猫のコールが生後3ヶ月と2週間で我が家に来て、はや4週間が経った。
初めて来たその直後から「ふ~ん、ここが僕の新しい家かあぁ」と家中を物色して 歩
き、次に「あなたたち、どんな人間たちなの?」とばかりに猫の方から私たち飼い主が逆チェックを受けて、びっくりしたものだった。ペットショップでは店員中のアイドルで、皆が別れを惜しんでくれたほどだから、もともと大の人間好き、人間慣れ猫であったことは確かだ。
確かに爪切りも、体中のどこに触っても、全く嫌がる素振りを見せない。1週間前、少し下痢気味だったので、犬猫病院での処方された薬を見せると、なんの疑う風もなく、すぐ食べたのにもまたまたびっくり。こんな猫、見たことない猫だ。
私たちが家に居る時、どちらかの姿が見えないと「ニャアニャア(どこに居るの?)」鳴
いて探すほどだから、人から遊んでもらうのが大好きだ。で、よく捕まえごっこをするのだが、ちゃんとそれがゲームであることを理解して楽しんでいる風がある。以前のブログで食事のテーブルにだけは「猫禁止」と書いたが、実は「ダメ」と禁止し諭すと、逆に「どうしてそんな禁止をするの!」とばかりに反抗されている。元教師のプライドが通じない、実に教える工夫を要する手強い相手である。
これはその友人と言う人から直接聞いた不思議な話だ。
七匹の猫を格別にかわいがっている人が居た。けれどもある日、その主人が突然病に倒れたしまった。その日から亡くなる一週間、猫たちにどんなに餌をあげても一切食べず、最後は獣医さんが来て、つきっきりで点滴などをする事態になった。しかしその甲斐もなく、ちょうど主人が亡くなったその日、七匹の猫たちも全員死んでしまったということである。
この話が確かに「ありそうな本当の話」だと、コールを見ていて思う。(ケパ)