ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

Marx : UnionPacific M10005

2011-06-25 | Toys
今日は久々の鉄道ものです。

1936年にデビューしたユニオン・パシフィック鉄道のM10005ストリームライナー。
以前サンタフェ鉄道のディーゼルをアップしましたが、これも同じアメリカのMarx製Oゲージ鉄道模型です。

サンタはサンタでも…。 - ひろポンの“わたしにも作れますぅ”

30年代アメリカの鉄道会社は不況と自家用車の広がりで苦境に陥った時、次々と斬新な
流線形列車を登場させました。
これはその中のM10000シリーズという中のひとつですが、City of San Francisco
City of Denver、City of Los Angelesといった名称の列車が走っていました。




この長いボンネットの犬顔の機関車と客車3両、オリジナルは6両セットだったみたいです。
最後尾車両はもちろん流線形です。
ブリキのドンガラ中身無しの車両は1軸車輪のみで連接式になっています。



Louis Marx and Companyのマークが入った見るからに年代物のトランス。
オーバル型のレールを繋いで通電すると、ヘッドライトを点灯させてちゃんと走りますよ。
ただしなぜかバックしかしません(笑)
どこにも前進後退切替のスイッチがないのですが…?




機関車のボディーを外すと中のモーターはこんな感じ。
同じMarxの蒸気機関車と同じものを使っているようです。
またこれと同じ車体を使ったゼンマイ式の機関車、セットもあります。

散々遊び倒して傷だらけですが、このシルバーの車両はなかなか味があります。
架空のカラーか何なのか不明ですが、他にCity of Denver仕様のイエロー
クリーム&グリーンの2トーンの車両もありました。

で、実際の車両はというとこんな感じ。


これはCity of Denverですね。
迫力満点ダイナミックなスタイルです、いいですねえ。
ムツゴロウ顔のM10000、鉄仮面のようなショベル顔のゼファーなど、当時のアメリカの
流線形列車はどれも非常に魅力的で、後の日本の鉄道車両にも大きな影響を与えました。