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・・・⛄ 冬がやってきました ⛄・・・

表銀座縦走Ⅰ

2014年05月23日 | 日本百名山

2010年8月6日~9日表銀座を縦走してきた。

Ⓜツアー利用、TDはK室さんと、当時新人のI原君の2人です。

現地ガイドは笠原さんでした。  ↓ 笠原さんのホームページです

http://outdoor.geocities.jp/mountskifish/index

▲8月6日(1日目)

今日はバスで、新宿駅~中房温泉、燕岳登山口~燕山荘まで歩きます。

:中房温泉 

                                                                 

11:30 昼食、12:10 晴天の中、合戦尾根を登る。

陽ざしはキツイが樹林の中を歩くので助けられる。

北アルプスの三大急登に数えられるが、「これが三大急登?」という声があがるほど

手応えがない。 

13:00 第一ベンチ、13:35 第二ベンチ、14:50 富士見ベンチと休憩を入れながら、

たんたんと登る。 日が陰り、遠くで雷が鳴っている。

15:30 合戦小屋へ、ここでT崎さんから、名物「西瓜」を御相伴に与る。

⇒ T崎さんとの出会いはこのツアーでだった。

         

:トリカブト        :コマクサ           :ハクサンボウフウ    :クルマユリ  

16:10 樹林を抜けて「合戦の頭」へ、燕山荘も見えてきた。

:燕山荘

17:00 霧に霞む「燕山荘」へ、リュックはデポし軽装で山頂へ向かう。

往復60分の行程だ。

:オブジェ

花崗岩のオブジェが目立つ、足元も砂礫になった花崗岩。

:コマクサ

傾斜地にはコマクサが咲いていた。

笠原さんが昔に比べたら少なくなったと話していた。

(T崎さんが足を踏み入れそうだったので、やんわりと注意した)

:燕岳山頂

オブジェに囲まれたせまい山頂で、写真を撮り「燕山荘」に戻る。

団体なので大部屋に、これ以上人はこない安心感はあるが、やはりせまい。

夕食後、赤岩オーナーの話とホルン演奏を聞いた。

(演目はブラームスの第一番、私にはホルンも”ブブゼラ”の音にしか聞こえなかったが)

印象に残った話を一つ。

「山は take in take out 」持ってきたものは、持ち帰って下さいと。

燕岳=日本二百名山を紹介しよう。

日本百「一」名山との評価もあるが、何故百名山に選定されなかったのか?

その答えは「日本百名山:深田久弥著」の後記で知ることができる。

選定基準の第二に、「私は山の歴史を尊重する。昔から人間と深いかかわりをもった山を除外

するわけにはいかない。人々が朝夕仰いで敬い、その頂に祠を祀るような山は、おのずから名山

の資格を持っている。山霊がこもっている。・・・・」と書かれている。

この「燕岳」には宗教色が見えない。頂上に祠もない、百名山に選定されなかった最大の理由が

ここにあると個人的には思っている。

        行程:標高差1300m、約5.5km、約6時間 

      7:15 新宿駅 =11:30 中房温泉 ⇒12:10 燕岳登山口 ⇒13:00 第一ベンチ

       ⇒13:35 第二ベンチ ⇒14:50 富士見ベンチ ⇒15:30 合戦小屋

       ⇒16:10 合戦の頭 ⇒17:00 燕山荘 ⇒17:30 燕岳 ⇒18:00 燕山荘

             「空は天の星できれいだったよ」と翌朝聞いた。

 

**

▲8月7日(2日目)

表銀座縦走2日目、燕山~大天井岳~水俣乗越(東鎌尾根)~ヒュッテ大槍まで歩く。

予定では8時間、長~~~い、一日になりそう・・・・・。

5:25 ガスに曇る燕山荘を発つ。涼しいというより寒い、砂礫と岩場の登山道を歩く。

        

:コマクサ           :ミヤマコゴメグサ     :ヤマハハコ 

:大下り

8:00 大天井分岐、はれないガスの中、岩がゴロゴロする登りを歩く。

山頂が見えるようで見えない、息をあげながら 8:35 大天井小屋に(笠原ガイドの元職場)

:大天井岳(2992m)

8:57 大天井(オテンショウ)岳山頂へ、ガスでこの通り。

やっと晴れ間が出てきた。

槍ヶ岳の山頂は雲に隠れているが、北鎌尾根は見える。

縦走路の先は雲の中、穂高連峰がこの中にある。

:大天井ヒュッテ

大天井ヒュッテへ下る

:牛首山

9:55 牛首山は登らずにトラバース、いよいよ表銀座縦走コースへ。

:喜作レリーフ

喜作新道を拓いた猟師の喜作さんのレリーフ(本人は知る由もないが)

:ビックリ平

アップダウンを繰り返しながら稜線に、10:40 ビックリ平で昼食。

この「ビックリ平」は、ガイドの笠原さんの命名になる(昭文社の地図にも載っている)

(この写真は写真撮影が副業?のK室TDに撮ってもらいました)

:赤岩岳

正面は赤岩岳、ここを越えて行く。 11:55 赤岩岳山頂、休憩。

周囲には、多くの花が咲いていた。

      

:オトギリソウ    :ミヤマクワガタ      :タカネナデシコ 

ここから西岳の鞍部にある、西岳ヒュッテへ下る。

ここで水分補給(購入)をし、大休憩。

東鎌尾根への分岐にあたる、水俣乗越への下り、難所だ。

鎖場・梯子・足元はザレて不安定、傾斜も急だ。風がないのが大きなサポートか。

14:10 水俣乗越へ、西岳ヒュッテから200m下ったことになる。

:縦走路

正面は赤岩岳か?今歩いてきた路だ。

今日最後の東鎌尾根の登りがはじまる、ヒュッテ大槍までは2時間弱の歩程。

大きなピークを三つ越すとゴールだが、トラバースできず、梯子を登り降りし越えて行く。

槍ヶ岳と肩の小屋が見える。

陽ざしは強いが、尾根を渡る風が涼を運んでくれるし、岩場に咲いた花もサポートしてくれた。

      

:イワギキョウ        :オタカラコウ     :テガタチドリ

前穂高岳

 

常念岳

16:30 ヒュッテ大槍へ、文字通り「辿り着いた」

8時間の予定が、11時間かかった、長~~~い2日目が終った。

       行程:最大標高差400m、約11時間 

      5:25 燕山荘 ⇒8:00 大天井岳分岐 ⇒8:57 大天井岳山頂

       ⇒9:55 大天井ヒュッテ ⇒10:40 ビックリ平・昼食 ⇒11:55 赤岩岳

       ⇒14:10 水俣乗越(東鎌尾根) ⇒16:30 大槍ヒュッテ 

  ◆ ◆ ◆ 表銀座縦走Ⅱへ続く ⇒ ⇒ ⇒

 

  

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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