2022年のアメリカ・アイルランド・フランス合作映画
「探偵マーロウ」。
1939年、ロサンゼルス。探偵フィリップ・マーロウ(リーアム・ニー
ソン)の元を裕福そうなブロンドの美女が訪ねてきた。クレア・キャヴ
ェンディッシュ(ダイアン・クルーガー)という彼女の依頼は「突然姿を
消した愛人を捜して欲しい」というものだった。依頼を引き受けたマー
ロウだったが、映画業界で働いていたというその男ニコは、ひき逃げ事
故で死亡していることがわかる。マーロウはそれをクレアに伝えるが、
クレアは街でニコを見かけたと主張する。捜査を進めるにつれマーロウ
は映画産業が急成長するハリウッドの闇に飲み込まれていく。
推理作家レイモンド・チャンドラーが生み出した私立探偵フィリップ・
マーロウシリーズの映画化。マーロウを演じるリーアム・ニーソンにと
って映画出演100本目の記念作となる。1939年、ロサンゼルスに事務
所を構える探偵フィリップ・マーロウの元を見るからに裕福そうなブロ
ンド美女クレア・キャヴェンディッシュが訪ねてきて、「突然姿を消し
た愛人を捜して欲しい」と依頼する。マーロウはその愛人ニコの足取り
を追うが、映画業界で働いていたというニコはひき逃げの事故で死亡し
ており、殺人の可能性もあることがわかる。
それを知らせるためにマーロウはクレアの邸宅を訪ねるが、その邸宅は
ハリウッド女優ドロシー・クインキャノン(ジェシカ・ラング)の家だっ
た。ドロシーは資産家の夫との間にクレアを授かるが、女優としての名
声を守るためクレアを「姪」として育てていた。クレアはそんな母ドロ
シーに対して冷ややかで、夫のキャヴェンディッシュも財産目当てだと
言う。マーロウはクレアにニコが交通事故死していることを告げるが、
彼女は「ニコは生きている。メキシコのティファナで見かけた」と言い
切る。
マーロウはクレアの邸宅を去る時、ドロシーから声をかけられ、「娘か
らどんな依頼をされたのか」と探りを入れられるが、「守秘義務がある
」と何も言わなかった。そしてマーロウはニコの自宅へ向かうが、人気
はなく、2人のメキシコ人も彼の行方を捜しに訪ねてきたと隣人が教え
てくれた。マーロウは旧知の刑事バーニー(コルム・ミーニー)と共にニ
コの手掛かりを追うが、事情を知っていると見られるニコの妹は何者か
に拉致され、マーロウも襲撃され意識を失ってしまう。
どちらかと言うと地味な感じのミステリー映画だが、推理小説を読んで
いるようなおもしろさがあった。終盤はかなり動きがあっておもしろか
った。クレアやその母ドロシーのキャラクター造形も良かった。1939
年頃のアメリカの文化やハリウッドの映画製作についても興味深く観ら
れた。リーアム・ニーソンはフィリップ・マーロウの大ファンで、いつ
か演じたいと希望していて、今回それが叶ったそうだ。マーロウは過去
にいろんな俳優が演じていて、私は「マーロウ 最後の依頼」という映
画を観たことがあるが、その時のマーロウ役はジェームズ・カーンだっ
た。ジェームズ・カーンのマーロウはとても良かった。もちろんリーア
ムの兄貴も良かったけどね。




「探偵マーロウ」。
1939年、ロサンゼルス。探偵フィリップ・マーロウ(リーアム・ニー
ソン)の元を裕福そうなブロンドの美女が訪ねてきた。クレア・キャヴ
ェンディッシュ(ダイアン・クルーガー)という彼女の依頼は「突然姿を
消した愛人を捜して欲しい」というものだった。依頼を引き受けたマー
ロウだったが、映画業界で働いていたというその男ニコは、ひき逃げ事
故で死亡していることがわかる。マーロウはそれをクレアに伝えるが、
クレアは街でニコを見かけたと主張する。捜査を進めるにつれマーロウ
は映画産業が急成長するハリウッドの闇に飲み込まれていく。
推理作家レイモンド・チャンドラーが生み出した私立探偵フィリップ・
マーロウシリーズの映画化。マーロウを演じるリーアム・ニーソンにと
って映画出演100本目の記念作となる。1939年、ロサンゼルスに事務
所を構える探偵フィリップ・マーロウの元を見るからに裕福そうなブロ
ンド美女クレア・キャヴェンディッシュが訪ねてきて、「突然姿を消し
た愛人を捜して欲しい」と依頼する。マーロウはその愛人ニコの足取り
を追うが、映画業界で働いていたというニコはひき逃げの事故で死亡し
ており、殺人の可能性もあることがわかる。
それを知らせるためにマーロウはクレアの邸宅を訪ねるが、その邸宅は
ハリウッド女優ドロシー・クインキャノン(ジェシカ・ラング)の家だっ
た。ドロシーは資産家の夫との間にクレアを授かるが、女優としての名
声を守るためクレアを「姪」として育てていた。クレアはそんな母ドロ
シーに対して冷ややかで、夫のキャヴェンディッシュも財産目当てだと
言う。マーロウはクレアにニコが交通事故死していることを告げるが、
彼女は「ニコは生きている。メキシコのティファナで見かけた」と言い
切る。
マーロウはクレアの邸宅を去る時、ドロシーから声をかけられ、「娘か
らどんな依頼をされたのか」と探りを入れられるが、「守秘義務がある
」と何も言わなかった。そしてマーロウはニコの自宅へ向かうが、人気
はなく、2人のメキシコ人も彼の行方を捜しに訪ねてきたと隣人が教え
てくれた。マーロウは旧知の刑事バーニー(コルム・ミーニー)と共にニ
コの手掛かりを追うが、事情を知っていると見られるニコの妹は何者か
に拉致され、マーロウも襲撃され意識を失ってしまう。
どちらかと言うと地味な感じのミステリー映画だが、推理小説を読んで
いるようなおもしろさがあった。終盤はかなり動きがあっておもしろか
った。クレアやその母ドロシーのキャラクター造形も良かった。1939
年頃のアメリカの文化やハリウッドの映画製作についても興味深く観ら
れた。リーアム・ニーソンはフィリップ・マーロウの大ファンで、いつ
か演じたいと希望していて、今回それが叶ったそうだ。マーロウは過去
にいろんな俳優が演じていて、私は「マーロウ 最後の依頼」という映
画を観たことがあるが、その時のマーロウ役はジェームズ・カーンだっ
た。ジェームズ・カーンのマーロウはとても良かった。もちろんリーア
ムの兄貴も良かったけどね。



