北向き観音・常楽寺は、別所温泉のシンボル。境内の愛染かつらの樹は、幹回りも太くどっしりとした高木で映画の撮影で有名になった木です。本堂が北に向いているのは全国でも例がない、と言う説明でした。その由来は、観音様が出現したときのお告げによるもの、と言われているそうですが・・・・・。
中禅寺は、雄大な山々が連なるのどかな田園風景の静寂な環境にありました。ひっそりとたたずむお堂は、重厚で端麗な建物でした。信州最古の建物です。本尊の薬師如来像も拝観しました。
前山寺は、何処までも続く長い参道に大きい松や、けやきが生い茂り見事でした。重文の三重の塔も美しかったです。この塔は、一層目は完成しているが、2層目・3層目には窓、欄干がついていないので「未完成の完成塔」と呼ばれているそうです。
海野宿(うんのじゅく)。この街道は、中山道と北陸道を結ぶ北国街道の宿駅として開設され、当時は佐渡で採れた金の輸送や、北陸大名の参勤交代の道であり、善光寺への参拝客も大勢通っていたそうです。又、防火壁の役割を果たしている立派な「うだつ」の立っている家もありました。(うだつのあがらない語源となる)道の両側の用水路には水が流れ、「海野格子」の家並みと調和していました。
この他に、信濃国分寺や、善光寺を参拝しました。長野には友人が在住しているので、善光寺は何度も拝観しましたが、今回の「戒壇めぐり」にはびっくりでした。
海野宿・うだつ 松代の桜