椿山荘周辺の高台は、昔から椿の自生する景勝地で「つばきやま」と呼ばれていたそうです。
この景勝地を明治の元勲「山県有明公爵」が気に入り、明治11年に私財を投じて入手し『椿山荘』と名づけた、と資料に記してありました。
そして、明治天皇をはじめ、当時の政治、経済界の第一人者達が訪れ、重要会議が開かれた古い歴史と、建物、格調高い庭園でした。
河津桜が咲き、緑も豊富で東京のオアシス、という感じでした。室内から写したので縦状に霞がかかったように写っています。
鏡のような広いロビー。この右側に雛のつるし飾りが展示されていました。
椿山荘には、数十年前に、いとこの結婚式や、仕事の関係で訪れたことがありますが、記憶にある光景は、三重塔の前で記念写真を写したことだけです。
時を経た椿山荘には、歴史の積み重ねがありますが、私にあるのは、年齢を積み重ねることだけでした・・・。