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ゆんのひとり言

~iLYsゆんの推し事とスイーツを語るブログ~

「ドラキュラ」(Studio Life)@アートスフィア

2006-03-05 14:55:08 | 観劇記&鑑賞記
正直、初演と再演でお腹いっぱいになってるこの作品。
笠原・曽世は脇役になってるし、
大ちゃんのドラキュラはまぁ許せるとして、
姜君がジョナサン?!しかもシングル!みたいな・・・

でもまぁ、連続観劇記録のために1回は観ておこうか、と
ベテランチームのみ観劇。
こっちもWキャストだったんだけどね。

で、過去にあれだけ観ているにもかかわらず、
‘セワード’の印象が、相当薄かったんですよ。。。
ルーシーのことを好きな・・・いい人、程度で(笑)
それを曽世さんがやるのかぁ・・・とテンション低かったのですが
ところが今回、アーサー・セワード・キンシーを、
笠原・曽世・山本、のベテランチームが演じていたせいか、
驚くほど印象が強かった!!

まぁアーサーは、吸血鬼になってしまったルーシーの胸に
杭を打ち込む役どころだし、初演の山崎さんとか
とっても印象に残ってたんですよ。
杭、打ちにくそーだなー、とか(爆)

    

で、セワードとキンシーはチョイ役、
くらいの印象しかなかったんですけど、
そんなことなかったですねぇ。
まぁキンシーは出番少な目ですけど。
んで芳樹さんの妙なしゃべり・・・堀内孝雄?みたいな・・・は
ちょっとやりすぎだと思ったのですけど。

でも曽世さんのセワードは良かったですねぇ。
「いい人」で終わっちゃう、いい人っぷりを好演なさってて。
あぁ、こんなにきちんとした役どころだったんだ、と。

       

岩崎さんのドラキュラは確かに美しかったです。
登場シーンにはフライングあったりして。
でも、ちょっと、物足りない・・・かなぁ。
姜君は言わずもがな。
もうちょっと基礎をきっちに身につけていただきたいですねぇ。
セリフ、聞き取り辛いってばよ

で、まぁ暗転ブツ切りの脚本は相変わらずで長いのですが、
今回1回しか観ないってことで集中してたのかなぁ・・・
あれだけ観てたにもかかわらず、
今回初めてセリフの意味を理解したところがありましたよ

これまで、思い込みで観てしまっていたのと、
後半に差し掛かって疲れてたのとあると思うのですが、
ドラキュラの「(ジョナサンが)老いていく姿は見たくない」の
セリフ、勝手に‘自分の仲間にしたい’ってことだと
思い込んで観てたんですね。

でも、よくよく聞いてると、何百年という長い年月を1人孤独に生きてきて
本当に何百年かぶりに愛する者に出会えて、
吸血鬼は愛する者に杭を打ち込まれれば死ねる訳で、
やっと死ねる=孤独から解放される、ということだったのですね。
なので「愛する者を失いたくない」というのは、
自分の仲間にしたい、という意味ではなく、
自分を孤独から救って欲しい、ということだったのだな、と。

              

なので最後、ジョナサンの持つ杭に自ら飛び込んでいくのは、
自分の想いが受け入れられなかったからではなく、
自ら選んでのことだったんですねぇ・・・

で、期待してなかった「ドラキュラ」の方が、
楽しめちゃったりしたのでした
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