台風11号とお盆の帰省時期が重なって、各地で交通機関に影響が出たが、自然災害なので不運と諦めもつく。
29年前の今日、航空機事故で史上最多の犠牲者を出したJAL123便が墜落した。事故後、日本航空の経営体質の改革・刷新が叫ばれたが、5年前に映画「沈まぬ太陽」(原作:山崎豊子)を観た時、安全を軽視した人災との思いを強く持った。
さて、過去に経験した航空機トラブルの中で、最もこわい思いをしたのは、20年ほど前、ロス空港からホノルルへ向かう時だった。離陸を待っていたら、「何者かが、航空機内に爆発物を仕掛けた」との機内アナウンスが流れ、全員、降機させられた。
爆発物の点検後、再出発したのだが、航空機の周囲に何台ものパトカーが停車し、ものものしい警戒態勢が敷かれ、犯人らしい男が逮捕されるのを目の当たりにした。
勿論、我々の手荷物類は再度、チェックされ、再搭乗し目的地に向かったが、一人旅の気楽さよりも心細さと不安を引きずり、存分に楽しむことが出来なかった嫌な記憶が蘇った。