プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★航空機トラブル(2/3):遅延

2014-07-31 08:19:11 | 旅行記

 航空機の遅延は、陸路のように代替手段が少ないので、羽田での乗継ぎがうまくできないと、26日中に釧路に着けず、翌日のマラソン大会に出場出来ないのみならず、その後の旅行日程が全て白紙になってしまう。

 とはいえ、機内でじっと待機するしかなく、最悪の事態ばかりが頭をよぎり、ストレスが頂点に達する頃、定刻の1時間遅れで小松空港を離陸した。

 羽田⇒釧路間はANA便を予約していたので、羽田到着の40分後に出発するJAL便への変更が出来ず、「遅延証明書」を発行して貰いANAカウンターへ。

 さいわい、17時発の便に空席があり、最悪の事態を免れたが、空港で5時間以上のアイドル・タイムを生じ、会社をまたがる遅延処理の隘路を痛感した。

 三崎港直行のマグロ料理を肴にやけ酒を飲み、クラブ・ラウンジで時間つぶしをしていたら、「釧路地方は雷雨」のTVニュースが流れ、走る気力がどんどん失せていった。


★航空機トラブル(1/3):概況

2014-07-30 08:13:53 | 旅行記

 金沢から釧路へのアクセス方法には、いろいろあるが、空の便を利用する場合は、二通りのルートから選ぶことにしている。

 一つは、小松空港から新千歳空港に飛び、JRで釧路へ移動するルート。もう一つは、小松から羽田で乗継ぎ、釧路空港へ向かうルートである。

 釧路湿原マラソン大会前日の7月26日、私達は、小松9:40発のJAL1272便で、羽田経由釧路のルートを選んだ。JR利用だと、特急で約4時間かかるので、腰痛を抱える身には辛いからだった。

 さて、小松空港で誘導路をタキシング中、「計器トラブルのため、一旦、駐機中に戻り、点検する」との機内アナウンスが流れた。出発遅れは珍しくないが、搭乗後、滑走路へ移動中に引き返すことは稀だ。

 点検に10分程要するとのことだったので、安心していたら、計器の取り換えやオイル補給等で1時間遅れの離陸となった。これでは、羽田での乗換え時刻に間に合う筈も無かった。


★第42回釧路湿原マラソン

2014-07-29 08:43:22 | スポーツ

 7月27日、レース当日の朝、前夜の雨があがる幸運に恵まれ、午前9時現在の気象条件は、微風、気温19.2度、湿度90%。湿度が高いことを除けば、昨年・一昨年の猛暑よりもはるかに恵まれた。

 昨年、4,000人の大台に乗った参加者は、更に増え、今年は総勢4,400人を超えた。種目別では、30㎞の部が1,416人で一番多く、私達夫婦が出場した10㎞の部は、940人。同時開催の30㎞ウォークに115人、15㎞に466人の580人が参加し、それぞれ湿原の魅力を満喫した。

 前日、航空機トラブルで、現地入りが6時間も遅れ、疲れきってホテルへチェック・イン。一時、棄権も考えたが、気を取り直して、川内に追い抜かれないことを目標にした。

 その為には、スタートのタイム・ラグを勘案して、目標タイム「65分±1分」。結果は、私が66分31秒、妻が66分50秒に終わったが、辛うじて4年連続で川内のスタートとゴール・テープを切る勇姿を目の前で見ることが出来た。


★日本人のマナー

2014-07-14 08:52:02 | 日記・エッセイ・コラム

 ブラジルで開催されたサッカーの2014W杯は、ドイツの優勝で幕を閉じたが、決勝トーナメントに残ったチームは、いずれも日本との格の違いを見せつけた。

 海外メディアは、大敗を喫して怒りを爆発させたブラジルのファンに対し、日本人サポータがゴミを回収する姿を賞賛したが、手放しで喜べない。

 各人が飲み終えたボトル等を自分のリュックやバッグの中に仕舞込めば、後片付けをしなくて済むことで、誰かの号令で、後片付けをする光景は、滑稽に映った。

 さて、日本国内では、タバコのポイ捨てやゴミの不法投棄があとを絶たないし、バーベキューや花火の不始末、はたまた、禁止エリアでのゴルフや釣り等々、マナーの悪さに眉をしかめる。

 また、電車やバス、駐車場の優先席無視は、「空いていたらOK」で平然としているが、即罰金や定期割引き取消しの国さえある。また、スマホのながら歩行や自転車の右側走行は、違法行為だ。

 政府は、東京五輪を見据えて、ハード面での充実やカジノ構想で経済効果をもくろむが、肝心の「お・も・て・な・し」は、甚だ、寒々しい。「もてなし」の原点は、和食や世界遺産等中心のコマーシャリズムではなく、「滞在していて心地よい」環境と思いやりの心のはず。

 30年程前、東京から来訪した親戚の者に、「街にゴミが少ないのに驚いた」と言われ、嬉しかった。各人が、自分のなすべきことを正しく認識し、実行すれば、組織的な運動論は無用になる。

 次回更新は、17日の予定。


★バブルの典型:カジノ構想

2014-07-11 08:39:52 | 日記・エッセイ・コラム

 5月にシンガポールのカジノを視察した安倍総理が、経済成長戦略の柱に盛り込んだ「カジノ構想」。雇用・収入増としてのメリットと、治安・風紀の乱れのデメリットをどう判断するか、国民の信を問うべき課題だが、水面下の動きが加速している。

 私は、20数年前、ラスベガスのカジノで、一晩で2ヶ月分の給料を失った苦い経験から、「統合型リゾート(IR)推進法」には反対だ。

 ホテル内でショーを観終わり、カクテルを片手にカジノ内に入ると、ゴージャスで社交場の雰囲気が漂い、競馬・競輪場のようにギャンブル臭がぎらつかないのが盲点で、大金をつぎ込む罠が張り巡らされていた。

 帰国して、妻の逆鱗に触れ、競馬・競輪からパチンコ・マージャン・ゴルフまで、賭けと名のつくもの一切、足を洗った。数年前、JRAの重賞レースのネット投票を復活したが。

 さて、ギャンブルが暴力団の資金源になっていることは既定の事実だし、「ギャンブル依存症」で自己破産に追い込まれ、家庭生活が破壊した事例は数多い。

 東京の舛添知事が、設置に慎重なのが救いだが、先を見越して、準備に着手した企業もある。日本を訪れる外国人にカジノを求めてくる人はいないし、ましてや、治安が良い国であることが、オンリー・ワンで貴重ではないのか。

 次回更新は、14日の予定。