◆そこに嘘が有ってはいけないと思ってやっております。A=B,A=C,∴B=Cが成り立たなければならないと思ってます。裏返せば、今、巷でいわれているコーヒー焙煎は、全て面で整合性が取れないヨタ話が多過ぎます。
勿論、ほとんどの生業の方は理に適った焙煎をされてると思います。
しかし、【おかしな焙煎】を流布されていることに、多くの新参者が迷わされているのも事実なのです。
【蒸らし】なんて出来る筈もないのです。
◆少なくとも50歳を越えたオッサン(私)が、若い方々が焙煎を始めるに際し理解して戴きたいのは、日本だけが違う焙煎をしているということなのです。日本の焙煎の歴史が一番浅いにも拘わらずです。
もし「ダンパー」を弄るくらいなら、確実にFANの送量をインバーターで川上で制御する方が60段階出来るわけです。
焙煎機は送風というよりは、お尻から空気を吸ってるのですがら、途中の弁(ダンパー)を弄って口径が狭くなっても流速が速くなるのは小学生でも判ることです。
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1ハゼ後にダンパーをニュートラルから一段絞る(或いは開ける)という焙煎法もよく流布されます。
が、一体どれ位の時間(何秒)絞っているのですか?現実にその間にもニュートラルはドンドン上ずって行きます、それに一体どう対応してゆくのですか?
私には、その時間(1ハゼ~2ハゼ)は約4分、一番大事な時間なので、私はそんなことする時間がありません。や
1ハゼまで順調に上げてきた上昇率をココで私は緩やかにします。つまりガス圧を下げるのです。まさか、その上に更にダンパーを適当な操作すれば確実に、焙煎は不安定になります。
何より、そういう操作をした焙煎の結果を何の検証もしてないのです。つまり「ダンパー」を操作しなかった焙煎との味の比較です。
それを聞くと「長年の経験です」というが、その実「長年、何もしていない」言い訳なのです。
つまり、何の数値データも持ち合わせていない。
その場限りの「う~ん美味い、不味い」というレベルの話。幸い結果は【味覚】という曖昧な表現で新参者を誤魔化すには充分です。
1ハゼ後、ニュートラルから「ダンパー」を一段云々という、そのたった1段でさえ、焙煎機に拠り、とっても大きな差があるのです。同じ焙煎機でさえ、下写真のように大きく違います。
さぁ、どうします。実際問題、何の条件も提示せず、1ハゼ後「ダンパー」一段云々する焙煎なんて、考えれば「あやしい」のです。そんなもので実は味が変わるわけがないのです。
「蒸らし」と同じ類の「イメージ焙煎」なのです。下記に、もう一度整理します。
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◆ 1ハゼ後もどんどんニュートラルは上がってゆきます。それにどう対応しているのでしょうか?
◆ 全体としての焙煎工程が、何もしてされていません。
◆ その1段とは「メーカー、型式、西(東)日本で周波数分」違うのですから、明らかにヨタ話です。
◆ 「いや、その日の湿度によって変わるんです。」という反論があったが、もし、そういう焙煎があるのなら、実際に、数字で表せない限りデタラメなのです。
全体を裏返せば、
この手の焙煎はその日の湿度・気圧で日々変わるという[曖昧な入力]で、出力も曖昧な「味」という事なら何を言っても、まかり通る世界なのです。
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焙煎教室に参加される方は是非、上記の点をよく考えて下さい。
あなたが、お金を払って習うことは、「それは長年の経験だよ」なんてセリフを聞く為ではありません。
焙煎は、必ず1日で習得出来るます。
残念ですが、この道何十年のベテランも、今日習った人も、コーヒー焙煎は同じレベルなのです。
ただ、豆を煎るだけです。
サンマ焼く時、私はガスの火力で焼きますが、上記の焙煎の方はそのコンロの煙突の開け閉めでサンマをマグロの味に変えようという話なのです。
何処に信じるべき、根拠がありますかぁ?例えば鍋で何かを調理する時に、蓋を少しずらして開けたり締めたり(完全ではなく)しただけで中身が4分間で変化するという話と同じです。
チャンチャラ可笑しくないですか?
当焙煎教室では時間と在庫があれば余興に【大豆】を煎って代用コーヒーも焙煎します、深煎りです。混ぜりゃ深煎りが「通」だと思ってる人には絶対に判りません・
このようにコーヒー焙煎は、ただの作業なのです。非常に残念ですが。
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当焙煎教室では規定で煎った豆は全て持ち帰りして頂いております。最低12焙煎
ブルーマウンテンも250g(焙煎前)含んでおります。
そういう教室ですから
逆立ちしても出来ない【蒸らし】は講座にありません。
1焙煎に30分もかけるような暇人でもありません。最低の焙煎だと思ってます。
しかし
あなたの為に真剣に取り組んでおります。(多分、きっと・・)
コーヒー焙煎は、時間や、色では絶対に無理なのことを中心にお教えしております。
それは何故か・・・・