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・・・⛄ 冬がやってきました ⛄・・・

赤石岳~荒川三山縦走(その1)

2012年08月02日 | 日本百名山

7月26日~30日、4泊5日で「赤石岳~荒川三山」を縦走してきました。

M旅旅行のツアーです。  カリスマTD K野さん、ガイドが冨沢さんでした。

*7月26日(木) 晴れ

今日は椹島ロッジへの移動のみ。

新東名 →国道27号線 →県道60号線を走り、井川ダムで昼食。

13:00 畑薙第一ダム、ここから椹島ロッジへは専用送迎車に乗り換え、14:00 椹島ロッジに着いた。

畑薙第一ダムからは、大井川沿いに設置された林道(作業用?)を走る。

川の東側は青薙山・笊が岳、西側は南アルプス南部の曹操たる名山を連ねている。

  

南アルプス南部を紹介しよう。

南アルプス(赤石山脈)は南北に延びる長大な尾根によって、構成される。

3000mを超える山は13座を数える。

南アルプスの中ほどに、静岡県と長野県を結ぶ三伏峠(2580m)がある。

一般的にはこの峠を境にして塩見岳以北を、南アルプス北部、赤石岳から光岳までを南部と呼ぶ。

   

椹島ロッジは旅館、正式には「東海フォレスト椹島事業所」と看板があった。

パルプ産業最盛期、東海パルプの前進基地で、今は南アルプス南部の登山基地になっている。

ちなみに「椹=さわら」とは檜科の木の名前、ヒノキに比べ「さわらか」であることによる。

ヒノキよりも成長が旺盛。材質は、木理はやや粗くて軽くて軟らかい。

耐湿性に富み、酸類などの腐食にも耐える。 用途:桶類・家具・建具等

*7月27日(金) 晴れ

今日は大倉尾根を赤石小屋まで登る、登り標高差1417m、約5.5kmの歩程。

5:00朝食、6:00スタート、天候は晴れ、殆どが樹林帯を歩く。

  :登山基地

ミズナラの巨木(幹周:4m、樹高15~20m)が目立つ”樹林帯”を登って行く。

日差しは遮られるが、風も入らないので、汗は出る。

 

  

8:30 「樺段」へ、少し開けた場所を「段」というらしい。

  

共通の標示板

樹林帯で見た貴重な花たちです。  (クリックすると大きくなります)

        

:イチヨウラン(3態)                                     :コフタバラン

         

:ギンリョウソウ       :キバナコマノツメ     :ハリブキ           :キソチドリ 

   :南アルプスらしい絵?

最後の急登!!   

  :樹林帯から見えた赤石岳

12:05 赤石小屋へ着く( はや・・・・・)

      

:赤石岳           :聖岳             :荒川三山

赤石小屋からの展望です。(早朝撮ったもの)

   

夕食:豚肉の生姜焼き                   朝食:納豆に焼き

*7月28日(土) 晴れ

「男子サッカー日本がスペインに【1:0】で勝ったよ」のニュースで朝を迎えた。

今日はいよいよ赤石岳に登る。

アップダウンのある歩程、登り標高差580m、下り標高差505m、約5.5kmを歩く。

 どの山も頂上もそれぞれの特徴をもっている。

  猫額の地もあれば、斜面のつづきのような高地もある。

 懸崖の上に位置するものもあれば、森林に包まれたものもある。

  しかし、私の記憶にあるあらゆる頂上のなかで、赤石岳のそれほど立派なものはない。

 それは実におおらかな風貌をそなえている。

  広々としているがただの緩慢ではなく、キリッとした緊まりがある。

 これほど寛容と威厳を兼ねそなえた頂上はほかになるまい。

                         (日本百名山:赤石岳より抜粋)

5:50 赤石小屋を立ち、シラビソの樹林帯を登って行く。

   

樹林帯から見えた富士山 (クリックして御覧あれ)

6:40 富士見平へ、ここは360°の眺望が・・・

         

:富士山           :赤石岳            :荒川三山         :聖岳~奥河内岳  

ここから一旦鞍部に下り、通称「ラクダの背」を登って行く。

急登で足場も悪い(土砂の崩壊)ので桟道(足場板)も何か所か設置されている。

ただ斜面はお花畑、数えきれない花が咲いていた。

クロユリが普通に数多く咲いているのにも、驚いた。

         

:ヨツバシオガマ      :タカネグンナイフウロ    :ウスユキソウ       :ミヤマオダマキ 

         

:イブキトラノオ       :ハクサンチドリ       :タカネヤハズハハコ    :クロユリ

         

もう少しで稜線に出る、一点の雲もない、青空が彩やかだ。

         

:寄せ植え          :イワギキョウ        :イワオトギリ        :イブキジャコウソウ

         

:コメバツガザクラ      :シコタンソウ        :オヤマノエンドウ      :ミヤマダイコンソウ

   :稜線

9:15 稜線に出た、リュックをデポし、弁当を持って赤石岳山頂へ

  :山頂への登山道

人が多いでしょ!ここは南アルプス赤石岳ですよ、(念のために)

   :赤石岳山頂

9:48 赤石岳山頂です。  少し早いが昼食です、シンプルなオニギリ二つ美味しかった。

   :方位板

マンホールではありません、方位板です。

  

縦走路です、正面が小赤石岳、左が荒川前岳・中岳、右が悪沢岳です。

奥は南アルプス北部の山々、左奥が仙丈岳、ピークのみが塩見岳、正面が間ノ岳、その右が農鳥岳。

下山です、デポ地点まで下り、小赤石岳をめざします。

 11:00 小赤石岳(3081m)

 小赤石岳の肩から今日泊まる「荒川小屋」見える。

      イワウメ

      チングルマ

12:25 大聖寺平へ、風の通り道、強風で停滞することもあるとか。

 13:05 荒川小屋へ(モデルはカリスマTDK野さん)

   

夕食:カレー、サラダは盛皿に            朝食:あっさりと

食堂でコーヒーを飲みながら記録の整理、花の身元照会作業に努めた。

*****************  7月29日 荒川三山に続く・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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