今年も静岡ホビーショーに行ってまいりました。
あちこちのブログでも沢山紹介されているので、多くの作品紹介は他の皆さんにお任せして
こちらでは簡単にアップ致します。
いつものようにモデルクラブの展示が行われた南館は、昨年同様200以上のモデルクラブの皆さんの作品が展示されています。
今回、モケデンさんこと模型電動士様の所属するクラブ、GARAGE24のご好意によりタミヤのマトラを展示させていただくことになりました。
何度か記事にも書いていますが、1971年の第四回東京レーシングカーショーの一環として
タミヤが主宰して開催されたモデルカーコンテスト。
これに見事入賞されたモケデンさんのカレラ10と佳作に選ばれた私のマトラの41年ぶりの再会です。
あの日、晴海の会場にいた同じ高校生の私とモケデンさんが、まさか41年後にこうして静岡で顔合わせするとは
夢にも思いませんでした。
マトラ・フランスMS11 - ひろポンの“わたしにも作れますぅ”
“生き別れた兄弟の再会”とクラブの方に笑われましたが(笑)そうかもしれません。
何と言っても私とモケデンさんの子供の頃の写真が似ているので無理もないことです。
ちなみに私の左上の自画像の元写真がこちら。
特に左の画像、モケデンさんのホームページの写真と見比べて見て下さい(笑)
模型墓場井の頭公園
並んで写真を撮っていただきましたがとりあえずブースカのお面でネ…。
モケデンさんの910は昨年きれいにレストアされて、当時のままライトが点灯して走ります!
美しい塗装もヒンジを介して開くドアやカウルも当時のままで感動しました…。
私のほうは10年後と3年前にちょっとレストアしただけですが、ここでも入選作と佳作の差がはっきり(笑)
今回、その後のコンテストで入賞されたある方の発案で、当時の参加者に声を掛けてみようということになり
このようなチラシも作って会場に置きました。
今回ミーヤンさんの他にまた新しく1名の方が、他のクラブでこの日いらっしゃったことが判明。
もっともっと参加者が見つかってくれたら嬉しいですねえ。
電動士様との模型つながりだけでなく、あの日上京した私を小雨の中、晴海に連れていってくれた従姉。
親類宅でその日の晩、イラストの道に進むきっかけとなった絵の師匠を紹介してもらって
みんなここから始まっているんです…。
世の中どこでどう繋がっていくか判りません。面白いですね。
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さて昔話はこれくらいにして…Garage24:モケデンさんの新作のFAB1:ペネロープ号です。
左のキットのままと比べて下さい。プロポーションから内装、フィギュアまで徹底的に手を加えています。
重量感まで伝わってくる素晴らしい作品。
こちらはさかもっち様、ドアやカウルの開閉も見事にリアルなプジョー205。
昔作りましたがあのキットがこうなるか…という感じ。
ラリー車を得意とされるだけにツボを押さえた作り込みはとても参考になります。
ことらはn-hirobe様のナニーニの155。美しいレッドの塗装といいマジで手に入れたい(笑)1台です。
良い物見せていただきました。また作りたくなってしまった…。
お隣の湘南モデルカー愛好会“S.E.M”では、年々作り込みに凄みが増していくかっぱコーヂさんの300SLRが。
モスも言葉を失うフル開閉。
ズラッと並んだSさんのメルセデス、これは540とSSK。カラーリングといいどれも素晴らしい。
レプリカンパニー、ミゾロギさんの新作250GTOはカー&ドライバー誌上で販売されます!
どうですいいですねえ、大好きなこのルマン仕様。
タナヤンさんのフジミP34は先頃モデルカーズにも載りましたね。
上手い人が作ると素組みでもこうなります。参りました…。
ビッグスケールの凄いF1を見せてくれるトヨタデザイン・モデラーズクラブ。
ロータス72E!あのエーダイ1/8のロータス72Dの改造です、作ったなあ、これもM23も。
タミヤがそのままデカクなっただけで愕然としました。
タイヤは原型を作ってレジンで複製。どこもかしこも驚きの仕上がりです。
ジオラマ系も毎年凄くなっていきますが、気に入ったひとつがこれ。
いいなあ、こうゆう空気感や匂いが伝わってくる作品を作ってみたいですね。
友人の静岡プラモおやじの会のところに置かれたploverbellさんの1/12のS130Zです。
ボンネットを開けるとご覧のとおり!
画像の左には1/24もあるのですが、そちらも同様の作り込みで絶句。
今は510ブルを制作中ですが究極モデリングのひとつの形ですね。
今回はメーカーブースのクルマはあまり興味のあるアイテムが無かったのでほとんどろくに見ていません。
エブロの72はヒルのロブ・ウォーカー仕様を作る予定ですが、フロントタイヤが妙にロープロファイルで
気になります。他はいいんですけどねえ。
ショーのあとは静岡駅前南口のビルにある静岡ホビースクエアに寄ってきました。
ここでは常設展示のほかに600円の入場料で現在開催中の企画展を見られます。
“超妄想的僕の模型部屋 展”
静岡ホビースクエア | イベント情報
なんと40000点にもおよぶ貴重なプラモデルのコレクションがあり、ファンにとっては必見。
ディスプレイも良く考えられて、ごらんのような山も3つほどあります!
以前のエントリにも書いて今や世界中にその名を知られる会社の社長さんのコレクションだとか!
お宝かも?!イマイのカタログ - ひろポンの“わたしにも作れますぅ”
凄さに溜息が出ますが、この膨大な数のキットをどうやってコンディション良く保管していたのか
興味津々。
ボックスアート原画もありました、小松崎氏のキングタイガー、川上氏のラジコンのP34、ハセガワF-16は小池氏でしょうか。
期間中機会があったら是非ご覧になってみてください。
帰りはビールを飲みiPadゲームをしながらマッタリとミゾさんと帰ってきました。
今年もいろいろな方に会えて楽しかったなあ。
また来年も宜しくお願い致します(m_m)