前半の3日間は、ハンブルクに連泊して、リューベック、ブレーメン、ハーメルンを巡り、ゴスラーへと向かう行程。
ハンブルクは、ベルリンにつぐドイツで2番目に大きい都市で、人口は約180万人。正式には、「自由ハンザ都市ハンブルク」と称し、港湾都市として、今もなお北ドイツ経済の中心として活気がある。
町の中心部に位置するアルスター湖周辺は、緑が多く、世界各国の領事館が立ち並び、その数はニューヨークに次ぎ、世界第2位。「落葉樹の樹高を超える建物を禁止する」ユニークな条例があり、大富豪の住まいが、ゆったりした景観と調和し、ひときわ目をひいた。
ハンブルクは、メルケル首相の出身地として知られるが、ほかにもメンデルスゾーンやブラームス、更には、振動数の単位になっている物理学者ヘルツ等、世界的な著名人を多く輩出している。
一方、港湾都市特有の俗っぽい下町もあって、レーバーバーンは「世界でもっとも罪深い1マイル」と称される歓楽街。ビートルズが世界的に有名になる前、活動していた所だが、日本人にはあまり知られていないようだ。
私は、ベルリンよりもハンブルクが好きなので、2連泊を歓迎したが、ホテルが中心部から離れていて、アルスター湖周回ジョグ(約8㎞)が叶わず、残念だった。