ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

新国立劇場開場10周年記念「オペラ・バレエ ガラ公演」@新国立劇場

2007-10-02 12:28:06 | クラシック
新国が開場して10年経ったのだそうで、
開場10周年記念公演を破格のお値段でやる、とのことで
発表会で歌う歌もあるし~、と行って参りました。

え~。
2日間公演があるうちの1日目は式典があるとは知っていましたが。
約20分の式典の後、30分の休憩・・・。
あのー、式典なんてどうでもいいんですけど
それなら「本編の開始は15時から」とかにしといてよ、
って思っちゃいました。
1時間あったら買い物とかできたのにさ~。

やや出鼻をくじかれた感じで、まずはバレエ「セレナーデ」。
‘上司に恵まれない時は・・・’のCMで使われていたあの曲です(笑)
これは群舞のフォーメーションの美しさを味わう作品でしょうかね。
青白い照明の中で幻想的な雰囲気の作品に仕上がっていました。
3F席だったので、どれが誰だかはちっとも分からず。
特に‘個’が目立つ振り付けでもなかったので、
途中ちょっと・・・落ちちゃいました
照明はずーっと青白いしさー(言い訳)

              

続いて、オペラガラ。
まずは東フィルによる「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の序曲。
うーん。
なんつーか。
キレのないワーグナーでした・・・かね
タンホイザーの合唱は面白かったです。

その他で良いな~と思ったのは「ある晴れた日に」でしょうか。
歌われたのは大村博美さん、だったかな?多分。
リゴレットの四重唱なんて・・・ショボかったです
ジルダ役の人は良かったけど。
この前のキエフオペラとは雲泥の差
あの公爵の歌、また聴きたいなぁ~。

楽しみにしていた発表会で歌う歌は、
プログラムを見てメゾの人が歌うと知り、おや?と。
この曲はアレンジが色々変えられる曲なのですが、
案の定メゾのアレンジになっていて、イマイチ盛り上がらないような。。。
高い音もCの音が2回出てきただけだし、
あんまり参考になりませんでした、かね。
あ、歌詞は勉強になりました!(又かよ
そっかー、リンドーロって恋人の名前だったのねー(爆)

外国人ゲスト(ですよねぇ?)のエレナ・ツィトコーワは
華があって良かったです。
特に「こうもり」の曲はなかなかな難曲だと思うのですが、お見事でした。
もう1人のアルベルト・クピードは、高音は確かに良く出ていましたが、
やや歌謡曲っぽい発声に聴こえて、あまり好きではありませんでした。

って訳で、全体的には何だかな~、な感じ。
客席も安いから来たお客さんが多かったのか、
普段のクラシック公演の時とは緊張感がまるで違っていて、
いつぞやのNHKホール状態でした。
演奏中でも咳、クシャミ、ヒソヒソ話、なんでもござれ

                

そんな客席ですが、皇太子ご夫妻がいらっしゃっていたようです。
なぜ伝聞口調かと言うと、私の席からは見えなかったから(爆)
開演前にはバルコニーから客席にカーッ!と照明を当てて、
写真&映像撮影がされていました。
ニュースでよく見る映像はこうやって撮られていたのですねぇ。
休憩時や終演後も「一般のお客様は少々お待ちください」と、足止め。

・・・余計なところに時間がかかった印象の強い公演でございました。
Comments (2)
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