今日は、「国際禁煙デー」。喫煙に厳しい国と言えば、シンガポールだが、タバコだけでなく、規制が多く罰金大国としても名高い。ガムは製造していないし、持ち込みも禁止されている。弁当の空箱を捨てたり、公衆トイレの水を流さなくても罰金だ。
是か非かは別にして、観光立国として、公共の場所を汚す行為を厳罰に処す思想が徹底している。一方、ルールさえ守れば、肩身の狭い思いをしなくて済むので、かえって住み易い国だ。
それにひきかえ、我が国で情けなく感じるのは、電車やバスの交通機関、或いは、指定駐車場利用者のマナーの悪さだ。優先席や車いす優先の表示があっても、平気で座っている人が多い。
「空いているのに、座ってなぜ悪い」と反論されそうだが、外国では通用しない。ある国では、学生が優先席に座っていたら、「通学定期」を没収する。学生割引きの反対給付義務違反に相当する理由による。
我が国の社会システムは、「性善説」に立っているが、「性悪説」に立脚した社会制度にシフトすべきだ。でないと、社会保険料の不払いや各種不正受給だけでなく、ゴミの不法投棄や禁止区域での放置自転車、ゴルフや釣り、或いは、バーベキュー等々、人品にかかわる行為が無くならない。