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寿司屋 立喰い

2024-10-13 | ◆日記・エッセイ・コラム
本当のことを言うと、私は生ものはそれ程得意ではない。だから江戸前の手仕事のかかったものが好きなのである、特に穴子とかね。
ここ桑名市海苔も一流、蛤などの貝類もある
そして赤味噌も使う。
生より手が掛かった物の方が美味しいのは道理である。勿論、素材として産地の採れたてには敵わない。

昔、30歳前に市内のお寿司屋さんのカウンターに行くと、大将が「うどん」でも取ってやるぞと言われ出前のうどんをカウンターで食べて帰って来たものです、その後、私の兄だけが異常に気に入られ、ほぼ毎日のようにそこでお世話になっておりました。4代前は当家もその辺りで商売をしてました。
何かの縁なのでしょうか?

私の30代40代は忙しく飲みにゆく暇もなく

その寿司屋の大将もなくなり世代が変わり、次第に疎遠になってしまいました。

私も多くの諸先輩にお世話になりました。
恥ずかしながら、その恩を返す暇もなく、
五十代になると、自分の社会的な位置が分かると、分相応の暮らしをするようになりました。

江戸前だけが好きな私は、地方で新鮮な寿司もありなんでしょうがわざわざ行くことはない。トロも食べない。きっと食べず嫌いでしょう。

寿司は【江戸前】が基本です。仕事を食べたいのです。

でなかったらセブンイレブンのおにぎりで結構。

大阪なら伝統の【箱寿司】なんて20年以上食べてない。これも手が掛かってます。

私は知らず知らずに池波正太郎氏に随分と影響されている。だから少々厳しい。

そして、その頃はまだ良い個人の店が多かった。今とは違う。

今は殆ど酒は飲みません。身体が受け付けない。全ては過去なのだ。


■予備知識

米酢は、米自体が貴重な時代には
赤酢は、酒粕から作られた、言わば産廃副産物でも往時はこっちが主流。




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