プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★桜前線異常あり

2009-03-30 09:53:19 | 日記・エッセイ・コラム

 娘の電話に気をもんでいたら、今朝方、「明日、夫がパースへ発つ」とのメールが届いた。就職先が決まったわけでもなく、もう少し時間をかけても良さそうなものだが、娘の身の回り品だけを残し、大きな家財道具を処分したとか。

 娘のビザ取得に、早くて3週間、遅ければ3か月要するので、不自由な生活を強いられるのが気の毒だが、本人たちがよしと決めたことゆえ、見守るしかない。それにしても、余りにも急な展開に気持ちの整理がつかない。

 いつもよりも長めのメールは、「秋の紅葉がきれいなモナベール庭園を散策した」とか「子供たちから分けて貰ったクリで栗ご飯を作る」と、平穏な暮らし振りを強調していた。それだけに、親に心配させまいとの思いが込められているようで、いじらしい。

 去年、一年間かけてNZLの歴史から社会的背景・制度等々を学んだストックを前に、今度はオーストラリアの資料収集かと長嘆息。これが私のボケ防止に役立つとしたら、何とも皮肉だ。避寒(≠悲観)のために、沖縄へ行くことにした。復路の航空券はオープンだが、5日の「福井駅前マラソン」に出たいと思っているので、ブログは6日まで小休止し、心機一転を期したい。


★青天の霹靂

2009-03-29 17:13:55 | 日記・エッセイ・コラム

 世の中一寸先は闇だと頭では理解していても、我が身に降りかからないと実感出来ないのも人の世の常。一昨日の夜、娘からかかった電話はまさに青天の霹靂とも言うべき、予期せぬ事件だった。

 昨年暮れ、挙式した娘夫婦が新居さがしを始めた矢先に、経済不況の波に呑み込まれた。私たちは、異国に住む娘が解雇されないかと心配していたのだが、リストラの憂き目に遭ったのは夫君だった。こうなると、住まいさがし処ではない。

 ニュージーランドは、もともと、手厚い福祉政策の代償として、深刻な財政不安を抱えている国で、輸出入の主要相手国は、「オーストラリア・アメリカ・日本」。これら3カ国がいずれも大きな打撃を受ければ、ニュージーランドは自力で再建出来ない構図だ。

 彼らは、先方の両親と相談した結果、オーストラリアのパースに移住し、仕事を探すことにしたという。両国の関係は、日米関係以上に親密だが、外国であることに変わりはない。しかも、娘の方は、好処遇の会社を辞めなければならない。オーストラリアの永住権を持っている夫君は、来週にでも単身で渡り、娘は必要な手続きを終えて、後追いでパースへ移住する。

 今夏、クライストチャーチを訪ねようと計画していただけに、ショックは大きかった。遠く離れて、何も手伝えない妻はふさぎ込んでいる。「若いうちの苦労は買ってでもしたらよい」と、口にはしたが、割り切れずもどかしい。気分転換に小旅行に出ようと思う。


★第3回東京マラソンに思う

2009-03-23 10:40:16 | スポーツ

 3月22日に開催された第3回東京マラソン。強風と雨の悪条件下で、35,000人のランナーが都心を駆け抜けた。金沢でも今年初の本格的なロードレースが開催されたが、私は町内会の定時総会で退屈な1日だった。

 東京マラソンは、今年参加枠を5,000人増やしたが、抽選申込者が25万人をこえた。東京では、健康志向派に目をつけたコマーシャリズムが、ブームを煽ったために皇居周辺を走ると、健康に良くないとの笑えない話題まで飛び出した。

 石原都知事は、220億円の経済効果をあげ、「大会運営組織を法人化」する考えを表明した。主催者側の思惑と参加者の思いにギャップがあるのは当然としても、あれこれ欲張らずに、明確かつシンプルなコンセプトを打ち出すべき節目かもしれない。

 東京マラソンの人気の秘密はいろいろ考えられるが、個人的には、賞金レースや代表選手選考会との併催ではなく、首都を舞台とした一大イベントとして捉えた方が楽しい気がする。東京マラソンが健康志向の模範的なシティマラソンに育つことを願っている。


★生活給付金の罪

2009-03-20 09:35:32 | 日記・エッセイ・コラム

 「生活給付金」を狙った振り込め詐欺の被害が、昨日ついに発生した。詐欺集団が2兆円市場を指をくわえてみている筈もなく、どんな手口を使うかを注目していたが、被害にあったケースはどうにも合点がいかない。

 具体的には、堺市に住む80歳の女性宅に、男が「役所の者だ。定額給付金の手続きのために立ち寄った」と訪問。「5万円をもらえればすぐに給付金の手続きができる」と説明し、現金5万円を受け取ったまま行方をくらましたというもの。どうして、2万円の給付金を貰うのに、5万円も払うのか???これは稚拙だが、私が恐れるのは給付金に絡み、個人情報を入手し、別の犯罪に利用するケースだ。

 たとえば、「給付金を振り込む銀行口座の番号が不鮮明なので確認したい」と電話があったらどうするか?免許証や保険証の番号も同様だ。お金を振り込んでもらうための照会だと信じ込むから、安易に答える可能性がある。

 また、給付金を基金に寄付して欲しいと、80以上のNGO団体が呼びかけている。そのNGOの活動がえせ団体だとしたら?福祉活動や平和活動を叫ぶ組織が氾濫気味の現状で、更なる社会的混乱を生じかねない。さらには、ETC助成金は、在庫不足を招き期間延長するというが、「クレジット(2回以上の分割)払い」の条件付きで、狙いは全く別次元にある。迷走を重ねる麻生内閣は、世の中全体を渋滞に招いている。


★待たれる早朝ジョグ!

2009-03-19 10:04:23 | 日記・エッセイ・コラム

 昨晩、夕食時のこと。「明日の最低気温は11度」との予報に、「今年初の早朝ジョグをやろう」と、妻と意見一致した。日の出時間が、ついに、午前5時台になり、好きなシーズンの到来で心浮き立つ思いだった。

 二人とも、1時間余りの早朝スロージョグで体を覚醒させた後、朝食をとるパターンが身についている。朝方走ると、エンジンが全開し、その日一日を快適に過ごせる。だが、当地の冬4か月間は、寒さと悪天候で外を走る気にはなれない。悪天候の中を走っている人を見かけると、「この寒いのに、よくまあ!」と思ってしまう横着者だから、春の到来を待ちわびることになる。

 さて、今朝、午前6時前に目が覚めたのだが、走る気力がわいてこなかった。熊の冬眠さながらの生活を送っている間に、体が拒否反応を示したのだ。無理することもないと、やすきに流れるのを自然体と嘯く”時悠人”は、いつも通り、NHKラジオの基礎英会話を聴いてから起床した。

 来週、雪が降るとの予報なので、早朝ジョグ再開はもう少し先になりそうだ。「エンジン全壊」から「エンジン全開」のスイッチ切り替えには、今しばらく慣らし運転が必要なようだ。