トーマの心臓の小説版などというものが出ていることを、
つい最近知りまして。
去年発刊されたみたいですけど。
森博嗣さんの作。
面白そうなので読んでみました。
まず、設定が日本に置き換えられてます。
近くに海浜工業地帯…なんて書かれると、
なんか一気に味気ない気分になってしまうのは私だけでしょうか(;^_^A
設定が日本なので、当然登場人物も日本人です。
オスか-のみハーフでしたけど。
でも名前はユ-リとかエ-リクとかそのまま。
学校の習慣で、ニックネームで呼びあうってことになってます。
…どんな学校ですか(^^ゞ
割と原作通りに進みはするのですが、
やっぱり日本に置き換えて、宗教色を完全に排除してしまったことで
なんか違うな…と。
宗教心は全く無いので想像に過ぎないのですが、
やはりユ-リの苦悩の深さと、「赦し」というキーワードは
宗教無しには語れないと思うんですよね。
暴力に屈して、
神よりもサイフリ-トの方が上だと言ってしまったこと。
自分の命を差し出してでもユ-リを救いたいと思ったトーマの気持ち、
同様のエ-リクの気持ち。
更に、母の死の原因となった校長を父と認め、
愛していると言うオスカーの気持ちといった
深みが感じられないんですよね-。
サイフリ-トに何をされたのかもぼかされてるし。
エ-リクの、ユ-リに対する思いもよく分からないし。
まぁ、日本人の中学生あたりが
「僕の翼をあげる!」 なんて言ってたら
はぁ?!
って言っちゃいますけど(笑)
全くの別物、と思えば楽しめるんですかねぇ。
エピソードも色々カットされていて、
ちょっと残念。
エ-リクとシュバルツの件とか。
そのまま小説化するとすごい分量になるんでしょうねぇ。
あ、保健室のマリア先生は小説のオリジナルキャラで、
バッカスや医師の役を兼ねていて、
登場人物を減らせてスッキリまとまっていたと思います。
まぁバッカスは登場してはいたんですけど(;^_^A
絵って色んなことを語れるんだな、と
改めて絵の雄弁さを思い知らされたのでした。
つい最近知りまして。
去年発刊されたみたいですけど。
森博嗣さんの作。
面白そうなので読んでみました。
まず、設定が日本に置き換えられてます。
近くに海浜工業地帯…なんて書かれると、
なんか一気に味気ない気分になってしまうのは私だけでしょうか(;^_^A
設定が日本なので、当然登場人物も日本人です。
オスか-のみハーフでしたけど。
でも名前はユ-リとかエ-リクとかそのまま。
学校の習慣で、ニックネームで呼びあうってことになってます。
…どんな学校ですか(^^ゞ
割と原作通りに進みはするのですが、
やっぱり日本に置き換えて、宗教色を完全に排除してしまったことで
なんか違うな…と。
宗教心は全く無いので想像に過ぎないのですが、
やはりユ-リの苦悩の深さと、「赦し」というキーワードは
宗教無しには語れないと思うんですよね。
暴力に屈して、
神よりもサイフリ-トの方が上だと言ってしまったこと。
自分の命を差し出してでもユ-リを救いたいと思ったトーマの気持ち、
同様のエ-リクの気持ち。
更に、母の死の原因となった校長を父と認め、
愛していると言うオスカーの気持ちといった
深みが感じられないんですよね-。
サイフリ-トに何をされたのかもぼかされてるし。
エ-リクの、ユ-リに対する思いもよく分からないし。
まぁ、日本人の中学生あたりが
「僕の翼をあげる!」 なんて言ってたら
はぁ?!
って言っちゃいますけど(笑)
全くの別物、と思えば楽しめるんですかねぇ。
エピソードも色々カットされていて、
ちょっと残念。
エ-リクとシュバルツの件とか。
そのまま小説化するとすごい分量になるんでしょうねぇ。
あ、保健室のマリア先生は小説のオリジナルキャラで、
バッカスや医師の役を兼ねていて、
登場人物を減らせてスッキリまとまっていたと思います。
まぁバッカスは登場してはいたんですけど(;^_^A
絵って色んなことを語れるんだな、と
改めて絵の雄弁さを思い知らされたのでした。