アメリカのオーバルレーシングの魅力のひとつといえば
やはりバンクの付いたカーブを全開で駆け抜ける迫力でしょう。
現在のような舗装されたオーバルコースになるずっと昔、1920年代にはいわゆるボードトラックという板張りのバンクのコースが沢山建設されて、オートバイのレースなど盛んに開催されました。
今と全く変わらないような大きなバンク付きトラックを、フルスピードですっ飛んでいくインディアン!の動画がYou tubeでも見られます。
ほとんどサーカスと言ってもいい命知らずな大スペクタクルですねえ。
1920's Indian Board Track racing Part 2 See more at http://akronmchistory.yolasite.com/ - YouTube
戦後は未舗装のダートオーバルが中心となってアメリカのレースは発展していくわけですが、バンクのあるコースというのはやはり独特な雰囲気があって見ていて楽しい。
対してヨーロッパはどうだったのかと真っ先に思い浮かぶのが有名なブルックランズやリナ・モンレリー、モンツァ、アブスなどでしょう。
世界最古のパーマネント・サーキットと言われ1907年に完成したブルックランズは、南のバイフリート・バンクと北のメンバーズ・バンクの高さが異なる変形オーバル。
1935年に235Kmの速度記録を立て、まさに飛ぶように走るあまりに有名なジョン・コブのネイピア・レイルトン。実車を見てみたい1台です。
そういえば例のペーパークラフトもまだ作っていなかった…。
同じような形のモンレリーとモンツァ、モンツァの南側バンクはちょっとだけRが小さい。
モンツァは最初に出来た当時のオーバルはバンクのずっと低いスピードトラックでした。
1933年モンツァ・グランプリでカンパーリ、ボルザッキーニ、チャイコフスキー伯爵の3人が亡くなった事故のあと安全性が問われ、しばらく使用されませんでしたが、大戦後に戦車のパレードでガタガタになったコースを造り直した時に、今残っているあのバンクが建設されました。
映画“グランプリ”でもその魅力を充分味わうことが出来ますね。
これは大昔に買ったモンツァの歴史を紹介した本です。
開催された各種のレースと使用されたレイアウトなどが詳しく書かれています。
ベルリンのアウトバーンを閉鎖したアヴスの北カーブ、通称“死の壁”とも呼ばれたレンガ敷きの巨大なバンクもいまは取り壊されて跡形もありませんが、ここも凄いコースでした。
ジャン・ベーラがバンク上部から飛び出した事故などもありましたが、当時は160Km以上のスピードでこの43°のバンクを走ったといいます。
その他にドイツのラウジッツ、イギリスにロッキンガムといったアメリカ型オーバルコースが近年建設されましたが他にもあまり知られていないサーキットがあります。
まずはフランス、マルセイユにあるミラマス(MIRAMAS)。
1周5Kmの楕円形で1924年に完成、1926年のフランスGP(ACF・GP)が開催されました。
現在は内側外側に各種のトラックが建設され、BMWのテストコースになっています。
そして何と言ってもお勧め!(笑)はスペイン・バルセロナの西、観光地でもあるシッチェスにあるSitges-terramar(シッチェス・テラマール)。
Broocklandsと同じようなそら豆形のトラックで、現在も残っていますが全長は2kmと短いもののここのバンクは凄い急傾斜です。
1923年オープンでバンク角は最大60°。
ググってみるといくつも画像が出てきますが、ほかのコースは目じゃないくらい巨大な壁のようです。
またカナダやアルゼンチンにもアメリカ型のオーバルコースがいくつかあります。
まあテストコースにはメルセデスの90°バンクなんてのもありますが、あれは全然小さいしやっぱりアヴスみたいな巨大なバンクを走る現代のレーシングマシンというのを無理は承知ですが是非見てみたいものです。
やはりバンクの付いたカーブを全開で駆け抜ける迫力でしょう。
現在のような舗装されたオーバルコースになるずっと昔、1920年代にはいわゆるボードトラックという板張りのバンクのコースが沢山建設されて、オートバイのレースなど盛んに開催されました。
今と全く変わらないような大きなバンク付きトラックを、フルスピードですっ飛んでいくインディアン!の動画がYou tubeでも見られます。
ほとんどサーカスと言ってもいい命知らずな大スペクタクルですねえ。
1920's Indian Board Track racing Part 2 See more at http://akronmchistory.yolasite.com/ - YouTube
戦後は未舗装のダートオーバルが中心となってアメリカのレースは発展していくわけですが、バンクのあるコースというのはやはり独特な雰囲気があって見ていて楽しい。
対してヨーロッパはどうだったのかと真っ先に思い浮かぶのが有名なブルックランズやリナ・モンレリー、モンツァ、アブスなどでしょう。
世界最古のパーマネント・サーキットと言われ1907年に完成したブルックランズは、南のバイフリート・バンクと北のメンバーズ・バンクの高さが異なる変形オーバル。
1935年に235Kmの速度記録を立て、まさに飛ぶように走るあまりに有名なジョン・コブのネイピア・レイルトン。実車を見てみたい1台です。
そういえば例のペーパークラフトもまだ作っていなかった…。
同じような形のモンレリーとモンツァ、モンツァの南側バンクはちょっとだけRが小さい。
モンツァは最初に出来た当時のオーバルはバンクのずっと低いスピードトラックでした。
1933年モンツァ・グランプリでカンパーリ、ボルザッキーニ、チャイコフスキー伯爵の3人が亡くなった事故のあと安全性が問われ、しばらく使用されませんでしたが、大戦後に戦車のパレードでガタガタになったコースを造り直した時に、今残っているあのバンクが建設されました。
映画“グランプリ”でもその魅力を充分味わうことが出来ますね。
これは大昔に買ったモンツァの歴史を紹介した本です。
開催された各種のレースと使用されたレイアウトなどが詳しく書かれています。
ベルリンのアウトバーンを閉鎖したアヴスの北カーブ、通称“死の壁”とも呼ばれたレンガ敷きの巨大なバンクもいまは取り壊されて跡形もありませんが、ここも凄いコースでした。
ジャン・ベーラがバンク上部から飛び出した事故などもありましたが、当時は160Km以上のスピードでこの43°のバンクを走ったといいます。
その他にドイツのラウジッツ、イギリスにロッキンガムといったアメリカ型オーバルコースが近年建設されましたが他にもあまり知られていないサーキットがあります。
まずはフランス、マルセイユにあるミラマス(MIRAMAS)。
1周5Kmの楕円形で1924年に完成、1926年のフランスGP(ACF・GP)が開催されました。
現在は内側外側に各種のトラックが建設され、BMWのテストコースになっています。
そして何と言ってもお勧め!(笑)はスペイン・バルセロナの西、観光地でもあるシッチェスにあるSitges-terramar(シッチェス・テラマール)。
Broocklandsと同じようなそら豆形のトラックで、現在も残っていますが全長は2kmと短いもののここのバンクは凄い急傾斜です。
1923年オープンでバンク角は最大60°。
ググってみるといくつも画像が出てきますが、ほかのコースは目じゃないくらい巨大な壁のようです。
またカナダやアルゼンチンにもアメリカ型のオーバルコースがいくつかあります。
まあテストコースにはメルセデスの90°バンクなんてのもありますが、あれは全然小さいしやっぱりアヴスみたいな巨大なバンクを走る現代のレーシングマシンというのを無理は承知ですが是非見てみたいものです。
いつもひろポンさんのブログは
勉強になります。
ここまで詳しく書いてあると「おぼえなあかん」
いう気になります。
ブルックランズですかペーパークラフトは。
たのしそうですねぇ。(^^ゞ
近年レースを見るより歴史ばかり掘り下げるようになってしまいました。
ペパクラはイギリスのミニカー・ブランドLLEDO(レド)のミニカー付きですが
こうゆうものがあるのが本場らしいですね。
もったいないのでそのうち複製して作ります(笑)
スロットカーの背景にもイイかも。
残念ながら私、ブルックランズに行ったことがありません!(笑)
これはだいぶ前にオクにたまたま出ていたもので85周年記念の商品です。
4年前の12月のエントリに書きましたが4台の素朴なミニカーがとても良いです。
探してみてください。