頸城三山(火打山・焼山・妙高山)の両雄、火打山(2462m)と妙高山(2454m)を歩いてきました。
Ⓜmaitabi 利用、TDは全てに詳しいH岡さんと、Hori君です。
9月28日(土)で、登山口の「笹ヶ峰」に向かいます。
4:00 笹ヶ峰駐車場着、「満天の星」が凄かった。
9月29日(日)6:00 晴天「笹ヶ峰」登山口を発つ。
今日は、火打山に登り、下山、宿舎の「黒沢池ヒュッテ」まで歩く。
約6~7時間の歩程になる。
:ツタウルシ
:登山口
ゲートをくぐって登山道へ。
:ソウシカンバ
ブナ・ダケ(ソウシ)カンバの樹林帯、木道が整備されている。
(笹ヶ峰遊歩道が設置されており、その為の木道)
:ソウシカンバ(草紙樺)とも呼ばれ、はるか昔にはこの樹皮を剥がし、筆で字を書き紙の
代用に使われていたという。 『博学のH岡TD談』
ダケカンバといえば、雪の重みに耐えるかのように低く這ったものが思い浮かぶ。
ここのダケカンバは上に、上にと見事に成長している。
:黒沢川
7:05 黒沢川を渡り、小休止。木道ともお別れだ。
十二曲りと呼ばれる急登、見事に成長したソウシカンバの大木。
:シラヤマギク
:十二曲り終わり
7:31~7:50 十二曲りに要した時間だ。
ここを登ると樹林帯から稜線に出る。
:H岡TD
後立山連峰が姿を見せる。
:富士見平
8:53 富士見平、黒沢ヒュッテへの分岐(明日の下山路)
富士見平だから「富士山が見えるのか?」探したが見えない。
八ヶ岳~南アルプスが見えるので、見えるチャンスはあるのだろう。
:黒沢山
黒沢山を巻いて、2000mの高層湿原「高谷池」を目指す。
このコースには高谷池、天狗の庭(火打山)、黒沢池(妙高山)の3つの高層湿原がある。
:オニアザミ
火打山が姿を見せた。
左から焼山(=活火山2400m、山頂部に周囲約500mの火口があるので登山止)
真ん中に影火打(2384m)右に火打山(2462m)
:高岩ヒュッテ
9:45~10:00 「高岡ヒュッテ=公設」に、長めの休憩。
セピアカラーの世界↑ ↓ヨツバシオガマ
高層湿原高谷池(夏もいいだろうね・・・。)
オヤマリンドウ3態
湿原には木道が設置されている、正面が火打山。
10:20 「天狗の庭」コバイケイソウのドライフラワー?
:イワショウブ
:ハクサンボウフウ
「天狗の庭」の奥には、妙高山が姿を見せています。
だいぶ登ってきました。(奥に富士山も顔を出していました)
振り返ると、北アルプス(手前は高妻山2353m)
:雷鳥平
11:03 雷鳥平、日本海の一部と新潟の海岸線が見えた。
いい言葉ですね。
:火打山頂
11:47~12:15 火打山頂、昼食。
まさに遮るもののない、360度の眺望、雨飾山もひっそりとたたずんでいた。
日本海に浮かぶ佐渡も、新潟平野にポツンと浮かんで見えるのは米山(993m)だ。
正面の一段低いピークが雨飾山(1963m)右端が焼山。
宗教色はあまりない、朽ちかけた・・・像?
:三角点
熊野神社のお札が納められていた。
:高妻山
シラタマ、食べられる。独特のミント味(トクホン臭もある)がする。
12:15 下山開始、外輪山の奥に妙高山。
:茶臼山(2171m)
13:50 天狗の庭~高岩池ヒユッテを経て、14:17 茶臼山へ。
ピークではなく、峠といった方が正確かもしれない。
左手前が黒沢池(大きな湿原だろうが、水は少ない)奥のピークが明日登る妙高山。
黒沢池ヒュッテ(ドームの屋根が目を引く)
14:45 黒沢池ヒュッテに着いた、我々の宿は左に見える別館。
:夕食
18:00夕食、 menu はシチュー、筍、里芋、椎茸、それとうずら豆。
いわゆる普通の山小屋の夕食だが (不満の声が多かったが)
*****
行程:標高差1142m、約12km、歩行時間7時間
22:30 新宿 =4:00 笹ヶ峰駐車場 ⇒6:00 登山口発 ⇒7:05 黒沢橋
⇒7:31~7:50 十二曲り ⇒8:53 富士見平 ⇒9:45~10:00 高谷ヒュッテ
⇒10:20 天狗の庭 ⇒11:03 雷鳥平 ⇒11:47~12:15 火打山頂・昼食
⇒13:50 天狗の庭 ⇒14:17(高岩ヒュッテ経由)茶臼山 ⇒14:45 黒沢池ヒュッテ
日本百名山 93 完登
twins
:リハーサル
:本番です
もうすぐ1歳、カウントダウンが始まりました。
表情も 「らしく」 なってきました。
***
9月30日(月)4:00 起床。
昨日は20:00に寝ていたので睡眠時間は充分だ。
:朝食
4:30 朝食、MENUはクレープにジャムをペーストして食べる、コーンスープとコーヒーで。
(これも今一つかな、これから”一仕事”することを考えると・・・)
5:18 夜が明けきらないのでヘッドランプ着用で出発。
大倉乗越まで約600m、日の出に「justmeet」を期待して。
:もうすぐ乗越
もうすぐ大倉乗越(外輪山の稜線)に出る。
5:45 大倉乗越、御来光だ!!!
いいね!!
振り返ると火打山が。
朝焼けの妙高山(ピークは右奥)
:外輪山の下り
5:55 外輪山を一旦「長助池」まで下る。(標高差で約120m)
:白いホタルブクロ
:ミョウコウトリカブト(固有種)とヤマハハコ
:ミヤマキオン
:ミヤマカラマツソウ
:アキノキリンソウ
外輪山の斜面はお花畑だった。
:燕温泉分岐
6:40 燕温泉分岐(長助池を経て)へ
6:55 ここから妙高山への登り(標高差400m、ほぼ登り)が始まる。
7:30 ナナカマドの紅葉(孤軍奮闘といったところか)
8:00 尾根筋から稜線に出た、眼下に野尻湖が光って見える。
祠が・・・・。
:山頂
8:10 妙高山頂。 最高点はここから10分の場所、先へ進む。
:最高点
:個人の石碑
高妻山(手前)の奥に槍の穂が見える。
後立山連峰、”不帰の剣(かえらずのけん)”の奥に剱岳が顔を出している。
火打三山(右から火打山、影火打、焼山)
:妙高大神
8:20 妙高大神(最高点2454m)、歓声が上がる。
聞けば同行の”N宮氏=74歳”が日本百名山を達成したという。
おめでとう・・・・・。
富士山が雲海に浮かんでいた。
:日本岩
多分この上が最高点?
8:50 山頂に戻り下山開始
:赤倉温泉スキー場
眼下に赤倉温泉スキー場が見える(30年前よく来た)
下る・・また下る・・・そしてまた下る。 10:00 燕温泉分岐へ。
: :タケシマラン
:トゲブキ :オオユキザサ :ソウショウニンジン(薬草)
:ゴゼンタチバナ 数えると実が9つあった
:ツルニンジン :シラネアオイ (実はハジケテ飛ぶ)
:ガマズミ :マユミ
秋です、山で出会った「実」についてまとめました。
植物の「遺伝子を残す工夫」を感じます。
:ツルリンドウもしくは天狗の小槌(テングノコズチ)
10:30 大倉乗越から見た「長助池」
:黒沢池ヒュッテ
11:05~11:50 黒沢池ヒュッテへ戻り、レトルト御飯で昼食。
見事なダケカンバの巨木。(充分話題になりそうな存在感あり)
:右黒沢池
12:00 黒沢池を縦断し笹ヶ峰へ下山開始。
今日最後の登りでした。
12:23 富士見平へ、ミネカエデ(黄色)とナナカマドの紅葉
:サルノコシカケ(採る人もいないので、撮ってきた)
14:30 笹ヶ峰駐車場へ無事下山。
:イロハモミジ
*****
行程:標高差454m、約10km、歩行8.5時間
5:18 黒沢池ヒユッテ ⇒5:45 大倉乗越 ⇒6:50 燕温泉分岐
⇒8:10~8:50 妙高山頂及び最高点 ⇒10:00 燕温泉分岐
⇒10:30 大倉乗越 ⇒11:05~11:50 黒沢池ヒュッテ・昼食
⇒12:23 富士見平 ⇒13:45 黒沢橋 ⇒14:30 笹ヶ峰登山口
=16:30 杉の沢温泉”苗名の湯” 20:15 新宿駅
日本百名山 94 完登
高谷池でニアミスだったり、妙高の登山道ですれ違ったりしていたのですね。(そういえば、もしかして高谷池あたりで気づいてお話しましたっけ??)
雌阿寒のあの場所、3日後くらいに行った別のツアーによると、「蜂の巣あり」で迂回させられていたのですって。(笑)
バスでお隣の席だったものです。
山ではお世話になりました。
今後ともよろしくお願いします。
高層湿原高谷池と天狗の庭のコバイケイソウ
2年前の毎日ツアーで雪が20㎝も積もり妙高が中止になりました。クレープやけ食いで5枚も食べちゃいました!!しかもジャムをてんこ盛りで