暗いニュースが続くなかで、昨日、9日振りに二人が奇跡的に救出された。色々な要因が挙げられているが、何よりも閉じ込められた空間で、絶望せずに自分で出来ることをしたことに尽きると思う。行方不明者の肉親に一縷の望みを与えただけでなく、孤立生活を送る人達をも勇気づけた。
被災者達が汗をかき、知恵を絞って自助努力をしている一方で、だらしのないのがプロ野球の球団経営者だ。開幕時期で紛糾しているが、根本的な問題にもう少し知恵を絞ったらどうか。福島原発の電力供給量は、これから先、全く期待できない状況下で、計画停電のような小手先の節電は無意味で、恒久的対策が不可欠だ。
東京一極集中になっている国の社会構造自体を変革する必要もあるが、関東をフランチャイズとする球団が多すぎる。この際、巨人とヤクルトが新設なった沖縄の那覇球場を1年間、臨時のフランチャイズで共用するとか、セ・パ交流戦を前半に組み、関東以外の球場で開催する等々、実施可能な案を模索すべきだ。かつては、全て昼間試合だった。
一方、マラソン大会が、次々に中止になっている。3月18日現在で29を数えた。東北・関東エリアだけでなく、兵庫・三重・高知・山口県などでも中止を決めた。なかには、5月~6月開催予定のものまで含まれている。
市民のささやかな楽しみまで奪う必要はなく、なぜ大会運営方法を工夫しないのだろう。例えば、参加賞を廃止し、その費用を災害復旧基金に寄付したり、参加料に募金を上乗せしても良い。多くの人が集まる場を上手に活用する方が得策だ。主催者に再考を促したい。
被災地を思いやる視点は大切だが、日本全体が元気を失い、委縮して暗くなっていては再建が覚束ない。与えられた立場で、最大限の汗をかき知恵を絞って、だめなら諦めることが出来る。私自身が今後やるべきことを決めたので、4月20日までブログを休止したい。