と思ったら、もう2台買取要請がありまして、
一台は遠方過ぎてお断り。
もう一方は微妙です。
さて今回、この写真を上げるのは参考にして頂きたいからです。
私もこのマシンで勉強しました。
このブタ釜の設計思想が、後のR-101(初期型)に生きていて、当時とは焙煎そのもの(生豆)、つまり品質が全く違うので比較は出来ませんが、
設計としては優れている。
今の標準的なコーヒー焙煎機はモーター4個使われてます。「フジローヤルは3個」、
このブタ釜は、たった1個です。
モーター命です。
ところが当時のモーターと今では枠番も軸径も違うので、交換するのは多才な技術が必要となります。
方法論としては独自のノウハウを得ました。
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1キロの大豆を試験的に焙煎して排出。
ちょうどキッチリ底に並びます。
丁寧な設計ですね。
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特製キャスター台座が完成しました。このよう櫓ごと載せて納品します。作業の高さはこれで丁度です。移動も楽々です。
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■冷却箱も完全な状態で残ってます。
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これがモーターです。200W。
■ 直火式ですが 当社の特製デバイスが付いてますから、全く普通に焼けます。
正直、これがないと焙煎は難しい。
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煙突の見事な仕上げです。自慢
「煙突ダンパー」を後で装着して 暖気時間の短くします。
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■たったモーター1個で
① 同軸上の排気&冷却 ファンを回します。
② ベルトを介してギアで減速しシリンダー(ドラム)を回転させます。
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■ 空気の流れは、基本的にR-101の初期型と同じです。
当り前ですが、モーターを可変速にすると、同時にシリンダーも可変しますので固定速でしか使えません。
■私は三相モーターで排気風量だけを無断変速出来ます。
■ 今日、1㌔をベストで焙煎を終えた思ったら、30秒以上煎り過ぎでした。
たった1回ですが、微圧計・温度計がないなら少量は難しい。
3㌔マックスで、ガス全開で焼けば、毎回同じ焙煎は出来ます。排気ダンパーは無いです。
だから「ブタ釜」使用者と、排気ダンパー弄ってる馬鹿とは意識が全く違うわね。
世界中の焙煎機には「排気ダンパー」は装着されていない。
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テスト焙煎の図
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モーター部分の台座も鋳鉄です。
■当店では「ブタ釜」のOH、修理は一切受け付けておりません。これにサイクロンも現代では必要です。これで「美味しく」焼くには現代の装備をするだけです。非常に高価になります。
■ これに関してのお問い合わせなども一切お断りします。