結婚しなければわからないが、結婚とは人生にとって最大の出来事である。 なにしろ、一人の異性と距離ゼロセンチで住み、生計をひとつにし、自分の未来(子孫を設けすべて)を托す。これはすごいことだ。だから幸せな結婚ができることは、その人生は成功したと言える。 しかしもっとも大成功は、こころから愛し愛しあう夫婦である。そんな夫婦は滅多にお目にかからない。奇跡、あるいは奇跡的ですらある。現実は実に多くの夫婦が、愛に冷め、むしろ夫婦であることに苦しんでいる。
私は自分について断言するが、もし最初の結婚であれほど苦しむことがなければ、今の幸せ、ドルカスと一つの心で生きる喜びはないと言える。つまり苦しみなしには、今の心とはならなかったと思う。 わたしの人生の主、わたしの神が、わたしを苦しめられ、遂にわたしを幸せにしてくださったのである。この神はわたしを真に愛してくださっている。この神に、私は自分を全て差し出している。ケパ