猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

刺客

2023-04-04 22:11:17 | 日記
2022年の中国映画「刺客」。

暗殺が世を動かしていた時代。暗殺者集団・離恨谷は、覇権を握るために
必要な宝の在処が記された地図を巡る争いに引きずり込まれていく。離恨
谷が誇る四大刺客の1人「青の修羅」ユアン(ウィリアム・フォン)は、地
図が原因で虐殺された一族の仇を討つべく修行を重ねてきた。しかし復讐
を果たすために谷の掟を破ったことで、暗殺者から追われる身となってし
まう。

復讐に燃える暗殺者の死闘を描いたアクション。暗殺が世を動かしていた
混乱の時代。覇権を勝ち取るために必要な宝のありかが記された地図を巡
って争いが起こり、各国の思惑が交錯。その争いに巻き込まれた最強の暗
殺者集団・離恨谷が誇る四大刺客の1人「青の修羅」ことユアンは、地図
が原因で虐殺された一族の仇を討つため、幼い頃から厳しい修行を積み、
谷で随一の実力を備えるまでに成長する。しかし、自らの復讐を果たそう
と谷の掟を破ったことで、国と谷双方の暗殺者たちから追われる身に。次
々と迫り来る追ってと戦う中、彼は自身が巨大な陰謀に巻き込まれている
ことに気づく。
舞台は中国だが、時代ははっきりしていない。暗殺者のユアンは昔、宝の
地図のせいで一族37人を殺され、更に右腕を失くしている。そして最強
の暗殺者集団・離恨谷に加わり修行をし、特別な右手を与えられる。これ
がものすごくメカニカルで、昔の時代でどうやって作ったのだろうという
感じ。ハリウッドのSFアクション映画(「ターミネーター」とか)に登場す
るような。現実離れしているが、元々中国や香港のアクション映画はワイ
ヤーとかを駆使した作品が中心なので特に気にならない。
暗殺者たちの名前が主人公の青の修羅、他にも白無常、黒無常と何となく
かっこいい。でも登場人物がやたら多いので人間関係が今ひとつわかりに
くい。ユアンと割と最初の方から同行する女性がいるのだが、この女性は
特に物語に必要なかった気がするし。むさ苦しい男性ばかりの映画なので
ちょっと華を添えたという感じなのか。でもこの女性と生き別れになった
母親とのエピソードは悲しかった(母親が)。
ラスボスの衣装がユアンの右手よりずっとすごい。金属製の羽が広がり、
武器が飛んでくるのだ。あの時代(いつかわからないけど)にあんなものを
作れた訳がない。でもユアンの右手もそうだし、細かいことはまあいいか。
とにかく主役のウィリアム・フォンがかっこいい。美男子だし長身だしア
クションも良かったし、彼を堪能できるだけでも映画を観る価値はあると
思った。




映画評論・レビューランキング

人気ブログランキング
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする