ただし、例外がある。英国のブロンテ姉妹だけは別。
いくらデジタル映像が優れていても人間の五感に訴える経験に敵うものはない。例えば旅をして何を感じ考えるかというと、そこにある幾多のトラブルや他人の親切などなど。そういう経験を通して人は成長するのであろう。この私もそれで多少の成長はしてきたつもりである。
今思い起こせば思い出とは全てトラブルである。
コーヒー焙煎を語るなら、やはり世界を見るべきであると思うから、私は世界各国のロースターを訪ねている。
そして痛感するのは、日本のコーヒー焙煎だけは間違っている。
世界とは遠く離れている。
けれど、たかがコーヒー焙煎、デタラメでも9割は出来る。
その9割やってる人間が
「コーヒー焙煎は毎日同じ色で焙煎しても、その日の気候や湿度で毎日、味が違う微妙なものだ」と言います。
アホです。
アホのくせに自らを「珈琲焙煎士」なんて呼びます。
「士業」は国家資格です。
色で焙煎を決めてる程度ですから、毎日違いますね。