島田洋七さんが最初に出版した本は「佐賀のがばいばあちゃん」でした。
一昨年、この本を拝読して感動しました。その、おばあちゃんが、洋七少年に語った言葉を思い出して記してみます。
「ばあちゃん、成績が1と2ばかりでごめんね」
『大丈夫、大丈夫足したら5になる。人生は総合力じゃけん。成績は0でなければよい』
「ばあちゃん、英語がさっぱりわからん」
『じゃあ、答案用紙に私は日本人です。と書いとけ』
「ばあちゃん、歴史も苦手でな」
『過去にはこだわりません。と書いとけ』
「漢字も苦手なんだ」
『じゃあ、僕はひらがなとカタカナで生きています。と書いとけ』
『二股のダイコンも切って煮込めば一緒。曲がったキュウリも、刻んで塩でもんだら同じ事』
『金、金と、言うんじゃなか。1億円あったって、金魚一匹つくれんばい・・』
他に、感動した言葉が沢山ありました。
このおばあちゃんは、明るく、面白く、頭が良く、好奇心旺盛、前向きでプラス思考、くよくよしません。見事な人生観を感じました。
写真のパンダは、南紀勝浦の動物園で写しました。