎を難しいものにしたほうが都合が良い人もいます。
こんなものは作業です。
入力-出力=0 にすれば釜は安定します。
安定すれば、当然、豆のハゼ温度は、同じです。そんなことが出来ない人がコンピューターを繋げてますが、アクティブな意味は[0]です。格好だけ。そんなものは結果の収集機です。 間違った結果を10000集めても、答えは間違ったままです。
「今日は昨日より湿度が5%多いからダンパーを半分絞る」という焙煎士の先生は、一年中、大きく変化する数%~100%ある湿度の中で、毎回、5の位置から初めて、そんなセリフを言っています。
もう漫才です。 外から見れば漫才ですが「その日一日だけの生徒さん」は騙されます。
最初から、未知(無知)の世界に誘われるわけですからお気の毒です。
世界中で日本だけのヘンテコ焙煎です。
そんな先生は、こちらから読み切れば良いわけです。例えば「コロンビア」「タンザニア」のハゼ温度を聞いて下さい。産地によって違うと言うなら、知ってる産地を聞いて下さい。それを聞いたら、実際に、その温度で煎れるか実行して下さい。
私達の焙煎講座は、1キロ機(半熱風)、3キロ(直火)でも同じ温度です。
それが、人様から金銭を頂く為の、自分自身へ課した最低の基準だと思ってます。
そう自負してます。
同時に、公的な資格でもないのに「士」を使ってる、焙煎士なるものを嫌悪します。立派な詐欺師だと思います。資格詐称です。
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【1】 コロンビア 2000g
投入温度 190
ボトム 80(暖機不充分)
1ハゼ 169
2ハゼ(直前)193
「時間18:03」
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【2】 マンデリン 2000g
投入温度 190
ボトム 97
1ハゼ 175
2ハゼ(後30秒) 201
「時間18:30」~
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【3】 ブラジル (エスプレッソレディ) 2000g
投入温度 190
ボトム 95
1ハゼ 172
2ハゼ(後45秒)201--205
「時間18:30」
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