毎年恒例,役者の落語会「ごらく亭の夏休み」に行ってきました。
杉並公会堂,初めて入りましたよ。
そして開演前,ちょっと時間があったので
近くの飲み屋街をウロウロしてみたのですが,
お店が変わったり無くなったり建物が無くなっていたり,
色々変わってました。
まずは山口良一さんの「呑める」。
「呑める」が口癖の男と「つまらない」が口癖の男が
それぞれ,口癖を禁止しよう,行ったら500円ね!と決めて
どうにかして相手に口癖を言わせようと悪戦苦闘するお話。
(千円だったかもw)
テンポの良い笑い話です。
二重丸の太神楽の後,鬼頭真也さんの「お見立て」。
イヤな客(杢兵衛)に会いたくなくて,お目当ての女郎は死んだ,と
嘘をつかされた喜助と杢兵衛のお話。
この日はオープニングに「絶対時間内に終わらせる」と
小宮さんが宣言していて,各出演者も持ち時間をオーバーしてはいけない
という気持ちが強かったようで,全体的に前のめりな語り口…。
知ってるお噺だし,セリフの内容から分かるといえば分かるのですが,
誰のセリフか,ちょっと分かりにくいかも…と思ってしまいました。
続いて,山口さんと大森ヒロシさんの漫才。
アマゾンでカップヌードルとカップヌードル味のソーダのセットを
定価の4倍くらいの値段でポチってしまった大森さんと,
ゲル素材の透明マスクを買った山口さん。
このゲル素材マスクがですね,付けると喋ると
鼻と口が塞がれてものすごいことになる代物だったそうで,
その様子を実演する山口さんが可笑しくて可笑しくて…
涙流して爆笑しましたww
1幕ラストは曽世さんの「転失気」。
おならのことを「転失気」と言うのを知らない和尚が
知ったかぶりをして,小僧に一杯食わされるお噺。
曽世さんの語りは,緩急をしっかりつけて
演じ分けもしっかりしているので,とても聞きやすいです。
さすがです。
休憩後,オオタスセリさん作のコント「ゴミ出し」を
小宮さん,曽世さん,大森さんが演じます。
ゴミの内容によって,処分費用が違う,というストーリー。
セレブマダム(曽世さん)の出すゴミは,
高価な食材やワインのボトルなんかがあって750円。
庶民派奥さん(小宮さん)が出すゴミは100円。
(金額はうろ覚え)
庶民派奥さんが悔しくて,自分が着てるものまで捨て始め
最後には「私!私を捨てます!!」という展開に。
随分前,総務省の依頼でイベント用に書いた作品だそうで,
当時はゴミ捨てるのにお金かかるなんて,という感じだったけど
今じゃ現実になりましたねぇ,と。
続いてオオタスセリさんのオリジナル落語。
一度拝聴したことありますね。
暴飲暴食大好き独身女性の内臓たちの会話。
内臓を労りましょうww
最後は小宮孝泰さんの「ハンカチ」。
2丁拳銃の小堀裕之さんの作品。
妻の誕生日を忘れていて,プレゼントを用意しておらず
怒られて,出かけた先で「妻への愛を叫ぶ」イベントに
遭遇した男のお噺。
ちょっとほっこりするお噺でした。
で,今回は2時間半で終わりました!
皆さんかなり巻きでやっていらしたのと,
松尾さんが出てないからそもそもの出演者数も少ないですしね。
キッチュさんの落語&小ネタが見られなかったのは残念。
また来年のお楽しみ,でしょうか。
この会場,行きやすいのでまた使って欲しいなぁ~。