旅の最終日は、高松市にある国の特別名勝に指定されている「栗林公園」です。特別名勝に指定されている庭園の中で、日本一の広さを持つこの公園は、小高い山を背景に、六つの池、十三の築山、茶室があり、姿、形の見事な松や梅、桜、椿、つつじ、カエデ等の沢山の木々が植栽されていて、とにかく広大で美しい景観に圧倒されました。
いやしの空間が来訪者の心を和ませてくれて、四季折々の変化に富んだ美しさが見事な公園だと思いました。
昔の殿様である松平家の歴代の藩主が修築を重ね屋敷として使用していたそうです。この様な豪華な大名庭園で優雅に過ごされていたのでしょうか???
今回の旅、初日は、金比羅さんを参拝しました。朝から雨が降ったりやんだりと、蒸し暑くうっとうしいお天気でした。
本宮までの785段の階段を昇るのに足がすくみましたが、ホテルで杖を借りて、途中休憩をはさみ、ゆっくりゆっくり歩を進め、どうにか昇ることが出来達成感を味わいました。が絶景は望めませんでした。疲労と雨の中でしたので写真は数枚写しただけです。
旧金比羅大芝居(金丸座)は、1835年に建てられた、現存する日本最古の芝居小屋です。江戸時代の中頃から金比羅信仰が高まり歌舞伎などの興行を行ってきたそうです。小屋の中にはいると、江戸時代の情緒溢れる姿に再現されていました。金比羅参拝直後の見学でしたので疲れていて、説明は聞いたような聞かないような・・・記憶です。でも、しっかりと、見て参りました。
国の重要文化財に指定されています。
この階段を昇るのは、かなりきつうございました。 本宮
金丸座 顔見せ提灯
初めて小豆島を旅しました。小豆島と言えば、壺井栄・原作の「二十四の瞳」の映画ぐらいしか知識がありませんでしたが、同伴した友人の知人が島に在住しており、名所を案内して頂き、小豆島再発見の実りある観光が出来ました。
二十四の瞳映画村は、ロケに使ったオープンセットです。一歩中へ足を踏み入れると、そこは昭和の初期を模した日常雑貨や、ボンネットバス、家々、学校他の建物がありました。子供達が学んだ椅子の小ささに驚き、かつての私達もこんな小さな椅子に座ったのだナ~と懐かしかったです。
道の駅・オリーブ公園は、醤油や、素麺と同じように、雨が少なく温暖な気候がオリーブの栽培に適し、M41年に木が植えられ「日本のオリーブ発祥の地」となったそうです。乳白色の花は、6月初旬に咲くのでまだ蕾でした。
農村歌舞伎は、国の重要有形民俗文化財に指定されています。300年前から毎年、一度も途切れることなく歌舞伎が奉納され、戦時中は男手が足りず2回だけ牛が回り舞台を回したとか。役者の顔を照らすには、臼の中に火種を入れておき、油を注いで照らし、見物席は、青天井の芝生にむしろを敷いて見たそうです。貴重な歴史を学びました。
寒霞渓は、1300万年前の火山活動で形成された渓谷の切り立った奇岩と木々が、自然の造形美になっていて、見る者を感動の世界に誘ってくれました。樹木の輝く緑が美しく、澄み切った空、海も綺麗で山頂からの眺望は最高でした。
赤く染まるモミジが美しく、秋は大勢の観光客で賑わうそうです。
天使の散歩道は、潮の満ちひきで、島が繋がったり離れたりする不思議な現象です。縁結びのスポットでもあるので、若い男女が手と手を結び散策していました。
千枚田(棚田)は、各地にありますが、のどかな田園風景は同様でしょうか。