プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第35回余呉湖健康マラソン

2014-10-17 09:25:16 | スポーツ

007005 10月5日、滋賀県長浜市で開催された「第35回余呉湖健康マラソン」。会場となった余呉湖は、琵琶湖の北端に位置し、古戦場で名高い賤ヶ岳で隔てられているが、放水路で繋がっている。

 周囲約7㎞の余呉湖を周回するコースで、14㎞、7㎞、2㎞の3種目の構成になっており、私達夫婦は、14㎞の部に参加した。

004 台風18号の影響で、スタート30分位前から雨脚が強くなり、一時建物内に避難し、状況次第で棄権を考えた。が、地元タレント達によるステージ・パフォーマンスが雨雲を吹き飛ばし、スタート直前に雨が小康状態になった。

その後、雨があがったが、気温の上昇とともに湿度が高く(約90%)、汗を拭いながらのレースになった。コースは、殆どフラットで走り易く、余呉湖の景色を見ながら精一杯の走りが出来た。

 タイムは、想定以上に良かったが(1時間35分38秒)、腰痛が再発し、その後、しばらく休養に追い込まれた。無理をしないように心掛けていても、レースになると、下手は下手なりに頑張る。だから面白いのかも。


★白川郷は人ばかり

2014-10-12 10:20:19 | 旅行記

017帰省した長女が、白川郷の合掌造りを見たいと言うので、10月10日、日帰り旅行に出掛けた。東海北陸自動車道が全線開通したおかげで、金沢駅9:05発の高速バスで10:30に着き、白川郷13:50発に乗れば、金沢に15時過ぎに着く。


014_33連休も手伝い、全席予約制のバスは、往復とも満席状態。スーツケースを携えた外国人の姿が多く、世界遺産の誘因力の強さを再認識。彼らは、全員、白川郷で下車したが、金沢へ戻るバスに乗っていなかったので、高山方面に向かったに違いない。

024金沢⇒五箇山⇒白川郷⇒高山と、観光拠点が繋がったことで、経済効果大と歓迎する向きと、生活の妨げだと不満を口にする人達とに二分されたと蕎麦屋の主人が教えてくれた。

012とりわけ、中国人観光客のマナーの悪さには辟易するそうで、公衆トイレや茶店に不似合いな張り紙がしてあって、興ざめした。撮影スポットでは、中国語とハングル語が飛び交い、日本人観光客が眉をしかめる景色が印象的だった。

 かつて、マイカーで悪路をドライブしたした宿泊旅行と、高速バスで日帰り旅行をするのとで、何が違ったのか、自分でもよく分からないが、もう二度と行きたくは無いと思った。


★北ドイツの旅:番外編

2014-10-10 06:34:50 | 旅行記

 北ドイツの旅は、全員無事、帰国出来たのが何よりだったが、リピーターが多いわりには、首をかしげる場面が多々あった。

 例えば、自称、”ビール通”男性が、どこに行っても、「べックス」一辺倒で、美味い!を連発していた。たしかに、べックスは輸出量NO1を誇る代表格だが、日本でもの寝る。

 ドイツでは、その土地でしか飲めないビールが一番美味しい。仮に、本場の味とくらべるのなら、1回で十分だし、地ビールとダブルで注文してもよい。日頃、あまり飲まない私でさえ、昼も夜も地ビールを飲んで、その微妙な味の違いを楽しんだというのに。

 また、ある女性は、「バイスブルストが何故、出てこないの?」と言ったが、あれは南バイエルン地方の伝統的な白いソーセージ。北ドイツでも食べることはできるが、ビール同様、その土地毎に名物料理が異なることを知っていれば、愚問と心得たい。

 極めつけは、「ザワークラフト=酢キャベツ」と思いこんでいる人や、食事にパンが付いていないと文句を言う人まで。

 ザワークラフトは、キャベツの漬け物であって、酢のような酸味は、乳酸発酵によるもので、酢漬けではない。また、ドイツでは、ジャガイモが主食なので、料理にジャガイモが添えてある場合、パンを付けない。

 カッセルの現地ガイドが、「日本の旅行番組は、本当のドイツを正確に伝えていない」と嘆いたが、何度も海外旅行に出掛けるなら、それなりの備えは自分でするものと思うのだが。


★北ドイツの旅(10/10):エピローグ

2014-10-09 08:47:24 | 旅行記

006 9月17日、「旅立ちは 今も昔も 日本橋」で始まった北ドイツの旅は、23日、「良き旅は 行きも帰りも 日本橋」で終わりを告げた。

今回の旅行でも色々な事を学んだが、日本でも見習ったらどうかと思った事例を幾つか紹介したい。

 まずは、トイレの有料化。ヨーロッパでは、ホテルやレストランを除けば、「トイレは有料」が常識だが、あるドライブ・インの例は、興味深かった。

 それは、トイレに入る際、自動支払機に50セントを投入すると、ハンドル・ゲートが開き、同時に領収書を兼ねたレシートが発券される。そのレシートには、30セントのクーポンが付いていて、店内で買い物をすると、レジで割引して貰える仕組み。

 日本では、公園のトイレまで拡大すると、抵抗感があるだろうが、高速道路なら、まさに、受益者負担の最たるもので、清掃費用の一助になるし、お店の売り上げにも寄与する筈。

 つぎは、現地ガイド制度。日本では、ボランティア・ガイド等が、サービスとして案内役を務めるケースが多いが、ヨーロッパには、ガイド資格を持つ者の同行を義務付ける都市が多い。当然、雇用が生まれ、地域活性化につながる寸法だ。

 更には、休日営業店課税制度。ヨーロッパでも、最近、日曜に営業する店が増えているが、それは、大抵の場合、トルコ人が経営する店で、休日営業税を払っている。

 競争店が少なければ、稼げるので、税金を上乗せするのが理に叶っている。これはヨーロッパに限らず、キリスト教圏の文化だ。

 最後に、レストランでの水の有料化。外国人の中には、お湯を希望する人もいるので、一律に「水でおもてなし」は、有難迷惑になりかねない。ちなみに、ドイツのレストランでは、ビールと水の値段が、ほぼイコールだった。

 外国人観光客のアップを目論むなら、日本人の「おもてなし」とする価値観が、彼らに奇異に映る場合があることを忘れたくない。


★北ドイツの旅(9/10)ゴスラー&カッセル

2014-10-08 08:44:25 | 旅行記

146159_2ゴスラーは、ランメルスベルク鉱山の麓に位置し、鉱山の町として栄えたハルツ地方の中心的な都市。歴代の皇帝の居留地が置かれたゆえに、美しい街並みが形成され、世界遺産に登録されている。

148153人口は、約4万人でそれ程多くないが、ドイツの大企業シーメンスの創設者の祖先が建てた「シーメンス・ハウス」を含め、多くの木組みの家が立ち並び、レトロバスが似合う落ち着いた雰囲気がただよい、郷愁を誘った。

207202最後の訪問地カッセルは、ドイツの中心に位置する都市で、グリム兄弟が30年間、暮らしながらグリム童話を書いたので、グリム兄弟博物館や展覧会、フェスティバルなど彼らにちなんだものが多く残っている。

二人は、6人兄弟の長男と二男として、裕福な家庭に生まれたが、父が早世(45歳)した後は貧困生活に一転。母親が教育熱心な人で、叔母の援助を受けながら、マールブルク大学を優秀な成績で卒業し、歴史に名声を残した。

210209また、5年に一度開催される世界最大の現代美術展「ドクメンタ」は、文化都市の座を不動にしている。その会場になっているフリデリチアヌム美術館は、大英博物館のモデルになったとも言われる。

199郊外高台にあるヴィルヘルムスヘーエ公園からは、整然としたカッセルの市街地を一望出来るはずだったが、旅の終わりを惜しむかのように、霧に包まれ霞んで見えた。