ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「白夜行 第二部」晦チーム@シアター1010

2005-12-03 23:54:33 | 観劇記&鑑賞記
白夜行完結編(笑)観てきました。
晦(カイ)チームは2階席だったので、舞台上のバミりとか
余計なところが気になってしまって・・・。
セットがシンプルなので、椅子やテーブルの置き位置が微妙に違った
場面転換が結構多いんです。
なので舞台上には大量のバミりが。
オペグラで見てみると、印の種類がいくつかあって、
どれとどれが対になるのか分かるようになってました。
当たり前か・・・
でも転換稽古しっかりしないと間違えそう。。。
     

そんなことはさておき。
芳樹さんの亮司はやっぱりいいですね。
イメージぴったり。
ただ、ラストの飛び降りるシーンは2階席からだと、
やや迫力に欠けてしまいました。
あと、クッション置いてるのが丸見えになってしまうので、
飛び降りた後の這い出方は笠原さんの方が美しいな、と。
でも、どことなくスゴみも増していて、良かったです。

舟見君の雪穂はビジュアル的にはOKですが、
ちょっと硬いというか・・・
最近感情を押し殺す系の役が多いように思うので、
一度、思いっきり感情を表に出す役をやってみて欲しいですねぇ。
その経験を経て、抑える役をやるとまた違いそう。

林さんと曽世さんは安定していて、安心して観てられます。
林さんはきっちり笑いも取っていって、上手いですねー。
今度は普通の男性役が観てみたいです。

一部に比べて暗転が多かったので、一幕はなんかイマイチ。
でも二幕の回想シーンからの演出は美しかったですね~。
切り絵と同じポーズを取る亮司と雪穂。
そして子供亮司から大人亮司への入れ替わり。
引き込まれました。
     
   
しかーし。
この回想場面とラストに使われていた曲、
座長がパンフで「いい音楽が見つかりました。お楽しみに!」
みたいに書いてて、どんな曲だろう・・・と期待していたら・・・
「桜の園」で使った曲じゃねーかよっ

美しい夕暮れ時、アーニャとペーチャが新しい世界へ旅立とう!と
愛を誓い合い、幸せいっぱいの空気の中、
素直になれず悲しい恋の結末を迎えるワーリャの
「アーニャ!アーニャ!どこにいるの?」と
アーニャを探す声が遠くから聞こえてきて・・・暗転。
の、この場面で使われてた曲でしょ?!
アレンジは違うけどさー。
ちょっとガッカリだわよ。

ついでに言うとこの曲、藤原君のロミジュリのカーテンコールでも
使われておりました(笑)
って、前にも書いた気がする・・・

しかしこの作品、広島・栃木と事件が続く今、
余りにタイムリーというか・・・ちょっと痛かったです
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