老衰で入院中だった長兄(96歳)が亡くなり帰省しました。
一時ペースト食を摂取でき、回復傾向にあったのですが、やはり高齢には勝てなく命の炎が静かに消えました。
長兄は戦前、戦中、戦後を生き、戦争も体験し、苦しみや悲しみも多々あった事と思います。
反面、規則正しい日常生活を維持し、信念を曲げず、喜びや楽しみも味わい、3人のひ孫にも恵まれ、天寿を全うし、苦しむこともなく安らかに黄泉の国へと旅立ちました。
通夜の日、納棺師の方に綺麗に身支度を整えて頂き、まるで眠っている様な96歳とは思えない凛とした長兄の顔を見てほっとしました。
3人のひ孫は棺の側を離れようとせず、じ~と立ちつくし、じっちゃんを見ている姿がけなげで涙が止まりませんでした。
そして通夜が行われる式場へと向かう時、突然ピアノの生演奏が流れました。
あれ!と振り返ると、3番目の甥のお嫁さんが「千の風になって」、を演奏てくれたのでこのメロディーが流れる中、兄を見送ることが出来ました。
驚きと感動でとめどなく涙が流れました。
この様なサプライズを計画した甥の父親への想いが、心が痛むほど伝わりました。
兄は幸せ者です。
今、ブログ投稿の入力をしていますが、キーボードの上に涙がポトリと落ちています。
初めて兄弟の死を経験し、死とは何か?、生きるとはどいうことか?、どの様に生きたら良いのか?など思うことが沢山ありました。
通夜、告別式には大勢の方達が来て下さり、盛大に行われ、兄もあちらの世界で喜んでいると思いました。 合掌
3人のひ孫は、じっちゃん、じっちゃんと呼び、親しんでいたようです。
棺の側を離れようとしませんでした。
小1と5歳のひ孫が書いたメッセージ。棺の中におさめられました。
「千の風になって」を演奏してくれたお嫁さんの写真は、感動のあまり写し忘れました。
姉の家の朝顔。他にも沢山の花が咲いていたのですが、心身共に疲れ写す気力がありませんでした。