私の雑談ルーム

日頃の出来事で感銘を受けたこと、気になること、興味のあることなどを、デジカメで写し記録の場にしたいと思います。

法然と親鸞 ゆかりの名宝展へ

2011-11-18 14:05:11 | Weblog

                 《 法然と親鸞展 》 

天気予報を見ていると、北海道地方に雪マークがつきはじめました。
3月の大震災や原発事故に見舞われた東北地方にも、厳しい寒さを迎える季節となりました。
この寒さの中、震災後の人達が少しでも心安らかに過ごせるように、今の私に出来ることは何か・・・と考えるのですが、今、出来ることは遠き地より、つらいであろう皆様の想いに気持ちを寄せ、祈ることしか出来ません。
その祈りの気持ちを携えて先日、「法然と親鸞展」を観て参りました。
私は、あまり信心深い方ではありませんが、悲しみや苦しみがあると仏や神に救いを求めることはあります。
今回の展示は、法然と親鸞の生涯や教えを「伝記絵」、「書」、「仏像」で紹介した展覧会です。
平安末期から鎌倉時代の天災や戦乱に、人々が苦しんでいた時、庶民を救う教えを説いたのが法然です。「阿弥陀仏」を唱えれば、身分や行いに関係なく誰でも死後、極楽浄土に行ける、という考え方でした。
貴族やお金持ちの人は死後、極楽に行けるようにと、お寺や仏像を作って法要を行うなど、善い行いができましたが、庶民はお金がないので極楽には行けない、と思っていた時に、新しい仏教を開いた法然と親鸞の阿弥陀仏に庶民は救われ、希望を持ち続けられたのでしょうね。
難しくて理解困難な場面も多々ありましたが、素晴らしい展覧会でした。

◆この国宝「阿弥陀二十五菩薩来迎図」は、是非拝見したかった展示物の一つでした。
極楽に住む仏・阿弥陀如来が雲に乗って25人の菩薩とともに、息を引き取ろうとしている人を迎えにきた場面です。
如来と菩薩の金の輝きが見事で、雲は幻想的でした。
荒々しい山肌を駆け降りてくる絵は圧巻。この絵を見た人達は、確かに救われたのでは、と感じました。
◆ 仏像の「阿弥陀如来立像」は、優しい顔立ちと凛とした立ち姿に思わず手を合わせたくなりました。
◆「阿弥陀三尊像」は、美しい輝きを放ち、見るものを圧倒する仏像です。静かにじ~と拝見していると心が癒されます。
◆「書」は、難しくて読めませんでした。内容も理解不能?しかし、乱れがなく整った書体は美しく芸術作品のようでした。
◆「伝記絵」を見ていると、絵筆に込められた当時の時代に想いを馳せ、絵を描いた人の魂を感じ取ることが出来ました。

観賞後、気分を変えて博物館内の庭園を散策しました。写真を写しましたのでUPします。

立派な建物の国立博物館です。沢山の展示物がありますので、歴史を読み解きながら拝見するのもよいのでは。

青く丸い屋根の建物は、表慶館です。

今日の新聞に、「法然と親鸞展」の入場者が10万人を突破した、という記事が載っていました。10万人目は、オーストラリアから日本に旅行中の女性とか。幸運ですね。
長々のブログになりました。少しうっとうしいかも知れません。すみませんです。

 

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