帰省した長女が、白川郷の合掌造りを見たいと言うので、10月10日、日帰り旅行に出掛けた。東海北陸自動車道が全線開通したおかげで、金沢駅9:05発の高速バスで10:30に着き、白川郷13:50発に乗れば、金沢に15時過ぎに着く。
3連休も手伝い、全席予約制のバスは、往復とも満席状態。スーツケースを携えた外国人の姿が多く、世界遺産の誘因力の強さを再認識。彼らは、全員、白川郷で下車したが、金沢へ戻るバスに乗っていなかったので、高山方面に向かったに違いない。
金沢⇒五箇山⇒白川郷⇒高山と、観光拠点が繋がったことで、経済効果大と歓迎する向きと、生活の妨げだと不満を口にする人達とに二分されたと蕎麦屋の主人が教えてくれた。
とりわけ、中国人観光客のマナーの悪さには辟易するそうで、公衆トイレや茶店に不似合いな張り紙がしてあって、興ざめした。撮影スポットでは、中国語とハングル語が飛び交い、日本人観光客が眉をしかめる景色が印象的だった。
かつて、マイカーで悪路をドライブしたした宿泊旅行と、高速バスで日帰り旅行をするのとで、何が違ったのか、自分でもよく分からないが、もう二度と行きたくは無いと思った。